レージです。
私はお寿司が大好きで、ひどいときは破産してしまうのではないか?というレベルまで食べてまくっていました。
そんな私が皆さんに自信をもってご紹介したいお寿司屋さんが北九州にあります。
それは「寿司オペラ」を自称する照寿司さんです!
「スシ…オペラ…?」
初めはふざけているのかなと思いましたが、
これまで行ったどんなお寿司屋さんよりも
ぶっちぎりで美味しかったです。
SNS掲載OKとのことでしたので、大々的に記事にしたいと思います。
「寿司オペラ」を自称する照寿司とは?(@北九州)
JR九州鹿児島本線「戸畑駅」(北九州市)からタクシーで10分程度。
閑静な住宅街にひと際目を引く建物が…
店主は北九州市観光大使も担当されている渡邉貴義氏(正確には一点しんにょう)。
あのニューヨークタイムズ紙に広告掲載の経験ありのようです。
後ほどご説明しますが、圧倒的な鋭い眼光は、
「寿司オペラ」の醍醐味です。笑
(写真を撮り終わるまで眼光をキープしてくださるので、とてもかわいかったです。笑)
お隣にいるのは、最近アメリカから日本に来たばかりのお弟子さん。
4か国語を話せるエリートで、日本語は勉強中とのこと。笑顔が素敵でした。
オチで再登場しますので、頭の片隅に入れていただければ幸いです。
寿司オペラとは?
寿司を頂く「お寿司屋さん」に、
「オペラ」のような感動体験がドッキングされた全く新しい空間
とでも言えますでしょうか?
寿司オペラの特徴としては4つ挙げられると思います。
1.魂の手渡しスタイル(+鋭い眼光)
2.食材への熱いこだわり(+鋭い眼光)
「ここ(照寿司)は”最高”を召し上がっていただく場所ですから…」
と最も美味しい部分だけを大胆に取りだされていました。
思わずこれ一匹からたったこれだけ…?と思ってしまうほど厳選に厳選を重ねた”最高”の箇所がいただけます。
3.冗談みたいにデカい包丁(+鋭い眼光)
写真だけ見ると、人生最大の危機のように感じます…。笑
始めは使いにくかったらしいですが、最近はこの包丁でないとしっくり来ないらしいです。
4.圧巻のパフォーマンス(+鋭い眼光)
和製ウルヴァリンといったところでしょうか?笑
…というか結局鋭い眼光やんけ!
というお叱りは勘弁願います。笑
上記のすばらしいパフォーマンスが無くても、
最高に美味しかったです。
パフォーマンス・味ともにこれまでの
お寿司屋さんの中で断トツ1位です。
正直私なんぞに何も言うことは無いです。
忘れられない思い出になると思いますので、皆さんも大切な方と一緒に訪問いただきたいです。
鋭い眼光を動画でご覧なりたい方は、以下をチェックください!
コース料理
一人30,000円。
決して安い金額ではありません。
しかし、これからご紹介するお寿司のクオリティ、
そしてなにより「寿司オペラ」が楽しめると考えれば、
とんでもなく割安だと考えております。
写真を列挙していきます。
1.赤ウニ+キャビア
あいさつ代わりに出される小鉢が気絶するほど美味しい…!
ミョウバンを一切使っていないウニ本来の甘さと、
キャビアの塩味のコンビネーションが最高です!
ちなみに、箸と箸入れ(写真左側の赤い箱)は持ち帰ることができます。
我が家ではちょっと贅沢な料理の日に、この箸が登場します。雰囲気だけでも楽しもうという魂胆です。笑
2.アワビの小鉢
十二分に蒸されたアワビは、信じられないくらい軟らかくなっていました。
かかっている深緑色のソースはなんとアワビの肝がベースです。濃厚すぎる…。
ちなみにこのアワビ、とんでもないサイズ感です。私レージの手のひらより圧倒的に大きかったです。
これには渡邉氏もご満悦のようでした。
3.酢飯+アワビ肝ソース
アワビを食べ終わった後は、作り立ての赤酢の酢飯と合わせていただきました。
渡邉氏曰く、徐々に酢飯の酸っぱさがまろやかになるのでその過程も楽しんでほしいとのこと。
この段階ではかなり酸味が強かったですが、濃厚な肝ソースとの相性は抜群。
そしておっしゃる通り、寿司が出される頃には時間がたつに従いどんどん酢飯がまろやかになっていきました!
4.ノドグロ
白身魚とは思えないほど脂が乗っていました。
赤身と白身のいいとこどりです。
5.ハーモニー(ハモ+ウニ)
突然手袋を着けるよう指示を受け、何事かと思っていると
ハモの天ぷらに赤ウニが乗った”最高”が手渡されました。
ハモとウニでハーモニーという名前とのこと…。笑
その名の通り、サクサク&アツアツのハモと、
ねっとり&キンキンの赤ウニのハーモニーがお見事でした!
6.クエのお刺身+肝+赤ウニ
たまたまクエが手に入ったということで、捌きたてのクエ(奥)と14日熟成させたクエ(手前)の食べ比べが実現しました。
捌きたてでは白身魚特有の筋肉質で心地用弾力があり、さっぱりながら油も乗ってびみでした。
一方。熟成分は身が非常に軟らかく、ねっとりとした歯ごたえが堪りませんでした。
旨味?が強く感じられました。
お魚は死後、身のATP(アデノシン三リン酸)という成分が、IMP(イノシン酸)という旨みに変化していきます。
この現象が俗に言う熟成です。
本当に同じ魚か?と疑うほど旨味が増していました。
ちなみにこのクエ、上でも紹介した通りとんでもないサイズ感です。これには渡邉氏もご満悦のようでした。
7.ノリぐろ(のどくろのノリ巻き)
ただでさえ美味しいのどぐろを、佐賀有明産のパリパリのノリが包んじゃっています。私なんぞが言うことないです。
のどぐろってなんで生でも焼いても煮ても焼いてもこんなに美味しいんでしょうね…
彼女さんいわく
「のどぐろは木村拓哉なのよ…歌もうまいし、ダンスもうまいし、ドラマに出てる時も、バラエティー出てる時も魅力的だし…最高かよ」
とのことでした。
なにしてもうまいってことでしょうかね…
8.バッテラ(うぐいす)
こんなフォルムのバッテラ、かつてあったでしょうか?
味はもちろんのこと、視覚的にも楽しませてくれる照寿司の「寿司オペラ」の本領が思う存分発揮されてます。
9.イカ+ウニの握り(イカジュース)
イカに包丁が深めに入っており、口で溶けたウニが
イカの切れ込みに沿って縦横無尽に広がります。
まさに”ジュース”のようなみずみずしさがそこにありました。
10.イワシ
11.エビ
「食べやすい」という理由で、逆向きにして手渡すそうです。
エビのホットドッグということで
「エビドッグ」というらしいです…。笑
圧倒的弾力で美味しかったです。
12.づけまぐろ
13.サバ
14.マグロ
15.焼肉(大トロ)
渡邉氏が「焼肉です」と言い、渡してくださいました。
え?お肉?大トロ?と見間違うほどの脂ののりっぷり。※大トロです。
上質な脂が堪りません。めちゃくちゃワサビが乗っていますが、全く感じませんでした。
ワサビの辛み成分(アリルイソチオシアネート)は
脂に溶けるので、圧倒的大トロの前では
ワサビのいい香りだけが残ってました…。
16.さわら
ゆずの皮の香りもすばらしいです。
17.のどぐろ
18.ホタテ
19.ハマグリ
大きなハマグリが贅沢にお寿司になっています。
ちょっと見た目にインパクトがありますが、旨味を具現化したようなお寿司でした。
20.ウナギ(ウナギバーガー)
ふわふわしたウナギとパリパリしたノリの対比の中で、
濃厚なウナギの旨味と豊かなノリの香りが口いっぱいに広がり幸せでした。
ちなみに、ウナギバーガーが出る前の渡邉氏のご様子です。彼が兵十だったら、ゴンはいたずらしようと思わなかったでしょうね。笑
20.お味噌汁
魚介の旨味がすごすぎて、お味噌汁というよりは
お魚旨汁(おさかなうまじる)の方が
より正確だと思いました…。(センス皆無)
21.玉子焼き
…いや、あんたも鋭い眼光使うんかい!笑
「最近日本に来ました。日本語勉強中です…」とたどたどしく言っていた前フリが、しっかり利きすぎて焦りました…笑
とはいえ玉子焼きフワフワで絶品でした。
最後に
本当に信じられなく程美味しかったです。
極上の味と視覚的な楽しさが共存する「寿司オペラ」、
お値段以上の価値があると思います!
また、北九州には「天寿司」という名店があり、一日で「天寿司」と「照寿司」をまわることを「天照コース」というそうです!笑(タクシーの運転手さん情報)
いつか天照コースかましてみたいと思います。
北九州にある「照寿司」、ぜひ給付金やGo Toキャンペーンの候補として検討してみてください!
ちなみに、大将の渡邉氏は書籍を出版されています。
世界に300ドル寿司としてのブランディング、個人的にはSNSとの相性・使い方など気になる部分があります…。気になる方はぜひ。
自己流は武器だ。~ 私は、なぜ世界レベルの寿司屋になれたのか~