【イギリス伝統のクリスマスケーキ】クリスマスプディング

イギリス生活
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イギリスの伝統的なクリスマスケーキ「クリスマスプディング(Christmas pudding)

数か月前から熟成させて作られたこのケーキは、ブランデー・ラム酒がばっちり効いた風味、味は濃厚で芳醇です。

せっかくの英国暮らしということで、各スーパーのものをさっそく食べてみました。

 

クリスマスプディング(Christmas pudding)

イギリスの伝統的なクリスマスケーキです。プディングと名が付いていますが、食感はねっとり濃厚なケーキスポンジ。

以下の材料を混ぜ合わせて作られます。

  • 生パン粉
  • 小麦粉
  • ミンスミートと呼ばれる牛脂(ケンネ脂、もしくはバター)
  • 卵、砂糖、ブランデーなどにつけて柔らかくしたドライフルーツ、クルミなどのナッツ類
  • 香辛料(ナツメグ、シナモン、クローブなど)
  • ブランデー、ラム酒

生地を型に流し込み、6時間ほど蒸し、その後はクリスマスまで1か月ほど冷たい場所で保管して熟成させます。この熟成期間が長ければ長いほど、ドライフルーツが発酵するため、芳醇で美味しいケーキになります。

 

 

英国では12月25日からさかのぼって4週間前の日曜日からがアドべント期間(キリスト教西方教会において、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間。クリスマスまでのカウントダウンが始まる)です。

そしてその1週間前の日曜日は「ステア・アップ・サンデー(かき混ぜる日曜日)」と呼ばれ、その日に家族でクリスマスプディングを作るのが習わしです。

6時間も蒸す手間があり、最近では手作りする家庭も少ないのだとか…。

 

このクリスマスプディングのレシピは各家庭に代々伝わっており、それぞれ材料・調味料の配合・熟成期間なども違うようです。

日本でいうところのお雑煮のようなものでしょうか…?(具材、お出汁の種類、丸餅か四角の餅かなど)

 

 

面白いのは、クリスマスプディングを作る際の伝統的な習慣がたくさんあることです。

  • 生地をかき混ぜるときは、家族が一人ずつ願い事をしながら。
  • 生地を混ぜるのは東から西の方角へ。(イエスの誕生を祝福した東方の三賢者が東から西へやってきたから)
  • 生地に硬貨(昔は6ペンス硬貨)、指輪、指ぬきやボタンを入れる。(切り分けた時にどれが入っているかで来年の運勢を占うため)
  • 材料には、13種類の材料が使われていなければならない(イエスと12人の弟子の象徴)

クリスマスは日本では恋人と過ごすイベントですが、ヨーロッパでは家族が集まり一緒に過ごす大切なイベント。イギリスでは、クリスマス当日は飲食店・スーパーがお休み、電車も走っていないためどこにも行けません(*_*;

 

熟成期間が終わったら、クリスマス当時に食べます。クリスマスプディングは食べる直前に再度蒸して、ラム酒やブランデーをかけてフランベします。

ブランデーバター、ブランデークリーム、アイスを添えていただきます。

 

ブランデークリームについてはこちらの記事に↓↓

【英国のクリスマスの必需品】ブランデークリームって?
クリスマスの時期になるとイギリスのスーパーで見るようになる「ブランデークリーム(ブランデーバター・ブランデークロテッドクリーム)」 日本人には馴染みのないもの…。実際に買ってみましたので、食べ方・味などご紹介します。 ...

 

 

Morrisons

イギリスの西友のようなスーパー「Morrisons」。庶民の味方、よくお世話になっております。

6か月熟成の100g1£(150円くらい)のクリスマスプディングです。400g、800gとより大きいサイズのクリスマスプディングもありました。

人工着色料、人工香料不使用。

成分表はこちら。小さいのに314キロカロリー、炭水化物52g…罪深い食べ物ですね(;’∀’)

 

中身はこちら。アルコール感強めの良い香り!大人のデザートです。

 

ドライフルーツとナッツがとろっとしていて、舌触りも香りも味も芳醇濃厚です!!香りの時点で予想できるようにアルコールが強いですね。お子様向けの味付けではないかなと思います。

干しブドウのほどよい酸味もありますが、甘くて濃厚なので飲み物を準備して食べることをおすすめします!

 

 

Waitrose

イギリスの高級なスーパー「Waitrose」。英国王室御用達のスーパーであることでも有名です。百貨店「John Lewis(ジョン・ルイス)」の系列店。

価格は他スーパーと比べて高めですが、そのぶん高品質な商品が多いです。

 

12か月熟成の100g2£(300円くらい)のクリスマスプディング。ブランデーV.S.O.Pを使用した贅沢な一品です!

熟成期間も長く、良質な材料を使用しており、さすがウェイトローズです(;’∀’) 味も期待してしまいます。

 

賞味期限は2023年4月。長持ちしますね。発酵させてアルコール分が増加し、それだけ保存可能になるということでしょうか。

 

成分表はこちら。調理方法には「蒸し」と電子レンジの2パターンあるようです。本来の食べ方は、食べる直前に再度蒸すようなので、トラディショナルな食べ方をしたい場合は蒸した方が良さそうですね。我が家には蒸し器が無いので、チンしていただきます。

 

電子レンジで温めると、部屋中にブランデーの良い香りが広がります!

 

美味しい!

さすが12か月熟成…6ヶ月熟成と比べると、ドライフルーツやナッツなどの具材の一体感が強いです!よりねっとり濃厚です。

ちびちび食べていくスイーツですね。

 

 

ミルクティーを用意したものの、かなり濃厚だったのでどちらかと合う飲み物は

お酒だ!!

と、ウイスキーを準備しました。クリスマスプディング自体がめちゃくちゃ甘いので、ラムやシェリーといった甘いお酒よりもウイスキーやブランデーの方が合うのかなぁと。

甘党さんは甘いお酒と合わせても問題ないかと思います!

 

ちなみに、800gのクリスマスプディングはこちら。大容量でもこのドーム型の形です。

 

わかりやすいように大きさをカップヌードルと比較するとこんな感じです。どん兵衛ぐらいの直径ですかね?

 

ハイカロリーなので、この量を一度に一人で食べるのは厳しいですね(;’∀’)

「1度開封したら3日以内に食べること!」とあるので、この大きさは何人かとシェアする前提で購入することをおすすめします。

 

 

世の中にこんなに酒に合う美味しいデザートがあったとは…人生で一度は食べることができてよかったです(*_*;

クリスマスの時期にしか手に入らないのが残念なくらい。ウイスキーを飲むときのつまみレギュラー1軍に入れたかったです…

 

ぜひ一度ご賞味ください!!

 

 

クリスマスプディング以外にも、「ミンスパイ」もイギリスのクリスマスに欠かせないお菓子として有名です。

各スーパー食べ比べてみました↓↓

【イギリスのお菓子】ミンスパイ英国各スーパー食べ比べ
妻ゆーこです。 英国のクリスマスのお菓子で有名な「ミンスパイ(mince pie)」 先日スーパーで発見したので買ってみました。今回はミンスパイの歴史と、英国の各スーパーのミンスパイの食べ比べレビュー記事です。 ミンスパイとは...

 

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