ゆーこです!
今回は浅草にあるフランス料理のお店「ナベノイズム」さんの記事です。
フランス料理ですが、”雷おこし”、”最中の皮”、”そば粉”などの和の食材がお料理に使われており、和洋折衷の創作料理のようでとても面白いです。
隅田川のほとりにあるため、花火大会の日は贅沢にも花火を見ながら美味しいお食事・お酒を楽しめるようです。
入口はこんな感じ。ぱっと見、レストランとはわかりにくいですね。
コース
今回は20,000円(税抜き)のディナコースです。
ランチは、10,000円(税抜き)のランチコースがあります。
メニューの詳細はサイトに記載されています。「ナベノイズム」さんのサイトはこちら
メニューはこちら
窓際のお席でした。隅田川が見える特等席ですね~
【1品目】
赤肉メロンとミントのガスパチョ 凍らせたフランボワーズと白ポルト酒のジュレを忍ばせ
クランベリーのエキュームでビール仕立てに
浅草老舗とのコラボスナックとアントナン風グリーンオリーブのマリネ
料理名が長く難しい単語がいっぱいです…!
調べるとガスパチョとは、スペイン料理とポルトガル料理の冷製スープのこと、
エキュームは、フランス語で泡を意味するそうです。(フランス料理って泡が出てくること多いですよね…)
勉強になりました。
雷おこし、もなかの皮がお料理に使われています。和の食材のはずなのに、しっかりオシャレなフレンチに変化していますね!♪
【2品目】
“両国江戸蕎麦ほそ川”の蕎麦粉をソースエミュリュッショネの技法で炊き上げたそばがき
奥井海生堂蔵囲い2年物昆布のジュレとキャビア、ウォッカクリーム、山葵のコンビネゾン
集合体恐怖症の方には、恐ろしいお皿でしょうか…w
エミュルションは乳化したという意味で、これがメニューとして書いてある場合は「泡」のことを指している。とのこと。
普段通いなれていないフランス料理、スペイン料理に行くと、知らない言葉が多くそのたびに調べるので、知見が広がりますね~
こちらも、“蕎麦粉”や”昆布”といった和の食材が使用されています。
【3品目】
日本伝統野菜とフランス伝統食材の融合
和歌山の清流からの鮎を米粉焼きと3年熟成パテ シャルトリューズを香らせて
スイカとコンコンプルのルーロー・ミント風味と
江戸伝統野菜馬込半白胡瓜と水茄子のマリネ、冷たいソースオゼイユを添えて
シャルトリューズとは、薬草系リキュールの銘酒で「リキュールの女王」とも称され、フランスを代表するリキュールのひとつ。
味わうとたしかに、薬草系の香りがしました。
ルーローとは、フランス語で“くるくる巻いた料理”につける名前。
コンコンブルは、フランスのきゅうりで日本の品種よりも、長く太いです。
つまり、きゅうりでスイカがくるくると巻かれているということですね!
こちらのお料理で使用したお箸、かなり上等品でした。
裏面を見ると、なんと宮内庁御用達品とのこと…!細かいところまで余念がないです!
ここで2杯目の白ワインを…
サンセール ウルティムス。少し酸味があります。とっても美味しく気に入ったのですが、家での普段飲みとするには私にとっては少々高級でした(^^;
自宅用に普段買えないようなお値段のワインを1杯飲むことができる点が、外食の良いところですね~
【4品目】
千葉県房総半島直送マダカアワビ、酒蒸しにし、
夏野菜(冬瓜、つるむらさき、ジュンサイ、ミニオクラ)と共に
フランス国民食「クスクス」仕立てに、
サフランの香るスポンジパンとアリッサオイル、肝のビュレを添えて
世界最小のパスタと言われるクスクス、アフリカ発祥のものだとは知っていましたが、フランスの国民食でもあるとは知りませんでした!
アリッサオイルとは、北アフリカ生まれの辛み調味料(わかりやすく言うと豆板醬のようなもの)とのこと。
【5品目】
フォアグラV.C.C焼き バッハコーヒー粗焼き仕上げフランボワーズのスパイスマリネと
コンフィチュールミニョット、シャルトリューズのヴァニラスュック、エストラゴンのカプチーノ
シャルトリューズをアンビべした創業150年木村屋本店人形焼と共に
「V.C.C焼き」とは、「茹」「焼」「炒」「煮」「揚」「圧力調理」が1台で可能な新調理機器「バリオクッキングセンター」の特性を活かた焼き方とのこと。パンを10°ほど傾けて、脂を落としながらフォアグラに火入れしていきます。
アンビベとは、ケーキのスポンジなどに風味と適度の湿り気を与えるために、シロップなどをしみこませること。
ねっとり濃厚なフォアグラと、フランボワーズの酸味の組み合わせが面白いです!
【6品目】
山口県産萩直送天然真鯛
初夏野菜(万願寺とうがらし、ズッキーニ、ピキオス)をあしらい
Nabeno-Sauce入りシェリーヴィネガーソース
京野菜の「万願寺とうがらし」、辛みはなくほんのり甘くておいしいです。
真鯛も柔らかく肉厚でとっても美味しいです。
【7品目】
国産牛フィレ肉をV.C.C調理から備長炭でグリエ
カンボジア産生胡椒ペーストをぬり
トウモロコシの様々な表現、テイスト、テクスチャーと共に
バーボンウイスキーと古河市トウモロコシのコンソメアンフュージョン
焼き、スープなど色々とトウモロコシが使われています。
私のような凡人には、テクスチャーまで細かい全てを理解できていないかもしれませんが…美味しかったです!(^^;w
3杯目の白ワイン
【8品目】
グレープフルーツとスパイス香る白ワインジュレ
エクストラヴァージンオイルとからめ、爽やかなミントのソルベをエスコート
大人向けのデザート。
デザート酒と一緒に楽しみたいような一品です!
【9品目】
アプリコットの焼き立てクラフティ ラム酒風味
シナモンの香るビワのコンポート
甘酒のクーリ、ピスタチオとのデュオ
デザートにも”甘酒”という和物が使われており、最後まで和洋折衷でした!
甘酒のアイスクリームは、ほんのりと甘くとても好きなお味でした。
デザート酒として、シェリー ペドロ・ヒメネス スピノラを
年間生産量がわずか8,000本ほどで、一本一本にシリアルナンバーがナンバリングされています!
【10品目】
最後は甘味と紅茶orコーヒーでした。
デザート2品のあとにまた数種類が出てくるとはびっくりです!
フランス料理、スペイン料理は最後のデザートの品数が多いお店が多いように感じますが、、気のせいでしょうか?
ディナーコースは以上です!
お恥ずかしながらフランス料理だと慣れないワードが多く、ピンと来ないものが多いため調べながら食べていきました(^^;
知見が広がり、良い経験になりました!
ワインやシェリー酒も、普段利用している酒屋さんではほとんど手に入らないものばかりで、こんなお酒もあるんだなぁと知る良い機会となりました。
ここまで読んでいただきありがとうございました!