【イギリスのお菓子】ミンスパイ英国各スーパー食べ比べ

自炊/食べ物
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英国のクリスマスのお菓子で有名な「ミンスパイ(mince pie)

先日スーパーで発見したので買ってみました。今回はミンスパイの歴史と、英国の各スーパーのミンスパイの食べ比べレビュー記事です。

ミンスパイとは

ミンスパイ(mince pie)は、数種のレーズン類に柑橘系ピール、りんご、ナッツ、ブランデー、ナツメグ、クローブ、シナモン、ミックススパイスなどのスパイス類を漬け込んだもの「ミンスミート」を詰めたパイです。

クリスマスに食べるお菓子として有名です。

紅茶、ホットワイン、シェリー酒、ブランデーと共に食べるそう。

ミンス(みじん切り)にした肉、つまりひき肉のことで、ミンチの語源でもあります。というのも、16世紀頃は果実や肉に香辛料と甘みを加えたものをパイで包んでいたとのこと。

イエス・キリストの誕生を祝う意味合いがあり、かつては上面部に切り口を入れてイエスを表す小さな像を入れて焼き上げていたそうです。

 

清教徒革命の頃には偶像崇拝にあたるとしてミンスパイの製造が禁止されたりもしたそうですよ。

英国が植民地を持つようになると、各地から様々な果実・ナッツ・砂糖が手に入るようになり、そういったものが具として使われ、お肉は具として使われなくなってきたと。

 

 

「クリスマスから年明けまで、毎日一個ずつミンスパイを食べると来年は幸せに暮らすことができる。」と言われていたり、

「家庭でミンスパイを手作りする際、パイ生地の練り方は時計回りでなければならない。」「ミンスパイを食べる際、口に出さずに心の中で願い事をしながら食べると叶う。」などいろんな言い伝えがある縁起物菓子みたいです(;・∀・)

 

また、サンタクロースの大好物とも言われており、イギリスの子供たちは寝る前にベッドの横に、ミンスパイとブランデーを置いて寝るのだとか(^^♪

 

日本でいうお正月のお餅・年越しのお蕎麦ぐらい、英国人にとってクリスマスに欠かせない食べ物のようですね。

 

ブランデークリームを塗って食べたりするそうです。

ブランデークリームについてはこちらの記事に↓↓

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ちなみに、イギリスのスーパーをざっくりと品質・価格順に並べるとこんな感じです。

 

 

Morrisons

英国の大手スーパーマーケットの一つ「Morrisons

比較的庶民の味方のスーパーです。日本の西友のような感じ。

ベーカリーコーナーで販売されているミンスパイは、6個入りで1.5£(約225円)。1個あたり37.5円です。9月半ばに買いました。賞味期限は3週間ほどあります。

材料は

  • ブラムリーアップル
  • コリアンダー
  • オレンジピール
  • レモンピール
  • ジンジャー
  • ナツメグ
  • シナモン

等々

 

ホロホロとやわらかく、手で持つときは力みすぎないように気を付けないといけないくらいです。断面はこんな感じ。

他社と比較すると味はけっこう甘酸っぱいかなと。スパイスはそこまで強くありません。

 

「Puff pastry mince pies」という、パイ生地状のミンスパイもありました。4つ入りで1.25ポンドです。

「ボサボサする食感が苦手…」という人には、こちらのミンスパイがおすすめかもしれません。

レンジでチンすればフワフワの食感、オーブンで温めればサクサクとした食感を楽しめます。

 

 

 

店舗のベーカリーで焼いたもの以外にも、ミンスパイはありました。6個入りで1.25ポンドでした。

180℃のオーブンで10分温め、ラム酒とブランデークロテッドクリームと一緒にいただきました。

 

 

TESCO テスコ

1919年創業のイギリス国内最大手のチェーンスーパーの「TESCO」。FTSE100種総合株価指数組入銘柄(日本でいうところの日経225のようなもの)の一つです。

ミンスパイの価格は、6つ入りで1£(約150円)でした。パッケージの写真も綺麗で、ワクワクしますね♪

1個当たり209キロカロリー。茶色い美味しい食べ物はなんでもハイカロリーです。

干しブドウ(Sultanas,Currants,Raisins)やりんごピュレが入っており、オレンジピール・レモンピール・スパイスなどで味付けされているのも他社のミンスパイと差がありません。

 

見た目はこんな感じ。伝統的な星形の生地が乗っています!

星の形はベツレヘムの星またはクリスマスの星(東方の三博士にイエス・キリストの誕生を知らせベツレヘムに導いた、キリスト教徒にとって宗教的な星)を模しているとも言われています。

テスコミンスパイは、他社と比べると砂糖が多めにふりかかっています。

 

高さは3センチくらいです。カットすると中からトロッとしたミンスミートがたっぷり。

甘さと酸っぱさのバランスが良く、なによりシナモン好きな私好みのスパイスを感じるような味付けです。「Morrisons」のミンスパイと比較すると、酸っぱさは控えめです。

 

Sainsbury’s セインズベリー

イギリス国内では、テスコ、アズダに次ぐ大手スーパー「セインズベリー

ミンスパイの価格は、6つ入りで1.5£(約225円)でした。ザ・クリスマスカラーのパッケージです。

 

成分表。1つ230キロカロリー…お菓子は糖質が多いですね(;’∀’) 一日一個少しずつ食べていきます…

 

実物はこんな感じです。クリスマスツリー、もみの木がデザインされた可愛らしいミンスパイ。

 

 

オーブンで少し温めるべし、と記載があったので160度で8分ほど温めました。

 

スパイスの効いたねっとり濃厚なミンスミートです!モリソンズのミンスパイよりは酸っぱさは少なく、テスコのミンスパイに比べると甘さ控えめのように感じました。

 

 

私の好みだと、リピートして購入するのはTESCOのミンスパイかな…

 

 

もう一つのスーパー「M&S(マークス&スペンサー)」のミンスパイも食べてみたかったのですが、さすが飽きてしまいました(;’∀’)

それに、クリスマスプディングやパネトーネなど、ミンスパイ以外のクリスマス菓子も楽しむためのカロリー余地を残す必要もあり…。

 

縁起もののクリスマス伝統菓子「ミンスパイ」

クリスマスシーズンにイギリスに来た際は、ぜひ食べてみてください(^^♪

 

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