【ドイツ旅行記】ベルリン観光①おすすめ観光スポット

ドイツ
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ドイツの首都「ベルリン(Berlin)」。

年間約1300万人の観光客が訪れる人気観光地でもあり、東西分断、冷戦時代の歴史を色濃く残す街です。そんなベルリンへ旅行してきました!

観光名所・見どころ・おすすめビアホール(ブラウハウス)ホテルなど…写真と共に紹介します!

 

ベルリンってどんな街?

ドイツの首都、ベルリン(Berlin)。

ドイツ北東部にあるドイツ最大の都市で、人口は約370万人。横浜市と同じくらいの人口です。

また、1990年に崩壊した「ベルリンの壁」で知られているように、大戦時に西と東に分断された過去を持ち、冷戦時代の歴史が残る都市でもあります。長い激動の歴史を物語る、記念碑や歴史遺跡がたくさん現存しています。

年間約1300万人の観光客が訪れる人気観光地でもあり、ヨーロッパ内の航空や鉄道交通の中枢でもあります。

Uバーン(地下鉄)やSバーン(近郊鉄道)、トラムなど、公共交通機関が発達しています。観光名所へのアクセスが良いため、旅行スケジュールが短い場合でも観光しやすいのが嬉しいポイントです。

 

主な産業は、観光・サービス産業の他に、IT、生物工学、メディア産業など。現在では、文化やテクノロジーが融合した世界都市となりました。

 

夏の平均最高気温は約22℃。冬の平均最高気温は5℃、平均最低気温は0℃。-10℃を下回ることもあるそうです。

観光のベストシーズンは6~9月頃と言われています。ヨーロッパの夏は日が高く、21時ごろも明るいため、遅い時間まで長く観光できるメリットがあります。

しかし、今回は冬のシーズンに行ってきました。ベルリンのクリスマスマーケットを巡りたかったためです。

クリスマスマーケット巡りの際は、暖かく着込んでいくことをおすすめします。耳が隠れるようなニット帽・手袋はマストアイテムです(;’∀’)

ベルリンのクリスマスマーケット巡りについては以下の記事で紹介しています↓

 

 

観光名所・見どころ紹介

そんなベルリンの、観光名所・見どころの一部を紹介します。

 

Youtube動画でも紹介しています。よろしければ、ご視聴・高評価・チャンネル登録等、お願いいたします!

 

ベルリンの壁 / イーストサイド・ギャラリー

東西冷戦時代の象徴ともいえる「ベルリンの壁(独: Berliner Mauer)」。

壁は、1961年に東ドイツ政府によって、ベルリンの中心部を分断する形で作られました。

壁が作られた目的は、東ドイツの国民が国外へ流出するのを防ぐため。東ドイツの経済状況が悪化したため、豊かな生活を求めて、経済成長を続けていた西ドイツへ逃げる国民が多かったのだそうです。

 

最寄り駅の「U Schlesisches Tor」から歩いて行きました。

ベルリンの壁までの道中に「オーバーバウム橋」を渡りました。

1896年に開通した2層構造の橋です。下層が道路橋、上層が鉄道橋となっています。

こちらもベルリンの壁同様に、東西ドイツを隔てる橋だったそうです。

 

ベルリンの壁の高さは3メートル、長さはなんと155kmもあります。

当時の壁の周辺には、見張りの兵士はもちろん、地雷や有刺鉄線があったり、番犬が放してあったり。西ドイツへ逃げる壁越えは命がけでした。

 

1989年に取り壊されるまで、28年間もベルリンの街を分断していました。

そんなベルリンの壁は、ある男の勘違いによって崩壊したという話は有名ですね。

東ドイツの政治家シャボウスキーが記者会見で「国民に、東ドイツからの出国を認める」と発言。しかし、本当は一部の国民に限るものであり、翌日まで発表してはいけない情報だったにも関わらず、いろいろと勘違いしたまま発表してしまいました。

その情報をきっかけにベルリンの壁は崩壊。「歴史上最も素晴らしい勘違い」とも言われています。

 

当時のままで残っている壁は、アートスポット「イーストサイド・ギャラリー(The East Side Gallery )」となっています。

シュプレー川沿いにある野外ギャラリーで、約1.3kmの壁に直接アートが描かれています

世界21カ国から100名以上のアーティストによって、平和を願うものや冷戦時代を描いた作品が制作されました。

こちらの有名な作品、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

旧ソ連のブレジネフ書記長と旧東ドイツ社会主義統一党のホーネッカー書記長のキスをしている作品です。旧ソ連と旧東ドイツの密接な関係を皮肉で描いているそうです。

 

その他にも、たくさんの作品が。

アート作品の名前と作者も記載されています。QRコードで読み取ることができるとは、現代的ですね。

もっとぶ厚い壁を想像していましたが、実物は思っていたより薄い造り。

日本風の作品も。

ベルリン生まれのトーマス・クリンゲンシュタインの「日本を学びたい、旅したい」という幼い頃からの夢を描いた作品。

ベルリンの壁が開き、日本の富士山と五重塔が見える構図。かつて他の国へ自由に行き来することができなかった当時のベルリンの人々に反して、この作品は自由な旅をテーマに。そして異文化に対してオープンであることを訴えているメッセージ性があります。

 

壁だけでなく、所々にアートのような落書きのようなものが。

また、近くには、ベルリンの壁に関する歴史を学べる壁の博物館(Das The Wall Museum an der East Side Gallery)があります。

 

 

チェックポイントチャーリー

ベルリンの壁と並ぶ東西分断を象徴する歴史的なスポット「チェックポイント・チャーリー(Checkpoint Charlie)」。

ベルリンが東西に分断されていた当時、東西を横断するために通行するためのゲート・国境検問所です。1945年から1990年まで存在していました。戦後に1度は撤去され、現在のものは復元されたもの。

ちなみに、チャーリーという名称はだれかの名前ではなく、NATOフォネティックコードの「C」に当たる”Charlie”から取られたものであり、国境検問所Cというような意味です。

 

アメリカ兵の写真は旧ソ連地区側を、ソ連兵の写真は旧アメリカ地区側を向いて掲げられており、当時のようにお互いを監視し合っています。

こちらの写真は、旧東ベルリン側(旧ソ連統治区域)から旧西ベルリン(アメリカ統治区域)側を見た景色です。米軍軍服を来た兵士の写真が見えます。

 

こちらは逆に、旧西ベルリン(アメリカ統治区域)側から旧東ベルリン側(旧ソ連統治区域)側を観た景色。旧ソ連の軍服の兵士の写真が見えます。

 

ちょうどクリスマスの時期だったため、大きなクリスマスツリーがありました。ツリーの飾りはウクライナ国旗。

先の大戦を経験しても、未だなお争い続けている世界。かつての東西冷戦時の代名詞のような場所に、平和を願ったクリスマスツリー。なんとも複雑な気持ちになります。

 

検問所跡地のすぐ隣には、1963年に開館した「チェックポイント・チャーリー博物館」があります。

冷戦によって東西に分断された人々、自由のため東から西へ命がけで脱出した人々などの歴史を知ることができる博物館です。トンネルや、飛行船、潜水艦までをも使って西側へ逃亡を試みるものがいたそうです。

 

 

【世界遺産】ブランデンブルグ門

200年以上の歴史を持つ、東西ドイツ統一の象徴「ブランデンブルク門(独: Brandenburger Tor)」。

かつてプロイセン王国の首都ブランデンブルクに通ずる道に門があったということで、その名前で呼ばれるようになりました。

関税門として使用され、ベルリンを出入りする物資に関税を課していました。ブランデンブルク門を含め、全部で18か所に同様に関税門が設置されていたそうです。

後に、税関壁の取り壊しで門も取り壊される中、このブランデンブルク門は残され現在に至ります。

また、こちらも冷戦時代には東西ドイツの境界線として利用されていました。

 

高さは約25メートル、幅約65.5メートル、奥行きは11メートル。新古典主義様式の巨大な門。

門はギリシャ・アテネにあるアクロポリス入口の門「プロピュライアの門」を真似て作られたそうです。

こちらがギリシャのアクロポリスの門「プロピュライアの門」↓

現在のプロピュライア門は徐々に復元されてきていますが、モデルにした当時は一部しか残っていなかったため、無い部分を想像してベルリンに再現したのだそう。門の上部にある像は勝利の女神ヴィクトリア。

ドイツ東西の分離と統合のシンボルとして、ドイツのユーロ硬貨(50セント、20セント)の裏面にも彫られており、ドイツ国民にとって重要な意味を持つ建造物であることがわかります。

 

夜はライトアップされ、また違った素敵な雰囲気に。

 

門をくぐった西側にはパリ広場があります。広場からみたブランデンブルク門はこちら。

 

最近では、環境活動家により塗料を吹きかけられたニュースで話題になりました。

<出典:TBS NEWS DIG Powered by JNN>

 

国会議事堂/ドイツ連邦議会議事堂

ドイツ連邦議会の議場「国会議事堂 / ドイツ連邦議会議事堂(独:Reichstagsgebäude)」。

10年の歳月をかけて1894年に完成した建物です。第二次世界大戦では徹底的に破壊されましたが、1999年に修復されました。

先ほどのブランデンブルク門からすぐの場所にあります。

議事堂頂上の近代的なガラスドームが特徴的です。重厚な石造建築に、開放的なガラスのドームという不思議な組み合わせ。

ドームのガラスは太陽の動きにあわせて角度が変わる仕組みになっており、屋内を常に明るい自然光で満たすよう設計されている。そのため、重たく冷たいイメージがある石造建築の屋内にもかかわらず、開放感があります。

「市民に開放された今日のドイツ政治」というイメージを議事堂によってアピールしているのだそう。また、ガラスドーム内は通路があり、そこからベルリン市街が一望できるようになっています。

 

国会議事堂の屋外には、記念碑や美術作品などがあり、そちらも見ごたえがあります。

「ナチスの犠牲になった96人の議員を記念するパブリックアート」。

96枚のプレートが垂直に並べられています。プレートの縁には、議会議員個人の名前や生没年が刻まれています。

 

イスラエル人アーティストによってデザインされた「ナチス犠牲者のための記念碑」。

暗い円形の水たまりの中央に置かれている三角形の石は、強制収容所の囚人がつけなければならなかったバッジにちなんでいるそうです。プールの縁には詩「アウシュヴィッツ」がブロンズ文字で書かれています。

 

 

アレキサンダー広場

旧東ドイツ時代の中心地であり、今のベルリン最大級の公共広場「アレキサンダー広場/アレクサンダー広場(Alexanderplatz)」。

1805年にロシア皇帝のアレクサンドル1世がベルリンを訪れたことを祝って、この名前となりました。また、ベルリンの壁崩壊の直前に、東ドイツ最大のデモが行われた場所としても有名。

 

駅のすぐそばにある大きな広場です。Uバーン、Sバーン、トラムなどが乗り入れ、人通りが多く賑やか。

ベルリン大聖堂や、世界遺産でもある博物館島へも徒歩圏内です。

 

戦後再開発され、現在は周辺に現代的な建物や、デパート、ショッピングモールの他、テレビ塔やウーラニアー世界時計など観光名所もあります。

 

訪問したタイミングはクリスマスシーズン。広場にはクリスマスマーケットが準備されていました。

ドイツのクリスマスマーケットでよく見かける、こちらの木造のプロペラがついた塔は「クリスマスピラミッド」と呼ばれるもの。

クリスマスツリーの原型になったと言われているそうです。

 

 

ベルリンテレビ塔

1969年にオープンした地上高368mのタワー「ベルリンテレビ塔(独:Berliner Fernsehturm)」。

市内でひときわ目立つこちらの塔は、東西分断当時の東ドイツによって建設されました。近代的な建築物に見えますが、作られたのは1969年!当時、あんな高い場所に球体の展望台を作るとは、なかなか奇抜なアイデアです。

この時代に、西ドイツで建設された世界初のコンクリート製テレビ塔・シュトゥットガルトテレビ塔と同じ構造で、かつ、シュトゥットガルトテレビ塔よりも高いということで、東ドイツの工業力の高さを示すものでした。

 

約200mの地点の球体の部分には、展望ギャラリーや回転レストラン。20分で360度回転するようになっています。

展望台からはベルリン市内を一望できる人気観光名所で、年間100万人以上の観光客が訪れるのだそうです。

チケット料金は、22.5~45ユーロ。入場料だけ含むチケットや、バーへの入場券やVR体験なども含むチケットなど、オプションにより値段が異なるようです。

公式サイト<https://tv-turm.de/en/tickets-and-bundles/

ベルリン観光ベストシーズンの夏は、行列ができ入場制限されることもあるそうです。混雑が予想される時期に訪問する場合は、事前にチケットをオンライン購入することをおすすめします。

 

 

ウーラニアー世界時計

アレクサンダー広場にある世界時計「ウーラニアー世界時計(独:Urania Weltzeituhr)」。

1969年の建立以来、観光名所や待ち合わせ場所となっています。

世界時計の高さは10m、24の区切りで世界各国の時刻を表示。上部には太陽系の天体模型?のようなオブジェクトが乗っています。こちらは1分に1度回転する造りになっているそう。

そのタイムゾーンの主要都市の名前が刻まれています。各都市の名前の下にある数字が、その年の現在時刻です。

こちらの場所で「現地時間の24時ちょうどにカップルが手をつなげば、永遠に一緒になれる」というジンクスがあるそうです。

 

 

次回記事

その①に続き、次回その②記事でも引き続きベルリンの観光名所・見どころを紹介します。

 

 

その③記事では、「食べ物・レストラン

その④記事では、「ホテル・旅費・街ブラを紹介します。

 

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