捕らえられた群れ(728 BC)
アラブ人との戦いで捕らえられた羊やヤギが、アッシリアの陣営に追い返されている様子が描かれたレリーフ。
捕獲されたラクダ(728 BC)
左側に女性、その後ろにラクダの群れ。ティグラト・ピレセル3世がアラブの敵に対して行った遠征で、その捕虜と戦利品を運ぶ行列の一部が描かれています。
白いオベリスク(1050 BC)
ニネベ(Nineveh、古代メソポタミア北部にあったアッシリアの都市)の、セナケリブ宮殿とイシュタル神殿の間で発見された白いオベリスク。
1853年に発掘されました。素材は石灰岩です。
碑文には、中アッシリア王国時代のアッシリアの王であるアッシュル・ナツィルパル1世(Ashurnasirpal I、在位:紀元前1050年 – 紀元前1031年)の名があります。
その他には、戦車に乗り、戦闘・狩猟・儀式に参加する様子、戦利品や貢ぎ物を運ぶ場面などが描かれています。
シャルマネセル3世の黒いオベリスク(858-824 BC)
碑文には「イスラエルから5人の使者が「金の鉢、金の湯飲み、金の器、金の桶、錫、『王の手の杖』、槍」を携えて来る。」などのように、どこから何の貢ぎ物があったかが記載されているそうです。
神の従者(810-800 BC)
ナブ神殿の入口に立っていた神の従者とされる像。ナブ(Nabu、ヘブライ語: נביא)は、アッシリアとバビロニアで信仰されていたメソポタミア神話の知恵と書記の神です。
碑文には、古代メソポタミア地方の新アッシリア帝国の王で、ナブ神殿を建設したアダド・ニラリ3世(Adad-nirari Ⅲ)(前810-783)についてのことと、
さらに、大きな影響力を持っていたその母サムラマート(Sammuramat)について記されています。そのサムラマートの影響力が巨大なあまり、彼女はセミラミス伝説の原型とされています。
碑文の最後には、他の神を信仰することを禁じ、ナブを崇めるようにと記されています。