フランスの首都、華の都パリ。観光はもちろん美食・芸術も楽しめる人気観光都市です。
そんなパリへ、夫婦で4泊5日旅行をしてきました。
ルーブル美術館・ディズニーランドパリなどの定番の観光名所、おすすめグルメ、費用など、写真と共に紹介します。
前回、その①②記事では、パリ周辺の有名観光名所・見どころを紹介しました。
今回その③記事では、レストラン・カフェ・名物料理などの「グルメ・食べ物」を紹介します!
グルメ・食べ物紹介
実際に行ってきた飲食店を、写真と共に紹介します。
①カフェ・ド・ラ・ぺ ②アンジェリーナ ③デュ・パン・エ・デジデ ④越前そば東郷 ⑤日本食aki ⑥ラーメンサッポロ
【フランス料理レストラン】カフェ ド ラ ぺ
パリ9区の、カプシーヌ通りとオペラ広場の交差点の角にある歴史あるレストラン「カフェ・ド・ラ・ぺ(Café de la Paix)」。
“la Paix”は「平穏・癒し・安らぎ」といった意味なので、店名の”Café de la Paix”は安らぎのカフェという意味でしょうか。
オペラ座ことオペラ・ガルニエのすぐ近くにある、インターコンチネンタルホテル付属のレストランです。ホテルの朝食会場でもあるため、朝はビュッフェ形式で提供されています。
年中無休営業。
ナポレオン3世の時代、1862年創業の歴史あるレストランで、ナポレオン3世様式で設計された店内はクラシカルな雰囲気です。「パリの名所400選」に選ばれているとか。
王族・文豪・ハリウッド俳優など、数々の著名人が訪れています。
ミシュランの星を獲得したシェフが、総料理長を務めています。お料理は伝統的なフランス料理。
また、レストラン利用だけでなく、お茶を楽しむカフェ利用にもおすすめです。テラス席もありました。
店内は100席以上はありそうなほど広いですが、お客さんはいっぱい。行列ができていましたので、観光の時間に余裕がない方は予約して行くことをおすすめします。
お店の外から見えるショーケースには、たくさんのシーフード。メニューには、シーフード盛り合わせ料理もあります。
バーカウンターの雰囲気も素敵です。
こちらのお店でぜひ食べたいのが、看板メニューである「カフェ・ド・ラ・ぺのミルフイユ」!
バニラの香りが強いクリームと、サクサクでバターの香りがふんわり香るパイ生地。上品な甘さ、絶品のミルフィーユです!
メニューはこちら。ランチの時間帯に訪問しました。
注文したのは、創業160周年を記念した「MENU HISTORIQUE 160 ANS」というコースです。昼も夜も両方で提供されているメニューのようです。
シャンパンが1杯ずつついてきます。
スターターは「チキンのコンソメスープ」
メインディッシュは「ヒラメ(turbot)のステーキ、”グランヴィラージュソース」
分厚いヒラメの身は、ほろほろと柔らかく、うま味たっぷりでおいしいです!付け合わせのポテトも甘くおいしかったです。
ソースは、ヒラメ・白ワイン・エシャロット・バターなどから作られているそうで、超濃厚でした。
デザート「クリームブリュレ」。クリームも上に乗っているアイスクリームも、バニラビーンズたっぷりです。超濃厚!
こちらのお店の名物デザート「カフェ・ド・ラ・ぺのミルフイユ」。
このミルフィーユだけでも食べる価値ありです。それほど美味しかったです。
食後のコーヒー・紅茶と一緒に出てきたお菓子。
コースは92ユーロ/人、食後のコーヒーは3ユーロ/人。2人でお会計は190ユーロでした。
ランチにしては高い値段ですが、パリの中心地にあるお店で、料理も美味しかったですし、
なにより著名人・文豪も訪れた160年の歴史あるカフェという場所代を考えると、妥当なお値段でしょうか?(*_*;
【モンブラン発祥】アンジェリーナ
1903年創業の伝統あるティールーム「アンジェリーナ(Angelina Paris
)」。2023年で120周年を迎えます。
こちらのパリの老舗サロン「アンジェリーナ」は、モンブラン発祥のお店と言われています。100年以上も愛され続けているモンブランです。モンブラン好きなら一度は行ってみたいお店ですね!
公式サイトでは”パリの美食のメッカである”と記載があります。海外の宣伝文句のこの自信たっぷり感、嫌いじゃないです。
もちろん人気メニューはモンブラン(Mont Blank)と、ホットチョコレート。
日本では日本橋三越本、東武百貨店池袋などに店舗があるようです。
よかった。日本でも食べられる…。
パリジェンヌ、セレブ、観光客で賑わっているお店で、いつも店の外に行列ができている有名店です。
19時ごろの様子はこちら。20メートルほどの行列ができていました。
シックで上品なアールヌーボー様式の内装。20世紀初頭は、パリの上流階級の人々の交流の場となっていたそうです。
イートインだけでなく、テイクアウトもできます。観光スケジュール的に並ぶ時間が無い場合は、テイクアウトがおすすめです。
テイクアウト(店頭販売)の列もなかなかの行列になっていました(;’∀’)
モンブラン(Mont Blank)。1つ9.4ユーロ。
たっぷりと贅沢なマロンペースト、中には濃厚な生クリームが詰まっています。直径8センチほどの大きめサイズのモンブランです。
ホットチョコレート。8.5ユーロ/人。
ねっとりとした超濃厚なホットチョコレートです!生クリームをお好みで加えて飲むそうです。
別で水が欲しくなるほど濃厚なホットチョコレートでした。
モンブランもホットチョコレートも、濃厚・甘くて重たいので、甘党さんにおすすめです。
甘すぎるものが得意でない方にとっては、このモンブラン&ホットチョコレートの組み合わせは重たすぎるため、飲み物は無糖のコーヒー・紅茶がいいかもしれません(;’∀’)
【人気ベーカリー】デュ・パン・エ・デジデ
パリ10区にあるサンマルタン運河の近くにある、地元民からも観光客からも愛される、1875年創業の大人気パン屋さん「デュ・パン・エ・デジデ(Du Pain et des Idées)」。
行列ができるベーカリーとして有名です。
品質・オーガニックにこだわった良質な原料を使用し、伝統的な製法で丁寧に作られるパン。ほとんどの工程を機械ではなく手作業で行っているそうです。
他のベーカリーと比べると割高な価格帯ですが、味は一級品!毎日食べるのではなく観光目的でならば良いかな、といった高級感のあるパン屋さんです。
数々の賞を受賞しています。
営業時間は平日の7:15~19:30。土日は定休日なので注意です。
行列ができるということで、開店前に並ぶことにしました。まだ空が暗いです。人通りが少ない道ですが、ぞろぞろと人が向かっているのは、そうお目当てのパン屋さん。
店内はアンティークな雰囲気。
ハード系のパンから、総菜パン、タルト、甘いパンなど様々な種類が並んでいます。どれを買おうか迷ってしまいますね(;’∀’)
人気商品の1つである、チョコレートとピスタチオのエスカルゴ
4つ購入しました。合計13.7ユーロ。たしかに、他のパリのパン屋さんと比べると割高です。
食べる前は↓
いうて期待を超えるほど美味しいものかね?日本にも美味しいパン屋さんいっぱいあるよ?
と思ってたのに
食べた後は↓
こんな美味しいクロワッサン…食べたことない!日本でこれぐらい美味しいクロワッサンが食べられるパン屋さんはあるかな…(;’∀’)帰国が心配になってきた。
と、シンプルなクロワッサンだけでも大感動でした。バターの風味の強さ、中の生地のモチモチ感。
これだけ評判が良い&値段は高いパン屋さんですが、その期待を裏切らない&予想を上回る美味しさでした。
ちなみに、個人的には、こちらの評判の良いベーカリーに限らず、どのベーカリーもおしゃれで美味しかったです!
ふらっと入った駅近くにあるパン屋さんも素敵でした。
イギリス・ドイツはハード系のバサバサとした食感のパンが多い印象ですが、フランスのパンはバターの風味が強くサクサク・モチモチのものが多いような…。日本人好みのパンが多いように感じました。
【スーパー】monoprix
現地のスーパーも旅の楽しみの1つですよね(*’▽’)
創業1932年のフランスの大手小売チェーン「モノプリ(monoprix)」。駅や街中など、パリのどこでも見かける大手スーパーです。
食料品だけでなく、化粧品や生活雑貨まで取り揃えています。自分用のお土産や、ばらまき菓子はこちらで買うのも悪くないかなと思います。
パリらしい絵柄のクッキー缶。
カルディや成城石井で人気の「ラ・メール・プラール(La Mère Poulard)」のサブレ・クッキー缶もあります。
130年以上もの歴史ある名物クッキーで、フランス・モンサンミッシェルの定番お土産です。レトロなデザインのクッキー缶で可愛いですね(*’▽’)
ばらまき菓子にも自分用にもおすすめ、フランスのスーパーならどこでも売っている「LU」ブランドのお菓子。
1848年設立という歴史あるフランスのビスケットメーカー「ルフェーヴル・ユティル(Lefèvre Utile)」。LU(リュ)の愛称で今日まで親しまれてきています。
商品によって値段は異なりますが、1ユーロからとお手頃価格。いろんな種類が販売されています。
赤ギンガムチェック模様の可愛いデザインのお菓子「ボンヌママン(Bonne Maman)」。日本ではジャム・マーマレードが有名でしょうか。
日本ではカルディをはじめとした輸入食品店で売ってたりしますが、本家フランスでは日本未上陸の商品や、期間限定販売の商品もあったりします。
ボンヌママンのヨーグルト・ティラミス・ムースなど、要冷蔵の商品は日本ではあまり見かけません。ぜひフランス旅行中に買ってホテルで食べてみてください(*’▽’)
その他のお菓子も種類豊富で、どれを買うか迷います。チョコレートの売り場だけでもとても広いです。
生鮮食品も売っています。宿泊先にキッチンがついているならば、現地の食材で料理を作っても楽しいですね♪まるでパリに住んでいるかのような気分になれます。
ヨーロッパのスーパーの乳製品コーナーは広くていつも圧倒されます。
ヨーグルトだけでこんなに売り場が広いです(*_*)
日本と比べると、エシレバターが安いです。このサイズを1,000円以下で買えてしまうなんて…(;’∀’)
パンとエシレバターを買って、ホテルで食べるのもいいですね。
冷凍食品コーナーにはフランスらしい商品が。まさかエスカルゴがレンチンで食べられるとは!
ワインも安いです。ミニサイズのボトルで、栓抜きが不要なタイプが売ってあり、すぐに飲めて便利です。
いくつか商品を買ってみました。
白ワイン(2.89ユーロ)。
ロゼ(5ユーロ)。
パッと食べられるお惣菜も売っていました。
オリーブ・タコ・エビ(それぞれ4~6ユーロ)。
サラミとチーズ(4.99ユーロ)
ホテルで軽く晩酌。どれもめちゃくちゃ美味しいです。さすが美食の国(;’∀’)
サーモンばかりですが、お寿司パックも売っていました。ヨーロッパのサーモンは脂がのっていてとても美味しいです。
越前そば 東郷
「え?フランス旅行なのに日本食たべたの?」と思われるかもしれません。
イギリス・ロンドンで暮らす我々夫婦、毎日美味しい日本食に飢えています!( ;∀;)
イギリス料理の全てが美味しくないとは言いませんが…日本食レストランは、フランス・ドイツ・スペインなどの近隣諸国の方がずっとレベルが高い印象です!
ヨーロッパ旅行の際は、いくつか日本食レストランを巡ることも少なくありません。美味しかったお店は各旅ブログ記事で紹介していますので、私たちと同じくヨーロッパに駐在している方のご参考になれば嬉しいです。
パリにいながら本格的な越前蕎麦が楽しめる「越前そば 東郷」。
開店前から行列ができる人気っぷりです。並んでいるお客さんは半分はアジア人(パリ在住の常連さんっぽい)、半分はヨーロッパ人でした。蕎麦は、欧州の方にも受け入れられる味なのですね。
外で行列に並んでいる間にメニューを渡してくれます。どれも美味しそう…久々にちゃんとした和食にありつけます( ;∀;)
日本語表記が大きい。日本人のお客さんも多いのでしょうね。
ズッキーニの田楽(10ユーロ)。ヨーロッパで手に入りやすい食材で和食を作るなんて素敵ですね。ぜひ我が家の自炊料理にも取り入れたい。
山菜そば(18ユーロ)。
若い頃は「山菜そばってジジくさいな…」なんて思ってたのに、やっと山菜そばが美味しく感じる年頃になりました。
とろろそば(18ユーロ)。
値段はそれなりにしますが、「日本で食べられる本格的な高級お蕎麦」をヨーロッパで食べられるなら妥当なお値段なのかなーと思います。店員さんはほとんど日本人の方でした。
【日本食】あき
続いて、同じくパリにある和食レストラン「あき(Aki)」。お好み焼きをはじめとした、大阪名物料理が味わえるお店とのこと。
メニューはこちら。
カツ丼(13ユーロ)。関西風のお出汁で味付けされていて美味しいです!
久しぶりの味。関西出身の私(妻)は、泣きそうになりながら食べました( ;∀;)
カツ丼のセットメニューのミニ蕎麦(5ユーロ)。
お好み焼き豚玉(12.5ユーロ)。かつお節たっぷり。
レストランの道路を挟んで向かい側には、パン屋さん「AKI」の店舗がありました。
パンだけでなく、お弁当・おにぎりも販売されています。日本食が恋しくなった時に、ちょっと食べるのに良いですね。
【ラーメン】サッポロ
パリにある、評判の良い日本式ラーメン屋「サッポロ(Sapporo)」。
日本で食べるラーメンと比べると味は劣りますが、パリで食べていると考えるとまあ良いかな?という感じでした。ロンドンで食べるよりはラーメンもその他料理もずっと美味しいので、私たち夫婦は満足でした(*’▽’)
ここはパリか?と思ってしまうほど、いかにも日本のラーメン屋さんらしい佇まい。
店先には、ヨーロッパでは珍しい、料理のディスプレイがあります。
店内はカウンターオープンキッチン。
味噌ラーメン餃子セット(18ユーロ)。
醬油ラーメン餃子セット(17ユーロ)。
ホテル
次回その④の記事では、「パリ市内のホテル」を紹介します。
値段・治安・観光名所近くのホテルなど、ご参考になれば幸いです。治安が悪く、夜出歩かない方がいい地区もありますのでホテルの場所にはお気を付けください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。