【1人5万円!】旬魚料理う越貞@大阪【究極の魚料理】

グルメ
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究極の魚料理を求めて

 

大阪のJR福島駅から徒歩4分にある、旬魚料理う越貞(うおさだ)

Google評価は4.6、食べログ評価は3.90と、かなり評判が高いです(2024年7月時点)。

 

「いい魚がなかったら絶対に買わない!」と、すべてご自身の目で確認してから調達される、店主 貞 繁一氏。

 

2024年の6月に訪問させていただきました!

今回の訪問は、妻が計画・予約をしてくれました。仕事を休職してイギリス駐在に帯同&駐在妻として支えてくれて、帰国後は復帰してまた共働きしてくれている妻。駐在期間は収入面でお世話になったから。と、感謝の気持ちを伝える場としてセッティングしてくれたそうです!

妻ゆーこ
妻ゆーこ

今回は私のおごりよ~!復帰後初のボーナスも入ったし!!(^^♪

夫レージ
夫レージ

ゴチになります!

駐在関連の記事はこちら↓

バリキャリ妻が駐在妻になることを決心した理由や、駐在妻のメリット・デメリットなどをまとめてくれています。

 

 

う越貞さんでは、その時期に食べられる最高の食材が全国から集まっていると言っても過言ではないと思います。

 

そしてその”厳選した魚”が、達人の域に達した熟成技術・調理技術で旨味が最大限に引き出されていました。素人が同じ食材を手に入れたとしても、こちらで食べられる味を再現するのは不可能でしょう…。

 

あまりの素晴らしさに度肝を抜かれましたので、写真付きで体験記を記しておきます…。

 

おまかせコース

大奮発をして、税込1人5万円のおまかせコースにしました。

 

結論、大満足です!

 

決して安くはありませんが、「今までこんな美味しい〇〇食べたことない!!!」の連続で感動しっぱなしのひと時でした!

 

早速コースの内容を紹介します。全部で13品でした。

 

①すじこの醤油漬け、剣先イカ

筋子の醤油漬けに炙った剣先イカが乗っており、細かく刻まれた海苔が散りばめられています。

 

一口頂いてまず思ったのは、「筋子の弾力が凄い…!」です。夫婦目を丸くして見つめあってしまいました…

 

耳を近づければ隣の人が筋子を噛んでいる音が聞こえるほど皮がピンっと張っていて、その皮が破れると、中から濃厚な味わいが口いっぱいに広がります。

 

そこに香り高い炙り剣先イカ!咀嚼するたびに旨味が広がりました。1品目から、期待値がうなぎ上りです!

 

間違いなく、人生で一番おいしい筋子でした!

 

②アワビの刺身

アワビの刺身です!徳島産とのこと。訪問した6月頃が美味しいとのことです。

 

アワビの主食は海藻のためか、心なしか昆布の旨味を感じました。包丁の切れ込みもあって、かなり柔らかく感動しました!

 

店主が「ここ10日くらいで特に美味しくなってきた」と仰っていて、食材を厳選するだけでなく、提供するタイミングもしっかり管理されているんだな、と感じました。

 

スダチもしくは塩で、とのことでしたが、個人的には、アワビの旨味・甘みが強調される塩がオススメです!

 

③アワビのキモ(わさび醤油漬け)

先ほどの刺身で出てきたアワビのキモを、わさび醤油で漬けられています。

 

キモ系が大好物の私としては、キモの濃厚さ・香り高さを感じられて最高でした!歯ごたえも、コリッコリッとしてて、心地よかったです。ワサビは辛すぎることはなく、果物に錯覚するような爽やかな香りが広がり、キモの香りと合わさって絶品です…!

 

ヒモの部分もまた違った歯ごたえがあり、飽きることなく楽しめました。

 

④アコウのえんがわの刺身

アコウとはキジハタのことで、幻の高級魚とされるそうです。こちらは岡山産とのこと。

そんなアコウのえんがわを刺身で頂きました!

 

これまで食べてきたえんがわは、どちらかというと脂身が前面に出てくることが多かったですが、こちらのえんがわは、白身魚ならではのコリッコリの食感に、えんがわ特有のねっとりとした甘みが調和していました。

 

食材の説明中、店主がえんがわ部分を見せてくれました!

 

身の大きさはもちろん、えんがわ部分がしっかりついており立派ですね!

 

 

⑤大千(ダイセン)のウニ刺し

こちらは青森県大間産のウニです。

 

豊洲市場ではトップブランドとして認知されているブランドとのことで、有名高級寿司店で利用されるそうです。東京だけで消費されてしまうことが当たり前だったそうですが、コロナ禍を経て、大阪にも少しずつ入ってくるようになったそうです。

塩水に漬かっていないに身が崩れていないです。経験上、このタイプのウニは、ミョウバンが使用されていて、苦くなってしまうことが多いのですが、そこは信頼の う越貞さん。

 

口に入れた瞬間ほどけるような口あたり&広がる甘みはもちろんのこと、そこに加えて、ヘーゼルナッツを思わせる芳醇な味わいもあり、人生で食べてきたウニの中で、ぶっちぎりに美味しかったです!!

夫レージ
夫レージ

なんだこれ!?(大感動)

妻ゆーこ
妻ゆーこ

なんだこれ??(大混乱)

 

大千ウニの接写です。一粒一粒がしっかりと見えます!

 

このウニ刺しを食べるためだけに、中国から来る方もいらっしゃるそうです。(「そんな大げさな…」と思われるかもしれませんが、味わった後にこの話を聞いたので「まあ、そうでしょうね」となりました。それほど美味しいです。完全に次元が違いました。)

 

旨味を引き立てる塩だけで食べる方法、これがベストだと思います。

 

ちなみに、後日自宅でも買えるのかなーとネットを調べたところ、大千ウニは一箱10万円(!!!)することもあるそうです。この後にも、大千ウニを「これでもか!」と混ぜ込んだご飯が登場するのですが、そう考えると、税込50,000円/人のおまかせコースはお値打ちかと思います!

 

⑥シロアマダイの味噌漬け

愛媛産で日本最高のアマダイと言っても過言ではないと思います。

 

こちらも粋な店主が調理前を見せてくれました!大きくて立派です!

かつては1キロ8,000円ほどだったらしいですが、昨今は東京に流れてしまうらしく、今はなんと1キロ60,000円まで暴騰しているそうです…!!

夫レージ
夫レージ

金以上の高騰!

 

味付けは麹の甘みのみで、人工調味料は一切使用していないとのことです。店主曰く、「手をかけるほどもったいない。料理は引き算」と。

 

麹だけの味付けとは信じられないくらいしっかり味がついており、焼き加減は「外はカリっと、中はふわふわ」としか言いようがない完璧なものでした(平凡な表現ですが)。

 

たまらず日本酒を注文。

スズの徳利・猪口が素敵でした。

 

⑦ナガスクジラのステーキ

カウンターのケースの中に、ひときわ目を引く食材が。店主気に聞いてみると、ナガスクジラとのことで、”尾の身”と呼ばれる尾の付け根あたりの肉だそうです。

庶民なので知らなかったのですが、実はこちらの鯨の尾の身は、高級食材だそうです。またひとつ知見が広がりました!

 

じっくり火に通され、見た目は肉のステーキですが、かといって肉ほど脂がくどくなく、肉と魚のいいとこどりのような不思議な食材でした。美味です!

 

⑧ナガスクジラのハリハリ鍋

先ほどのクジラ肉を使ったハリハリ鍋です。

ハリハリ鍋とは「鯨肉と水菜の煮込み鍋」で、大阪の郷土料理のようです。

 

上記の食材に加えて、実山椒(みざんしょう)と呼ばれる山椒の実が彩り良くちりばめられていました。初夏に数ヶ月だけ市場に出回る貴重食材とのことです。

 

シンプルな味付けですが、クジラの脂の旨味もしっかり溶け込み、水菜のシャキシャキ感も楽しみつつ、山椒の爽やかな香りでまとまりが素晴らしいです。世の中にはまだまだ知らない美味しい料理が沢山ありますね。

 

⑨アコウの煮物

先ほどエンガワを頂いたアコウの煮物です。浮かんでいる脂から、魚にしっかり脂が乗っていることがお分かりいただけると思います。

 

味付けはとてもシンプルで、昆布だしで炊き込み薄く塩で味付けしたとのこと。刺身の時には落としていた皮の部分も入っており、食感の楽しめます。

 

とにかく優しい味わいで、素材の美味しさが引き立ちます。身はふわっふわで、皮はねっとり脂も感じつつ、部位の違いを楽しめます。

 

甕仕込の焼酎を頂きました。

 

見た目が美しい切子のグラス。心が躍ります。

 

⑩マスノスケのカマ焼

既に9品の料理が出てきていることもあり、店主からまだ食べられるかの確認が…

 

即座に

夫レージ
夫レージ

はい!食べさせてください!

妻ゆーこ
妻ゆーこ

はい!食べさせてください!

 

…。

なんとも卑しい夫婦ですが、あまりにも全てが美味しすぎて、なりふり構っていられませんでした…。

 

それを受け、店主が持ってきてくれたのは、13キロあったマスノスケのカマと尾!

マスノスケとはキングサーモンの和名です。

 

カマ焼にしてもらいました。

脂がしっかり乗っていますが、見た目よりあっさりと食べることができます。表面はカリっとしていていて、中身はふわっふわの身がしっかりと詰まっていて満足感が高いです!(2回目の平凡な表現)

 

写真右奥にある皮は、ねっとりとした歯ごたえと焼いた皮目の香ばしさと、マスノスケの脂を楽しめる逸品でした!

 

⑪ハレノヒトマト

三重県に本社がある三交不動産株式会社が、農業事業「三交ハレノヒファーム」にて栽培しているトマトです。三重の温暖な気候を生かしつつ高品質・高付加価値なトマトを実現しているとのこと(化粧箱も素敵です!)。

 

皮が柔らかく、しっかりとした甘みを楽しめます。

それもそのはず、公式サイトによれば、平均糖度10度!グレープフルーツやオレンジといった”果物”に匹敵する糖度です。

 

トマト好きな方も納得の逸品だと思います!

 

⑫大千ウニごはん

先ほど刺身で食べた大千ウニを、贅沢にも炊き込みご飯に!

お茶碗2杯ちょっとの米の量に、ウニが12切くらい投入され混ぜ込まれていました!写真でもお分かりの通り、米粒を潰すことなく満遍なく混ぜ込まれており、黄金色に輝いています。

 

徳島のアワビが脇役のような感じになっています(こんなことがあるんですね)。

 

ご飯一口だけでも、口いっぱいに広がる大千ウニの甘さと芳醇な味わい。感動しかないです。

 

夫レージ
夫レージ

ご飯部門人生No.1が、今まさに決まりました。

 

そして釜で炊かれたご飯は一粒一粒がしっかりと感じられて、シンプルにお米単体でも絶品でした…!

 

お漬物もしっかり漬かっていて、さらに米が進んでしまいます。お茶碗は陶器で見た目でも楽ししです。

 

⑬太陽のタマゴ + 知覧茶

宮崎のマンゴーブランド、太陽のタマゴ。

 

もう本日何度目か分からないのですが、「こんな美味しいの初めて食べた!」の回数を更新しました!

 

とにかくマンゴーの甘さが素晴らしいです。普段フルーツを食べない方は特に感動すること間違いなしです!

 

切る前の太陽のたまごマンゴーを店主が見せてくれました!4Lサイズということで、かなり大きいですね。ちなみに、赤いシールが貼られたマンゴーは「赤秀」と呼ばれる逸品だそうです。

 

普段、千疋屋のフルーツに触れているお客さんでも「千疋屋で買って食べるより美味しい!!」と喜ぶそうです。それもそのはず、う越貞さんでは厳選して調達したフルーツをさらにお店で追熟をして、完璧なタイミングで提供がされているとのことです。

 

お茶は鹿児島の知覧茶。甘いマンゴーとの相性抜群で、本日を締めくくるのに相応しい九州タッグでした。

 

ちなみに自宅に帰った後、”あの太陽の輝き”を忘れられず、家でも食べるためにネット検索したところ、今回頂いたマンゴーは、なんと2玉で16,000円超…(!!!)。そっとブラウザバックをしました。

 

夫レージ
夫レージ

これはもう、大富豪になる他ない

 

 

そう誓った日でした。

 

さいごに

1人50,000円のおまかせコース、大満足でした!

 

13品+お酒を合わせて2人で112,000円。

 

夫婦ともども「こんなに美味しい〇〇初めて食べた!」の連続で、また、店主の食材に対する深い知識を聞けたりと、かけがえの無い時間となりました。

 

う越貞さんからの帰り道、全て感動するレベルで美味しかったのは大前提として、何が一番印象に残ったかを妻と話していると、

 

夫婦そろって「大千のウニ刺し&ウニご飯」で一致しました!

 

まだまだたくさんご飯を食べれる元気な内に、う越貞さんを訪問出来てよかったです。我ながら、いいお金の使い方ができたと思います(モノにお金を使うのではなく、経験にお金を使うと今後一生コスっていけるので)。

 

また数年後にでも、夫婦ともども訪問させてほしいお店です!

 

皆様も特別な日に是非!!

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