たくさんの種類のクラフトビールがあるイギリス。
そんなイギリスで開催される、春のビアフェスティバルに行ってきました。
前回記事に引き続き、ビールとお料理について、写真と共に紹介します!
会場の雰囲気については、前回記事で写真たっぷりで紹介しています。
よろしければご覧ください↓↓
Wandsworth Common Spring Beer & Cider Festival
イギリス、ロンドン南部にあるワンズワース(Wandsworth)で、開催される「ワンズワース・コモン・ビア&サイダーフェスティバル」。
毎年、春に開催されるこのスプリング・ビア&サイダーフェスティバルは、今年2022年で12回目を迎えます。
Still 10 tickets for tomorrow nights Preview Night at Wandsworth Common Beer Festival available £40 includes glass, programme and ALL beer ALL night. With beer normally £4-£10 you only need to have 4 or 5 pints to break even. Plus the luxury of no queues.https://t.co/0fq0qXzzOA pic.twitter.com/olhodnmjE1
— Wandsworth BeerFest (@WandsworthBeer) March 29, 2022
このビアフェスティバルでは、100種類以上のビール・シードル(イギリスではサイダー”Cider”と呼ばれる)を飲むことができます。
新しいエール、地元のエール、入手困難なエールなど多数。 ヴィクトリア朝時代の歴史ある建物の中で、歴史あるビールのセレクションを楽しむことができます。
Wandsworth Common Beer & Cider Festival starts tomorrow March 30th-April 2nd Got YOUR ticket? https://t.co/0fq0qXzzOA @Harveys1790 @bathales @TheCronxBrewery @ascotbrewing @SirenCraftBrew @TitanicBrewers @Thurstonsbrew @RedCatBrewing @RamBrewery @BeaconHotel @HogsBackBrewery pic.twitter.com/8bBaMuK3co
— Wandsworth BeerFest (@WandsworthBeer) March 29, 2022
イベント期間
イベントは水曜日から土曜日まで、4日間開催されました。
エールやサイダーだけでなく、おつまみとして合う食べ物もたくさん用意されています。また、イベント期間中は、地元のバンドやアーティストによるライブ演奏が行われ、大盛り上がりの雰囲気の中、イベントを楽しむことができます。
ビールだけでなくワインやソフトドリンクも用意されており、炭酸ばかり飲むのが苦手な方・お酒はそんなに強くない方でも楽しめるような配慮がされています。
チケット料金
”プレビューナイト”と呼ばれるイベント初日の水曜日は、
18時から23時まで滞在することができ、全てのビール・サイダー(リクエストがあればワインも可)を飲むことができるプランで35£(約5,300円)。
翌木曜から最終日の土曜は、
13時から23時まで、入場料+最初の一杯(1パイント)を含むプランで12£(約1,800円)。追加分は都度、支払って注文することとなります。
ビールの各銘柄ごとに、値段が設定されており、写真のようにわかりやすく掲示されていました。
ロイヤル・ヴィクトリア・ペイトリアティク・ビルディング
「…Historic beers at an historic building(歴史あるビールを歴史ある建物で~)」のうたい文句が添えられている通り、
ビール祭り会場である、ロイヤル・ヴィクトリア・ペイトリアティク・ビルディング(Royal Victoria Patriotic Building)には面白い歴史があります。
【Location】John Archer Way, London SW18 3SX
スコットランドのバロニアル様式と、フランスのシャトー・スタイルを組み合わせた、ゴシック・リバイバル様式のヴィクトリア朝の大型建築物です。
建築家ローデ・ホーキンス少佐の設計で、グレードII(著名な建造物として登録されている建物)に指定された建物です。
1859年、クリミア戦争で戦死した兵士の未亡人や孤児のために、アルバート公の王立愛国基金からの資金で建てられました。
第一次世界大戦中は、王立陸軍医療部隊のための病院として使用され、
第二次世界大戦中は、拘留および尋問センターとしてMI5・MI6が使用し、スパイキャッチャーと呼ばれる尋問官たちにより、英国へと逃れる難民の中から8人のスパイが捕らえられたのだそうです(;’∀’)
ドイツの軍人であり、ヒ〇ラー内閣大臣であったルドルフ・ヘスは、ここの建物の地下室に数日間監禁されたのだとか…。
歴史ある建物なんですね~。
Heritage Brewery aims to recreate classic beers of the past for a modern audience. Charrington's IPA once Britain's largest selling beer is available at the Wandsworth Common Beer festival March 30th-April 2nd. Find out what dad's IPA tasted like in 1970. https://t.co/0fq0qXzzOA pic.twitter.com/C2OQCKWCsN
— Wandsworth BeerFest (@WandsworthBeer) March 29, 2022
その後、荒廃し廃墟となったこの建物をわずか1ポンドで購入した起業家ポール・タットンが修復し、
現在は、アパート、中小企業事務所、レコーディングスタジオ、レストランなどが入居する建物となっています。
このレストラン「Le Gothique Restaurant & Bar」が、ワンズワース・コモン・ビア・フェスティバルを開催しています。2021年春からは、レストラン店長の息子さんが引継ぎ、ビール祭りをこれからも開催していくようです。
会場の様子は、YouTube動画でも紹介しています。
ビールと料理
イギリスの4か国(イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド)のビールを一度に飲むことができる贅沢なビール祭り。
さらに、イギリス国内だけでなく、スカンジナビア、ベルギー、フランス、イタリア、オランダ、ドイツからのビールも提供されていました。
毎年、春の祭典では、ゴールデンエールを主に取り扱うそうです。