北の果て、稚内。
稚内市の北西部にある岬『ノシャップ岬』と、かわいいアザラシを間近に見ることができる『わっかりうむ ノシャップ寒流水族館』にいってきました。
可愛らしいゴマフアザラシショー、営業時間、チケット入場料など、ご紹介します。
『わっかりうむ ノシャップ寒流水族館』基本情報
どんなところ?
ノシャップ岬(野寒布岬)は、北海道・稚内市の北西にある岬で、日本最北端の宗谷岬と並ぶ人気の観光地です。天気が良ければサハリンの眺望も楽しめます。
名前の「ノシャップ」は、アイヌ語の「ノッ・シャム(岬のところ)」に由来しているそうです。
そんなノシャップ岬にある『わっかりうむ ノシャップ寒流水族館』は、北海道最北端の水族館。
なんといっても見どころは、愛らしいゴマフアザラシのショー・餌やり体験です。
アザラシとの距離が近く、広々としたプールで泳ぎ回る様子や、のんびりと日向ぼっこをしている姿、エサをおねだりする可愛い仕草、食事の様子を間近で観察できる体験型パフォーマンスは必見です!

どこか懐かしさを感じる外観!
営業時間・入館チケット・料金
開館している期間は、夏期間(4月29日~10月31日)と、冬期間(11月1日~11月30日、2月1日~3月31日)の2シーズン。
夏期間は、9時00分から17時00分。冬期間は、10時00分から16時00分。
営業時間については変動するかもしれませんので、公式サイトをご確認ください。
水族館の公式サイトリンクはこちら(https://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/suizokukan/)
チケット料金は、大人500円、小中学生は100円と、良心的。
年間パスポートは1,000円とのことです。
アクセス方法
稚内駅からは、車で約10分程度。
稚内駅から出ている市内バスでは、宗谷バスで「ノシャップ」に乗車し、バス停「ノシャップ」にて下車。そこから徒歩5分です。運行間隔は約1時間おきの頻度でした。
稚内駅周辺の市街地からそう遠くない距離にあるため、半日観光コースとしても人気があるのだそうです。
館内の展示・見どころ
ゴマフアザラシのプール「アザラシ池」
入館してから徒歩20歩くらいで、アザラシたちのお出迎えしてもらえます!
プカプカと浮かぶ、10~20匹ほどのアザラシたち。
アザラシは、大人になると、
オスで体長150〜180センチメートル、体重85〜150キログラム
メスで体長140〜170センチメートル、体重65〜115キログラム
まで成長するとのこと。
まゆげが見えるくらい間近で観察できちゃいます。
アザラシの生態についての展示
オスとメスの見分け方の紹介。

アザラシとの距離が近いから、見分けることができる!
シーズンによって、アザラシの体型が変わるのですね。
稚内の漁港では、野生のアザラシを見ることができるそう。危ないから、見かけても近寄らないほうがいいですね。
水族館にいるアザラシたちの紹介。
人間の若い男の子が大好きで、よく実習生が来たときはつきまとっている…

個性豊か!
ゴマフアザラシへの餌やり体験
エサやり体験は夏期間だけの開催です。時間帯は、10:00~15:00。エサが無くなり次第終了です。
ゴマフアザラシの餌は、入口にて200円で販売されています。
エサやり開始時間の30分前には、既に6人ほど行列ができていました。早めに並ぶことをおすすめします。
こちらのエサやりトングを使って、アザラシ池へ餌を投げ込みます。
エサを持っている人が現れると、全員一斉に鳴き声をあげて荒ぶるアザラシたち。
エサを投げ入れると、その方向へ全員が元気よく泳ぎだすので、派手な水しぶきがあがります!
子供も大人も大盛り上がりです。
アザラシショー
毎日決まった時間に、アザラシによるショーが行われます。
ネットで検索したところ、犬と同等の知能を持つとのこと。どんな芸を披露してくれるのか楽しみです!
まずは、のんびりしていたペンギンたちを、家に帰すところから開始。
業務終了し、サクサクと家に帰っていきました。
飼育員のお姉さんがアザラシの名前を呼ぶと、1匹がプールから上がってきました。
オスとメスの見分け方について説明をしてくださいました。
飼育員さんの「よし!」の合図があるまで、お客さん側にずっとお腹を向けた体勢でいてくれています。かしこかわいいですね。
続いて、浮き輪を水の上に浮かべると
下から首をのぞかせるアザラシ。
飼育員さんの「せーの!」の合図で、カチューシャをつけて、正面を向いてくれます。
一時停止してくれて、シャッターチャンスを作ってくれています。
続いては、ハーモニカ演奏。
ハーモニカを頭の上に持っていくと、
ハーモニカ音「…ふぁ……ふぁー…ふ…」
※アザラシの鼻息で、ハーモニカの音が鳴っています。
最後は正面をむいてポーズ。成功したかはさておき、お客さんは大喜び拍手喝采。

可愛いからなんでも許される!

芸を披露してくれてありがとう!
大トリの芸は、投げ輪キャッチ。
飼育員さんの投げる輪を、上部にキャッチして首に通していました。
3つキャッチした後は、すぐに飼育員さんの元へ行き、餌をもらっていました。
ペンギン
アザラシだけでなく、フンボルトペンギンも間近で観察することができます。
タッチプール
屋外のプールだけでなく、水族館の室内にも、様々な展示が。
子供たち大喜びのタッチプール体験。ドクターフイッシュ体験などもありました。
他にも、クリオネや
ウツボ
カニ
カニ釣り体験など
周辺の施設
青少年科学館
ノシャップ寒流水族館のお隣には、科学館が併設されています。1つのチケットで、水族館・科学館ともに入館することができます。
珍しい『南極の氷展示』。
業務用冷凍庫に入れて展示されています。
蓋を開けて自由に触ってみよう!
触れさせてくれるという大サービス展示です。
続いて、昭和基地、南極観測の資料展示
展示されていた南極大陸で使用したという犬そりは、レプリカ…ではなく、なんと実際に使用された本物!
貴重なものがこんな感じで展示されていてびっくりしました。
ノシャップ岬
ノシャップ岬には、イルカ像。夕日スポットとしても人気なのだそうです。
ボランティアで観光地解説をされている現地の方がいらっしゃいました。観光客とフレンドリーにお話されており、素敵な雰囲気でした(^^♪
飲食店
水族館からバス停までの間には、大人気の海鮮丼屋「樺太食堂」さんがあります。
うに丼は絶品!都内で食べるより安いです。
売店・ショップ・お土産
水族館の近くには、お土産・売店「あきかわ屋」。
北海道でしかお目にかかれないようなお土産がいっぱいです。
トドカレー
流氷と共にやってくるトドをカレーにしました!!
ふらっと稚内にやってきたばかりに、カレーにされてしまうトド。
少しクセのあるお味なのだそう。気になる方はぜひ!
日本最北端にあるこの水族館『わっかりうむ ノシャップ寒流水族館』。
ゴマフアザラシをはじめ、様々な生き物たちと触れ合い、北の海の魅力を楽しめる水族館でした!
展示はコンパクトにまとまっており、子ども連れの家族でも疲れずにゆっくり回ることができます。
稚内旅行の際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。