ロンドン メリルボーンにある蝋人形館「マダムタッソー(Madame Tussauds)」。
ハリウッドスター、ミュージシャン、政治家などありとあらゆる有名人そっくりの蠟人形がたくさん展示されています。
ロンドンの観光名所のひとつであるマダムタッソーロンドンに行ってきましたので、写真と共に紹介します!
【Location】Marylebone Rd, London NW1 5LR
マダム・タッソー館
フランス革命後に、フランスからイギリスのロンドンへ移り住んだ蝋人形彫刻家のマリー・タッソーが、
1835年にロンドンのベイカー・ストリートに創立した蠟人形の館です。
以来200年間、彼女の蝋人形の博物館は人気を博し、ニューヨーク、ベルリン、ワシントン D.C. をはじめとする世界各地に分館があります。
ハリウッドスター、ミュージシャン、歴史上の人物、各国の政治家、スポーツ選手などを精巧に再現した蠟人形が多数展示されています。
かつてはプラネタリウムとして使用されていた建物ということもあり、半球形で印象的な見た目をしています。
1761年に、マリー・タッソーはマリー・グロシュルツ(Marie Grosholtz)として、フランスのストラスブールで生まれました。
軍人であった父親ジョセフ・グロシュルツは彼女が生まれる前にすでに戦死。母親はスイスのベルンに移住し、優秀な医者であり蝋人形師であるフィリップ・クルティウス博士のもとで働くことになります。
1770年、クルティウスはパリに移り住み、商業的エンターテインメントにその蠟人形師としての才能を発揮することになります。
クルティウスはマリーに蝋人形細工の技術を教え、マリーはクルティウスを手伝いながら、蠟人形師としての才能を開花させていきます。
パリで蝋人形展示会が開催されていた時、展示会を訪れたルイ16世の妹エリザベートに、クルティウスがマリーを紹介。そのことがきっかけで、マリーはエリザベートの蝋人形教師として、ヴェルサイユ宮殿に居住することとなりました。
ルイ16世、マリー・アントワネット、といったフランス王室をモデルにした蠟人形の展示は当時人気を博しました。
当時ファッション雑誌なんてものが無かった時代です。蠟人形館で観ることができる王室のファッションは、当時の上流階級の人々にとっては流行の最先端だったそうです。
1789年、マリーとクルティウスはフランス革命に巻き込まれることとなります。
王党派(王制を支持する政治党派)であるという疑いでマリーは逮捕され、牢獄に入れられギロチン処刑を言い渡されてしまいますが、その蝋細工の高い技術ゆえに処刑を免れました。
マリーはギロチンの犠牲者のデスマスクを作る仕事に就かされたそうです。
お世話になった王室関係者や友人たちのデスマスクを作るというのは、さぞ辛い仕事だったかと思います…。
1794年にクルティウスが死去したとき、自ら制作した蝋人形のコレクションを遺産としてマリーに託し、現在のマダムタッソー館の起源となります。
マダムタッソーに行ってきた
せっかくのロンドン生活、マダムタッソー館へ行ってきました。
最寄り駅はベイカーストリート駅。
イギリスの小説家、アーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズで、主人公シャーロック・ホームズが住んでいたベーカー街(ベイカー・ストリート)ですね!
駅行内にはいたるところに、ホームズのデザインがあります。
地下鉄から出たらすぐのところに、シャーロックホームズの像がありました。
駅から歩くこと数分、マダムタッソー館に到着しました。
オンライン予約のチケット料金は30.5£(4,500円くらい)です。
当日チケットは34£(5,100円くらい)。600円ほど安くなりますし、当日スムーズに入館することもできるためオンライン予約がおすすめです。
さらにお得なのは、その他のロンドン観光名所のチケットがセットになったものです!
いくつかの観光名所のチケットが、お得なセットになって販売されています。チケットの組み合わせ方・それぞれの日程は自由に選べます。
出典:https://www.visitsealife.com/london/tickets-prices/ways-to-visit/combination-tickets/
今回は、3か所の観光名所のチケットセットで、水族館・ロンドンアイ・マダムタッソーへと行ってきました。
料金は60£(約9,000円)、個別で購入するより47£(約7,000円)ほどお得です。
入館してエレベーターで上の階にあがると、レッドカーペット?のような道が続いています。
最初にこちらの蠟人形が出迎えてくれました。本物の人かと思って、ベタにびっくりしてしまいました。
続いて、ハリウッドスターの蠟人形が展示されているエリアにやってきました。
モーガン・フリーマンの蠟人形。顔のしわがリアルですね。
蠟人形の周りには囲い等なにもなく、間近でまじまじと観察することができます。(もちろん作品に触れるのはNG)
ニコール・キッドマン
御年54歳ですから、若かりし頃のニコール・キッドマンの蠟人形でしょうか。
背中が大胆に開いたドレス。失礼して背中を撮影してきました(;’∀’)
しみ?そばかすや肌の質感が、生きている人間のようです!