【イギリスのビール祭り】Wandsworth Common Spring Beer & Cider Festival~その②~

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パンフレットには、イギリスにおけるビールの歴史についての記事が記載されていました。

 

「ビールのアルコール度数は昔より強くなったのか?弱くなったのか?」というタイトルの記事でした。

 

多種多様なクラフトビールがあるイギリス。

腐らせないようにインドに輸送するため、ホップ大量に入れて防腐作用を働かせ、アルコール度数を高めにして作られたIPA(India Pale Ale)。

1970年代に、ビールを飲んでも運転できるようにするため作られたアルコール度数3%のラガー。

※イングランドの飲酒運転の制限は、血中濃度0.08%(ラガー2パイントくらい)。日本は0.03%ですので、日本に比べて飲酒運転の制限はゆるいです。

18世紀ごろのイギリスでは、当時は水を飲んでも安全ではなく、衛生的な水の代わりとして学校で子供もよく飲んでいたという、アルコール度数が低い「スモール・ビール」。

 

といったように、ビールのスタイルだけでなく、アルコール度数の幅も広いです。

 




 

醸造技術の進歩により、昔よりも幅広いスタイルのビールを醸造できるようになり、アルコール度数をコントロールしやすくなりました。

アルコール度数0.5%の健康を意識したビールであったり、アルコール度数10%のじっくり味合うスタウトなど、様々なビールが醸造されています。

昔よりビールは、強くもなり弱くもなってきたと言えます。

 

 

さて、夫婦2人で何種類飲めるのか?…頑張って挑戦してきました!

 

Best Bitter

ウェールズの首都カーディフに拠点を置く醸造所”Brains”のビールです。

1882年創立、ウェールズでメジャーなビールメーカーで、今でも創業者の子孫が経営しています。

 

アルコール度数3.7%、1892年から醸造されている伝統あるウェールズビールです。

深い琥珀色、モルトをしっかり感じ、後味には強い苦味が残ります。

お酒が弱い方でもモルトをしっかり味わえるビールだと思います。悪く言ってしまえば麦茶のような感じです。

 

 

ビールのおかわりをしに行くたびに、石造りの建物の外観が綺麗で、「イギリスの歴史ある建物で、美味しいビールをたくさん飲めてなんと幸せなことか…( ;∀;)」と感動します。

 

 

IPA

イングランド南東部にあるエセックス州に拠点を置く、”Brentwood Brewery”は家族経営の地ビールメーカーです。

英国の醸造所のうちわずか数%しか取得していないという、品質認証「SALSA plus Beer certification」を取得しているそうです。

樽生やボトル入りの本格的なエールを幅広く生産しており、醸造所でのビアフェスティバルやビール工場見学ツアーも行っています。

 

アルコール度数3.7%、軽く爽やかなセッションビターです。苦味は少なく、後味にモルトの香り、ミネラル感のある風味が残ります。

 

 

Falcon Punch

続いて、同じく”Brentwood Brewery”のビールです。

アルコール度数5.1%のアメリカンIPA。

モザイクやシトラといったアメリカ産ホップでホッピングし、ファルコナーズフライトでドライホッピングして香りづけをしています。

ドライホッピングとは、ビール製造過程の製法の1つ。ある程度発酵も終わり、ほぼ完成に近づいた熟成段階のビールに直接ホップを投入することで、フレッシュなホップの香りをつけるというテクニック)

フルーティーな香りが強く、トロピカルな味わいのビールです。

 

ビール缶のデザインにはキャプテンファルコンがデザインされています。著作権等、任天堂に許可を取っているのかは謎です(;’∀’)

任天堂の最強の法務室が動くのでしょうか…(笑)

 

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