【英国式伝統アフタヌーンティー】本場英国の高級アフタヌーンティー@エガートンハウスホテル

イギリス
この記事は約9分で読めます。

 

日本でも人気のアフタヌーンティー。イギリス・ロンドンで、伝統的な英国式アフタヌーンティーを楽しんできました!

五つ星ホテルであるエガートンハウスホテルのアフタヌーンティー「ベスト・オブ・ブリティッシュ・アフタヌーンティー」。

アフタヌーンティーの内容、料金、雰囲気、伝統的なケーキ・サンドウィッチなど、写真と共に紹介します。

 

アフタヌーンティー・英国の喫茶習慣

英国の喫茶習慣・貴族文化から生まれた、紅茶と共に軽食やお菓子を食べる習慣「アフタヌーンティー」。第7代ベッドフォード公夫人アナ・マリアが発明したそうです。

日本でも人気で、インスタグラムでは「#ヌン活」というハッシュタグで、全国各地のアフタヌーンティーの写真をインスタグラマーが投稿していたりしますね。

 

英国でこのような喫茶習慣が流行った理由は

1つめは、女性向けの社交の場として。

2つめは、当時の英国貴族は夜の21時くらいまで劇・オペラ鑑賞するため、食時間が遅くなることが多く、夕食までの腹ごしらえとして。

などと言われています。

 

英国では様々なタイプのアフタヌーンティーがあり、価格帯も幅広いです。(さすが階級社会…)

ドレスコードがあるような高級ホテルなどの優雅なティールームのアフタヌーンティーは50~75£(7,500~11,000円くらい)ほどします。さらにシャンパンなどのオプションを付けると、さらに料金は高くなります。

気軽なカフェ・ティールームでは、13~25£(2,000~4,000円くらい)で楽しむことができます。

 

2人で30£(4,500円くらい)の、街中にあるカフェチェーン店の、気軽に楽しめるアフタヌーンティーを体験記はこちら↓

パティスリーヴァレリー【庶民派?英国アフタヌーンティー】
「ヌン活(ぬんかつ)」という言葉が日本で使われているように、英国の喫茶習慣である「アフタヌーンティー」は日本でもおなじみです。 せっかくの英国暮らし、本場英国のアフタヌーンを経験してみることにしました。 今回は、庶民派ア...

 

2人で180ポンド(約29,000円)!英国のアフタヌーンティー・アワードで、ベスト・トラディショナル・アフタヌーンティー賞を受賞した、サヴォイ・ホテルのアフタヌーンティー体験記はこちら↓

【英国高級ホテルのアフタヌーンティー】テムズ・フォイヤー(The Thames Foyer)
5つ星ホテル「サヴォイ・ホテル」、ティールーム「テムズ・フォイヤー」 コベント ガーデンの近く、テムズ川を望む場所に建つ、ロンドンの5つ星ホテル「サヴォイ・ホテル(The Savoy)」 その歴史...

 

喫茶習慣が根強いためか、街中のカフェの数が多い印象です。

また、スーパーのお菓子売り場が広く、クッキーひとつとってもたくさんの種類があって驚きます。クッキーだけで2列くらい陳列棚があります(;’∀’)

スーパーで日常的に買えるお手頃なお菓子も、こちらの記事で紹介しています↓

【英国のお菓子】スーパーで買えるお菓子紹介①
喫茶習慣が根強い英国。紅茶だけでなくお茶菓子もお土産に人気です。 今回は、イギリスのスーパーでお手軽に買えるお菓子を、写真と共に紹介します! 有名なもの、伝統的なもの、ばらまきお土産におすすめなもの…実際に食べてみておす...
【英国のお菓子】スーパーで買えるお菓子紹介②
喫茶習慣が根強い英国。紅茶だけでなくお茶菓子もお土産に人気です。 今回は、イギリスのスーパーでお手軽に買えるお菓子を、写真と共に紹介します! 有名なもの、伝統的なもの、ばらまきお土産におすすめなもの…実際に食べてみておすすめしたいも...

 

 

エガートンハウスホテル(Egerton House Hotel)

サウス・ケンジントン地下鉄駅から歩いてちょうど10分、ロンドンのナイツブリッジ(Knightsbridge)にある静かな庭園を見渡せる豪華5つ星ホテル

1843年創業!老舗高級ホテルです。宿泊費は1泊1,000ポンド(約17万円)~。

バッキンガム・パレス、自然歴史博物館、ロンドンの老舗高級デパート「ハロッズ」が歩いて行ける距離にあり、観光名所へのアクセスもばっちりです。

 

Youtube動画でも紹介しています。よろしければ、ご視聴・チャンネル登録・いいね、よろしくお願いいたします(^^)/

 

ホテルに行く道中の街並みも綺麗です。

 

上品なアンティーク家具に囲まれた空間。内装も素敵です。

 

 

ベスト・オブ・ブリティッシュ・アフタヌーンティー(Best of British Afternoon Tea)

今回行ってきたアフタヌーンティーは、エガートンハウスホテルの「Best of British Afternoon Tea」。伝統的な英国式のアフタヌーンティーが楽しめます。

料金は75ポンド/人。そこに15%のサービス料がかかって86.25ポンド(約14,500円)/人。予約時にデポジットとして20ポンド/人の支払いが必要でした。

 

ちなみに、前回のエガートンハウスホテルのアフタヌーンティーは、

『ふしぎの国のアリス』をに登場する、風変りなお茶会(マッド・ティーパーティー)を開いている帽子屋(ハッタ―)、をテーマにしたアフタヌーンティー「The Hatter’s Tea Party」でした。

 

メニューはこちら。

紅茶は、ケーキ用・スコーン用として、2回にわけて1人2種類注文できました。

 

Best of British Afternoon Tea」が登場。

サンドウィッチは5種も。

ケーキ・ペストリー。

 

ティーカップ、お皿はvilleroy&boch

ドイツの食器ブランドです。「食器は毎日使って楽しむもの」「日常にこそ上質なものを」という考え方をベースにしており、創立から270年以上、世界の人々に愛され続けています。

日本では皇后雅子様がお嫁入りの道具(食器)として選ばれ、有名になったそうです。

 

フォーク・ナイフなどのシルバーウェアは、Arthur Price(アーサープライス)

100年以上の歴史と伝統をもつ英国王室御用達のシルバーウェアブランドです(*_*)

 

色とりどりフィンガーサンドウィッチたち。パンはフワフワもちもちです。

イギリスのアフタヌーンティーでは、必ずと言っていいほど出てくる定番のキュウリのサンドウィッチ

アフタヌーンティー文化が誕生した19世紀当時のイギリスでは、実はキュウリは超高級食材。

気温が低く日照時間が少ないイギリスでは、年間を通してキュウリを育てるのは困難だったそうで、温室で頑張ってキュウリを育てていたとか。

英国貴族にとっては、キュウリは財力を示す立派なステータスシンボルであり、キュウリのサンドウィッチをアフタヌーンティーに出すことは最高のおもてなしとされていました。

 

イギリスを代表するプディングの1つ「トライフル(Trifle)」

スポンジケーキ、生クリーム、フルーツ、カスタード、ゼリーなどを何層も重ねて作られます。宴会・お祝いの席では定番のデザートだとか。

英国の伝統的なプディングの1つで、なんと16世紀の文献にすでにレシピが記載されていたそうです。

 

ピンクと黄色の市松模様が綺麗なこちらは「バッテンバーグケーキ(Battenberg cake)」

1884年、ビクトリア女王の孫娘と、ドイツのバッテンバーグ(バッテンベルク)家のルイス・アレグザンダー・マウントバッテンとの結婚を祝うために作られたケーキなのだそうです。

英国王室にまつわる、イギリスらしいケーキです。

【イギリスのお菓子】バッテンバーグケーキの由来
妻ゆーこです。 アフタヌーンティーの発祥の地であり、喫茶習慣が根強いイギリス。 可愛くて美味しい、多種多様なお菓子があります。 今回はそのお菓子の一つ、イギリス王室にも関連がある「バッテンバーグケーキ」について紹介...

 

英国王室といえば、

2023年5月はイギリスの一大イベント、英国王チャールズ3世の戴冠式がありました。

パレードやコンサート、パーティーが開催されたり、百貨店・スーパーが関連グッズを販売したりと、ロンドンの街中がお祝いモードでした。

 

イギリスの老舗百貨店リバティロンドンの、戴冠式記念タペストリーキット。

ロイヤルパープルと国花をあしらった上品なデザインです(^^♪

 

英国陶器メーカー「エマ・ブリッジウォーター(Emma Bridgewater)」の、戴冠式記念マグ。

 

エマ・ブリッジウォーターの工場・ショップ・アウトレットに行ってきた体験記はこちら。

【英国陶器ブランド】エマ・ブリッジウォーター(Emma Bridgewater)
イギリスの陶器ブランドの「エマ・ブリッジウォーター(Emma Bridgewater)」 ハンドメイドの、カラフルな水玉模様の陶器で有名です。 工場まで行ってきました。カフェや、お得なセカンド(二級品)商品、絵付け体験な...

 

こちらのイギリスのティールームで定番の「コーヒー&ウォールナッツケーキ(Coffee and walnut cake )

コーヒーとクルミのケーキです。クリームは、バター・砂糖・コーヒーを混ぜて作られます。コーヒーはもちろん、紅茶にも合うケーキです。

 

濃厚な「チョコレートタルト(chocolate tart)

 

レモンドリズルケーキ(Lemon drizzle cake)

「Drizzle = 霧雨」と名がついているのは、焼きあがった後のケーキにたっぷりとレモンを振りかけて作るためだそう。

爽やかなレモンの酸味と、バターの甘い香りを楽しめるさっぱりとしたケーキです。

 

スコーンは頃合いを見て、熱々の状態で持ってきてくださいました。

プレーン・干しぶどう入りの2種類。1つが大きいです!

 

食べきれない分はドギーバッグに詰めてもらい、持ち帰ることができます。

箱だけ渡されて自分で詰めることが多い印象ですが、エガートンハウスホテルではスタッフさんが一度皿を下げてドギーバッグに詰めて持ってきてくれました。

ケーキ・スコーンごとに箱をわけてくれており親切ですね(*’▽’)

 

ちなみにこのお持ち帰り用のバッグが、ドギーバッグ(doggy bag)と呼ばれる由来は、

「家に帰って犬に食べさせるんです~」という建前で持ち帰るためだそうです。

 

以上、エガートンハウスホテルの伝統的な英国式アフタヌーンティーでした。

ザ・リッツやサヴォイホテルなどの、他のロンドンの人気アフタヌーンティーと比べると、テーブルの数が少なく、落ち着いた静かな空間です。スタッフさんの目が行き届いており、不便なく心地良い時間を過ごせます。

シーズンごとのスペシャルアフタヌーンティー、不思議の国のアリスをテーマにしたアフタヌーンティーなど、頻繁に内容が変わるのも楽しいです♪

ロンドン観光の際はぜひ!人気なので早めの予約をおすすめします。

 

英国老舗百貨店ハロッズ (Harrods)|セール品を買ってみた
ロンドン中心部のナイツブリッジにある、老舗高級百貨店「ハロッズ (Harrods) 」 10万平方メートル以上の売り場面積、イギリス最大の高級百貨店です。かつては王室御用達の指定を受けていたこともあり、高品質・高級ブランドの商品が並び...

 

【英国高級ホテルのアフタヌーンティー】テムズ・フォイヤー(The Thames Foyer)
5つ星ホテル「サヴォイ・ホテル」、ティールーム「テムズ・フォイヤー」 コベント ガーデンの近く、テムズ川を望む場所に建つ、ロンドンの5つ星ホテル「サヴォイ・ホテル(The Savoy)」 その歴史...

 

タイトルとURLをコピーしました