【ベネチア・世界3大カーニバル】仮面舞踏会「ベネチア・カーニバル」

イタリア
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世界三大カーニバルの一つである仮面舞踏会「ヴェネチアカーニバル

イタリア、水の都ベネチアで開催される美しいマスカレードで、美しい街中に、豪華な仮面(マスク)を付けた中世の貴族達が現れます。

そんなベネチアカーニバル2023年に行ってきました!歴史・街の様子・衣装レンタルなどを写真と共に紹介します!

 

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ベネチアカーニバルって?

どんなお祭り?

イタリアのヴェネツィアで年に一度開催される祭典であり、世界三大カーニバルの1つである「ベネチア・カーニバルCarnevale di Venezia)」。

キリスト教のお祭りとして世各国で開催されるカーニバルですが、このベネチア・カーニバルは1162年から始まったという、最も長い歴史を持つカーニバルです。

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ベネチアカーニバルの主役は、なんといっても仮面と豪華な衣装をまとった「マスケラ(仮面舞踏会参加者)」。こんな豪華な仮面・衣装と、優雅な振る舞いですが、この参加者たちは大道芸人・プロではなく一般の人たちだそうです!

また、このような豪華衣装には、貸衣装レンタルサービスがあります。

「120%カーニバルを楽しみたい!」という人におすすめです。たくさんの観光客、地元メディアがカメラで撮影してくれるので、まるでモデル(というより囲み撮影状態になるのでコミケ会場のコスプレイヤー?)の気分を味わえます!

イベント開催中には仮装をしないと参加できないというドレスコードがある晩餐会イベントもあります。思い切って参加してみるのもありです(^^)/

2023年のカーニバルは、コロナにより2年ぶりの開催となりました。

 

 

歴史

1162年頃にアクイレイア(イタリア共和国ウーディネ県の街)の総主教との抗争に勝利したことを祝い、人々がサン・マルコ広場に集まり踊り始めたことが、ベネチアカーニバルの始まりと言われています。

階級社会により、着る服・振る舞い方・話しかけることができる相手までも制限されていた当時。

カーニバルの期間だけは、市民から貴族まで異なった階級・性別の服を着たり、仮面を付けるなどして、匿名の市民となって行動の自由を満喫できるようになりました。

 

14~16世紀のルネッサンス期には、このベネチアカーニバルは公式な祭典となりました。

しかし、その後18世紀末には、ベネチア共和国の衰退と共にカーニバルも衰退。ナポレオン戦争によりベネチア共和国が終焉を迎えると、治安維持・反乱防止という理由でカーニバルは禁止されてしまいました。

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長い空白期間を経て、つい最近1979年にベネチアカーニバルは再開されました!

イタリア政府がベネチアの歴史・文化を復活させようという試みの結果なのだそうです。

現在ではベネチアカーニバルには、毎年約300万人の人々が来訪するという大規模で世界的に有名なお祭りとなりました。

 

 

スケジュール

時期は毎年2~3月にかけての2週間です。

そして開催時期は毎年変わりますので、その年の日程を公式サイトで確認してくださいね。毎日開催されるイベントの詳細・オンラインチケット購入方法も記載されています。

公式サイト<https://www.carnevale.venezia.it/

 

キリスト教では「復活祭(イースター)に入る前の46日間は節制期間」とされてます。

その節制期間に入る前に、食べて飲んだりして楽しんでおくというのがカーニバルの始まりだそうです。そのため「カーニバルの最終日が復活祭の46日前になる」ようにカーニバルの時期が決められているとか。

 

ちなみに、復活祭(イースター)もキリスト教徒が多い欧州圏では盛り上がる大切な行事です。イースターに関してはこちらの記事で紹介しています。

 

一番盛り上がるのは最後の週末から最終日。

水路が交差し、通路が狭い街なので、たくさんの観光客が集まる最後の週末から最終日にかけては大混雑します(*_*;

スリには十分ご注意ください。地元警察による交通整備により一方通行になる道もありました。

 

 

カーニバル開催中のイベント内容

参加者の仮面・衣装を楽しむだけでなく、パレードやショーも開催されています。

無料で気軽に観覧できるものから、有料チケットが必要な豪華なディナーショーまで、毎日たくさんのイベントが開催されています。

イベント詳細は公式サイトでご確認ください。公式サイト<https://www.carnevale.venezia.it/

 

【水上パレード】Carnival Opening Parade

夜間に「Canal Grande(大運河)」で行われるオープニングセレモニー水上パレードです。

ダンサーやパフォーマーによって彩られる、水上に浮かぶ劇場はとても幻想的です!

 

 

【水上パレード】Carnival rowing parade

オープニングセレモニー翌日に開催される水上ボートパレードです。大運河をたくさんのボートが行き交います。

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【水上パレード】Original Signs

「Alsenale(中世の造船所跡)」で夜間に開催される水上ショーです。1回30分間のショーが、1日2回、18時半と21時に開催されます。

2023年の開催に合わせて制作された、ダンス・音楽・特殊効果の特別なパフォーマンス。水の都ベネチアらしく、水にインスピレーション得たという幻想的なパレードです!

 

見学にはチケットが必要で、オンラインで事前に購入できます。当日購入は、リアルト橋・サンマルコ広場など各所にある販売所にて可能です。

 

 

【仮面舞踏会】Carnival Official Dinner Show

ベネチアカーニバルの公式ディナーショー&舞踏会。チケットは公式サイトから購入が可能です。仮装がドレスコードなので、参加したい場合は仮装必須です。

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会場は、運河沿いにある、ベネチアの宮殿だった建物を利用したというカジノ施設

そんな雰囲気ある会場で、参加者はみな中世の仮装をした人たちだと、タイムスリップしたような感覚になりますね(^^♪

 

以下の4つの、貸衣装アトリエが紹介されていました。

 ・Atelier Antonia Sautter – www.antoniasautter.it | ph. +39 041 2413802/5232662
・Atelier Nicolao – www.nicolao.com | ph. tel. +39 041 5207051/5209749
・Atelier Pietro Longhi – www.pietrolonghi.com | ph. +39 328 970 6572
・Atelier La Bauta – www.labauta.com | ph. +39 041 740095

 

 

【仮面コンクール】Most Beautiful Mask Competition

サン・マルコ広場に特設された会場で、毎日朝から夕方まで開催される仮面・衣装のコンクールです。

だれでも無料で見学できる、ファッションモデルのようなキャットウォーク形式で、コンテスト参加者が登場します。

毎日その日の優勝者が決まり、最終日にはその年開催のベネチアカーニバルの総合優勝者が決まります。

国際的なコスチューム及びファッション・デザイナーが審査員として投票し、”La Maschera più bella” (最も美しい仮面) を決めるコンテストです!

 

 

実際に行ってきました

豪華な仮装をした参加者たち

美しい水の都ベネチア。「ヴェネツィアとその潟」として世界遺産に登録されており、中世の建物がそのまま残る町です。

そんな街に、カーニバル開催期間中は、豪華な仮面・衣装をまとった参加者たちであふれかえります。

参加者のみなさんは一年に一度のカーニバルのために、イタリアのみならず世界中からベネチアを訪れています。

声をかければ、快くポーズをとってくれて気軽に写真を撮らせてもらました。(ごくまれに勝手に撮ると怒る人もいますので、撮影の許可を取ってからカメラを向けましょう!)

 

ペストの仮面で、ネズミの模型を手に持った仮装の方。

コロナで2年間開催中止になったお祭りなので、ちょっと不謹慎な気もしますが(;’∀’)ペストドクターマスクも、ベネチアカーニバルで人気の仮面の1つです。

 

グループで雰囲気を合わせた仮装をする人たちも。何人も並ぶと迫力があります!

 

貸衣装を楽しむカップル・ご夫婦も多くいらっしゃいまいした。若い人よりも年配のカップルが多く、仲睦まじい様子に癒されました(*’▽’)

 

凝った手作り衣装で参加している方も。

マダム手作りのネクタイで構成されたドレス。おしゃれでハイセンス!

「素敵でしょ?」と堂々と練り歩かれてて、思わず写真を取らせてもらうため声をかけてしまいました。私もこんなマダムになりたいものです。

 

親子で仮装しているキュートな参加者も。

 

ド派手で凝った仮装には、すぐに人だかりができていました。

カーニバル開催中は街中が紙吹雪だらけになっていますね。この紙ふぶきは「コリアンドロ」と呼ばれるもので、空中にまいたり、パレードを行進する人や素敵な仮面・衣装の人に投げつけるものだそうです(*_*;

昔はこの紙吹雪の代用として、薄く吹いたヴェネチアン・グラスを割ったものを使っていた時代もあったそうです。(危ない)

なんとペットのワンちゃんと一緒に仮装しているマダムも。可愛すぎてカメラマン達に囲まれていました(;’∀’)

仮装をしてゴンドラに乗ることもできます。

 

クラシックな中世の仮装だけでなく、若い人は自由に仮装を楽しんでいるようでした。

 

 

【会場】サンマルコ広場

ベネチアの中心的な広場であり、仮面コンテストの特設会場もある「サン・マルコ広場(イタリア語:Piazza San Marco)」。

ドゥカーレ宮殿やサン・マルコ寺院、時計塔などに囲まれた、観光名所となっている広場です。かつてナポレオンが“ヨーロッパで最も美しい広場”と称したそう。

 

そんなサンマルコ広場も、カーニバルの仮装をした人たちと観光客で大賑わいでした。

 

カーニバル期間限定のお菓子

ベネチアカーニバル開催期間中に販売される、ベネチア限定のお菓子「Frittelleフリッテッレ)」

揚げドーナツのようなお菓子で、たっぷりかかったお砂糖とモチモチの食感がたまりません!なんともまぁ日本人ウケが良さそうなお菓子です~。

味はいくつか種類があり、素朴な味わいのプレーンなものから、干しぶどう・クリーム・チョコレートクリームが入ったものまで様々です。

カーニバルの時期にベネチアを訪問するならば、ぜひ食べたい一品です!

 

宿泊したホテルの朝食にまで並んでいました。

ベネチアを歩いているといろんなお店で売られているフリッテッレですが、こちらのお店のものがおすすめです。

ベネチアの人気老舗パスティッチェリア(お菓子屋さん)「Tonolo(トノロ)」。お店の外まで行列ができる人気店です。

10個ほどまとめて買って帰る人も少なくなく、飛ぶように売れていました(;’∀’)

フリッテッレだけでなく、ピスタチオシュークリームやケーキも信じられないほど美味しかったです!それぞれサイズは大きくないので、いくつか買ってシェアしながら食べてるのも楽しいかと思います。

 

 

【お土産】カーニバル用の仮面

街の至る所で販売されている、カーニバル用の色鮮やかな仮面

とってもクラシカルな雰囲気の仮面専門店もあれば、露店のベネチアグッズ・お土産ショップでも販売されています。

大きさ・値段の幅が広く、顔全体を覆うフルマスクは30ユーロ以上したり、目だけを隠すマスクは3ユーロほどでした。

また、定番のお土産であるヴェネチアングラスも、至る所で販売されています。

 

以上、イタリア・ベネチアで開催される、世界三大カーニバルの1つ「ベネチア・カーニバル」のご紹介でした。

カーニバルのシーズンでなくとも十分素敵な観光地でありますが、中世の仮装をした人たちであふれかえる水の都もまた美しいです。

路上でパフォーマンスをしている人も多く、歩いているだけで楽しめます。

ぜひ、お祭りの期間にベネチアを観光してみてください。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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