宇宙探査展示エリア「EXPLORING SPACE」
博物館に入り、1階(イギリスでは0階)でまず目にする「ENERGY HALL(蒸気機関の展示エリア)」。
その次は「EXPLORING SPACE(宇宙探査・開発の展示エリア)」です。
ロケットから人工衛星、探査機、着陸船まで、様々な宇宙関連の展示品があります。
月に行ったアポロ月着陸船イーグルの実物大模型
1969年7月21日、アメリカの宇宙飛行士ニール・アームストロングは、月面に初めて降り立ちました。その時のアポロ月着陸船イーグルの実物大模型がこちら。
月に降り立ったのは、わずか12人。アポロ11号の司令官ニール・アームストロングがその一人目でした。
水冷式インナー
月面を歩く宇宙飛行士が、宇宙服の内側に着ていた水冷式インナー。
元々は、英国空軍のパイロットが飛行機で離陸を待つ間、涼しく過ごせるようにと開発されたスーツ。
裏地のチューブに冷水を送り込み、パイロットの体を冷やすという仕組みです。
NASAは、この英国空軍のスーツをもとに、月面を歩く宇宙飛行士が内側に着る冷却インナーを設計したそうです。
アポロ11号のフライトプラン
飛行中の乗組員の活動に関する細かいルールが定められていました。
どの操作をいつ実施するか、食事をいつどれだけの量を取るか、睡眠をいつ取るかなどが詳細に記載されているそうです。
この細かく定められたスケジュールは、打ち上げからミッション終了後に太平洋に着地するまで、最初から最後まで続いています。
アポロ11号プレスキット
NASAが出版したアポロ11号プレスキット。最初に月面に降り立ったアポロ11号の詳細が250ページにわたって掲載されています。
アポロ計画で使用されたオメガの腕時計、スピードマスター
「ムーンウォッチ」こと、高級スイス時計オメガのスピードマスター。
高級腕時計好きならば知っていて当然(?)の、あの有名な話にまつわる腕時計です。
アポロ13号が「酸素タンクの爆発」という深刻なトラブルに見舞われた際に、手動操作に切り替え、機体の軌道を修正するためにエンジン噴射をする必要がありました。
その際に、正確な時間を計測することに使われたのが、アポロ13号の正式装備品として乗組員が身に着けていた「スピードマスター」でした。
機体の軌道修正は見事成功!
それ以来、半世紀以上の間、宇宙飛行士の船外活動や宇宙機関に選ばれ続けているという、伝説を持つモデルです!
アポロ計画50周年モデルといった、節目に記念モデルを出したりと、ひとえに「スピードマスター」でも様々なモデルがリリースされています。