中庭も、立ち飲みする人で賑わっていました。来場者全員が着席できるほどのテーブルは用意されていなかったようです。
テーブルに着いてゆっくりと楽しみたい方は、早めの来場をおすすめします。
我々もビールを注いでもらい、席についてゆっくり楽しむ準備ができました。
パンフレットを読みながら、最初の一杯を味わいます。
パンフレットには、バタシー卿”Lord Battersea”(会場がある土地の伯爵?)からのメッセージが記載されていました。
Only 275 days to go before Christmas. But the taste of Xmas is available from tomorrow at Wandsworth Common Beer festival with Carolus Xmas Ale 10.5% & St. Barnabus (Trappist) Noel 10%. On tap NOT bottled. Get there before Lord Battersea drinks the lot.https://t.co/0fq0qXzzOA pic.twitter.com/HXZdgspcpp
— Wandsworth BeerFest (@WandsworthBeer) March 29, 2022
「春の祭典、栄えある第12回ワンズワース・コモン・ビア&サイダー・フェスティバルへようこそ。
2020年春に中止となった運命のビアフェスからちょうど2年。2020年3月を思い出すと、1万パイントのビールを醸造メーカーに発注したにもかかわらず、ロックダウンとなってしまった恐怖が蘇ります。」
開催中止となった2020年春のビアフェスティバルでは、注文キャンセルできず、届いてしまったビールをこのバタシー卿が引き取り、”endless re-fills”のビールを消費期限までになんとか飲んで処理したのだそうです…(笑)
ビール好きからすると、エンドレスおかわりできるなんて楽しそうですけど…(;’∀’)
グラス
ロンドンのデザイナーによってデザインされた記念ビールグラスは、入場料に含まれているそうです。
以前までは、別売り2ポンドで記念ビールグラスを販売していたそうですが、現金(コイン)を持っている人が少ない上、さらに手数料を考えるとたった2ポンドをカードで決済するのは経済的ではないという理由から、入場料に含めることにしたのだとか。
記念ビールグラスはコレクション性が高く、マニアに人気で、数年前のビアフェスティバルのグラスが、8~10ポンドで取引されていることもあるそうです。
料理
パスタやピザなど、主にイタリア料理が食べられるみたいです。
メインバーで注文すると注文番号を渡され、料理ができたらカウンターから大きな声で店員さんが番号を呼んでくれるので、受け取りに行くというスタイルでした。
パンフレット内の注意事項としては、
建物の中にはアパートとして使用されている部屋もあるため、「酔っぱらって騒いだりせずに、静かに退出するように」という文言がありました。
YouTube動画でも紹介しています。
ビール
イギリスの4か国(イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド)のビールを一度に飲むことができる贅沢なビール祭り。
さらに、イギリス国内だけでなく、スカンジナビア、ベルギー、フランス、イタリア、オランダ、ドイツからのビールも提供されていました。
毎年、春の祭典では、ゴールデンエールを主に取り扱うそうです。
さて、夫婦2人で何種類飲めるのか?…頑張って挑戦してきました!
Viking Ale
”The Beerblefish Brewing Company Limited”のエール。
1800年代のビール、野生酵母を使用したビールなど、昔ながらのレシピに従って醸造しているマイクロブルワリーです。
ヴァイキング・エールは、ノルウェー産酵母を使用した冬のエールで、
ジュニパー(ジンの香りづけなどに使用される)・ヤロー(セイヨウノコギリソウ)・マートル(ギンバイカ)を使用しているため、ハーブの香りがします。
アルコール度数は5.0%、ビーガン対応のビールです。
Do you Drink Like A Viking? Find out how you can in Alex's new blog post! https://t.co/cdtVZDUMHi #HeritageBeer #Walthamstow
— Beerblefish Brewing Co. (@beerblefish) March 29, 2022
Gingerbeerble
No.2のビールと同じく、”The Beerblefish Brewing Company Limited”のビールです。
ジンジャービアブルは、生姜とクローブや黒胡椒などのスパイスをブレンドして醸造したスパイスビールです。アルコール度数は4.5%。
生姜の風味とスパイスをしっかりと感じるハードジンジャービアですが、後味はさっぱりとしています。
ローストしたカボチャ、クリスマスケーキなどの料理と合わせるのがおすすめなのだそうです。
1892 IPA
同じく、”The Beerblefish Brewing Company Limited”のビールです。
1890年代のレシピに従って醸造された、力強いインディア・ペールエール。
「1892 IPA」はアルコール度数6.9%とちょっとパンチのあるビールですが、実はこれでもヴィクトリア時代の同等品よりもアルコール度数は一段低くして作られました。
使用されているホップは、ファッグル(イングリッシュホップの代表例。ミントや花のような香り)、ゴールディング(イギリスの伝統的なホップ。柑橘系の香り)、シトラ(アメリカ産ホップ。強い柑橘系の香りと苦味)など。
炭酸はほとんど無く、現代のペールエールよりもはるかに濃く、よりモルティな味わいです。
Very pleased with a Bronze for 1892 IPA at the @LoveBeerLondon @SIBASouthEast keg competition, given it's usually a cask beer! Thanks judges! #craftbeer #craftnotcrap @CraftBeerCares #award #prize pic.twitter.com/Sd4aBOIOH7
— Beerblefish Brewing Co. (@beerblefish) February 15, 2020
Blonde
“Billericay Brewing”のゴールデンエールです。
イングランド南東部にあるエセックス州に拠点を置く、小さい規模の地ビールメーカーです。個性あるビールを複数種類醸造しています。
アルコール度数は4.0%で、しっかりとした苦味とかすかな酸味があります。
地元以外ではあまり流通していないビールとのことで、このビアフェスティバルに参加した機会に飲むことができて良かったです(^^♪
Sex & Drugs & Rock & Roll
続いて、同じく”Billericay Brewing”のビールです。
アルコール度数5.0%のイングリッシュIPA。
醸造中に3回にわけてアメリカンホップを追加し、フルーティーな香りが強いエールです。心地よい苦味があるホッピーな味わいです。
1つの記事に詰め込むと、ボリュームたっぷりの記事になってしまいそうなので、残りのビール紹介・料理の紹介は次回記事に続きます!
ここまで読んでいただきありがとうございました。