【英国駐在員おすすめ】夏のイギリス!イベント|季節を楽しむ過ごし方~6,7,8月~

イギリス
この記事は約17分で読めます。

 

イギリス生活を送る駐在員がおすすめする、夏のシーズン(6~8月)の楽しみ方をまとめてみました。

世界的なテニス大会であるウィンブルドン選手権、クラシック音楽コンサート「BBCプロムス」など、夏もたくさんのイベントや年間行事が行われます!

イギリス国内だけでなく、ヨーロッパ各国のおすすめイベント・楽しみ方も合わせてご紹介します。

 

ビールフェスティバル

夏になるとイギリス各地でビールフェスティバルが開催されます。(年中飲んでますが、暖かいシーズンは特に多い)

テムズ川沿いで開催されるクラフトビール祭り「リバーサイド・ビール・フェスティバル(Riverside Beer Festival)」や

 

テムズ川沿いの観光名所を短時間で巡ることができ、さらにビールソムリエ厳選の英国ビールを楽しむことができるビアクルーズ

 

300種類以上のビールが楽しめる大規模なイベントも

 

 

ドイツへビアホール(ブラウハウス)巡りの旅に出かけるのもおすすめです。

 

 

同じ樽ビールと言えど、2種類あることをご存知でしょうか?

ビール好きならば知っておきたい、カスク(Cask)とケグ(Keg)について紹介しています↓

 

 

【クラシック音楽コンサート】BBCプロムス

イギリス・ロンドンで毎年夏に開催されるクラシック音楽コンサートBBCプロムスThe Proms、BBCプロムナードコンサート)」。

8週間にわたり開催される世界最大のクラシック音楽祭で、ロイヤル・アルバート・ホールを中心に100以上のイベントが行われます。

イギリス国内で生中継されるだけでなく、日本のBSプレミアムなど世界中の数多くの放送局で中継放送されます。

日本が誇るピアニスト辻井伸行さんが参加されたことでも有名ですね。

席によってはお手頃な価格で買えるチケットもあります。ドレスコードもカジュアルでOK。

ぜひ、夏にロンドンへ遊びに行く方、イギリス在住の方はぜひ参加してみてください。

 

 

ロイヤル・アスコット

6月第三週、イギリス王室が主催する競馬「ロイヤルアスコットRoyal Ascot Race Meeting)」。

ウィンブルドン選手権や、ゴルフ全英オープンなどに並ぶ夏の大イベントです。イギリス国内だけでなく世界中の競馬界が注目します。表彰式では国王自ら優勝トロフィーを贈呈。華やかな開会式パレードも見どころです。

ロイヤルアスコットの観戦には、ドレスコードを守る必要があります。男性は、黒色又はグレーのモーニングやスーツ、女性はフォーマルドレス・パンツスーツ・帽子の着用を求められます。

日本の競馬場では、ワンカップ・競馬新聞・馬券を持った酔っ払いの怒号が飛び交ったりしていますよね(笑)さすがは、英国です(;’∀’)

 

 

【野外音楽フェス】グラストンベリー・フェスティバル

6月に5日間にわたって開催される音楽フェスティバル「グラストンベリー・フェスティバルGlastonbury Festival)」。

1970年から開催されている世界最大規模の野外ロック・フェスティバルで、ポール・マッカートニーやレッド・ツェッペリン、ビリー・アイリッシュなど、新旧幅広い世代のビッグミュージシャンが世界中から集います。

参加者は20万人!日本最大の音楽フェスであるフジロックでも7万人ほどですから、その規模の大きさがわかります。

ですが、一般販売のチケットはわずか1時間で売り切れるという人気ぶりです。

音楽だけではなく、ダンス、コメディ、演劇、サーカス、映画上映なども行われるそうです。

 

ウィンブルドン選手権

7月に、 ロンドンのウィンブルドン(Wimbledon)で開催される、テニスの4大国際大会の一つ「ウィンブルドン選手権The Championships, Wimbledon)」。2週間程度のスケジュールで開催されます。

第一回大会が開催されたのは1877年。世界最古のテニストーナメントで、最も格式高い大会とも言われています。グランドスラム(4大大会)の中で、唯一グラス(芝)コートで行われます。

格式高い大会ゆえ、「白いウェア着用の義務」や「芝へのダメージを最小限に抑えるため、ゴム底のシューズしか履けない」などの細かい規則があるそう。

チケットを手に入れるのはひと苦労。一般チケットは抽選当選者のみ、当日券には数に限りがあり早朝から数時間行列に並ぶことになるそうです(;’∀’)

 

 

公園へお出かけ

夏場のイギリスの公園は、英国民の憩いの場。たくさんの人々で賑わっています。

暗くどんよりとした曇りの天気が多かった冬が終わり、暖かい日が差す晴天が比較的多い夏。ここぞとばかりに、みんな外にお出かけします。そこでおすすめなのが、公園へのお出かけ。

 

ハイドパークやグリーンパークなど、ロンドンには緑が多くリラックスできる公園がたくさんあります。

そこでは、ピクニックしている家族や、芝生に寝っ転がってお昼寝しているカップル、そしてなんと水着姿で日焼けを楽しんでいる人まで、たくさんの人がそれぞれの楽しみ方をしています。

 

ピクニックが好きな国民が多いのか、デパートではこんなピクニックセットが売られていることも。こちらはフォートナムメイソンの商品です。

 

中世時代のロンドンの上流階級たちは「肌の色が黒い = 日の当たる外で仕事をしている労働階級」というイメージがあったため、美白・美肌に執着していたそうです。しかし、近年では「肌の色が黒い = リゾート地でホリデーを過ごすことができるほど裕福」というイメージがあるそうで、小麦色に焼けた肌はちょっとしたステータスであるそうな。見栄っ張りな人がいるのは世界共通ですね…(;’∀’)

たしかに、イギリスの天気は曇りであることが多く、日焼けするのはひと苦労です。

 

 

【イギリスのビーチリゾート】ブライトン

イギリス有数の海浜リゾート地「ブライトンBrighton)」。ロンドン、リバプール・ストリート駅から電車で1時間の距離にある海辺の街です。

イギリスでビーチがある場所は多くないため、夏場はパリピが集まるイケイケな街、パーティ・タウンとしても有名です。

ブライトンは昔は田舎町でしたが、1750年にイギリス人医師が「海水浴」を健康法として唱えたことと、ジョージ4世が海辺の別荘として王室の離宮である「ロイヤル・パビリオン(Royal Pavilion)」を建てたことで、

高級リゾート地としての地位を確立。上流・中流階級の人々の保養地として人気を集めました。

こちらが「ロイヤル・パビリオン(Royal Pavilion)」。

摂政王太子(後の国王ジョージ4世)が、1800年代初頭にブライトンに海辺の別荘として建てた王室の離宮です。

インド・イスラム風のエキゾチックで美しい外観、中国風のオリエンタルな内装という風変りな建築物です。ジョージ4世国王は休暇の大半をこの街で過ごしたのだそうです。

40年の歳月をかけて建てただけあり、細部まで造り込まれています。ブライトンの目玉となっている建築物です。

 

7月といえど、気温は20度前後。日本人からすれば、少し肌寒く、海水温は泳げるような温度ではありません(;’∀’)英国人たちは、泳いでる人もちらほらいますが…。

 

ブライトン旅行記、観光名所についてはこちらの記事で詳しく紹介しています↓

 

 

ガーデンアフタヌーンティー

園芸店・温室で、楽しめるイングリッシュガーデンアフタヌーンティー。

インスタ映えしそうな素敵な場所で、駐在員・駐在妻にも大人気のアフタヌーンティーです。

やわらかな日が差す温室の中にカフェ・ティーハウスがあり、ロンドンの春・夏のお日様が降り注ぐ気持ち良い空間の中で、素敵なカフェ・ティータイムを楽しめます。

ロンドンの夏(7月)の最高気温は20℃前後。夏であっても温室の中はちょうど良い気温です。

料金・雰囲気・感想など、写真たっぷりで紹介しています↓

 

 

日本人街の花火大会

ドイツ西部の都市「デュッセルドルフ(Düsseldorf)」

実はヨーロッパ最大の”日本人街”として有名で、8,400人以上の日本人が生活している都市です。夏には日本から花火師を招いて盛大な花火大会が開催されたりします。

 

お寿司、ラーメン、うどん、蕎麦など評判の良い日本食レストランがたくさんあります。

イギリスで食べるより安くて美味しい!本格的なお寿司定食

関西風の味付けのカツ丼など!日本が懐かしくなる本物の日本料理がいっぱい。

 

 

【イギリス最大の日本フェス】ハイパージャパン(HYPER JAPAN)

7月に、イギリスのロンドンで開催されているイギリス最大の日本文化総合博覧会「ハイパージャパンHYPER JAPAN)」

日本の伝統文化からゲーム・アニメなどのポップカルチャーまで、幅広い日本文化が紹介されるイベントです!

イギリスだけでなく、フランスやドイツなど近隣の欧州各国から約8万人超の参加者が集います

開場の様子については、こちらの記事で詳しく紹介しています↓

 

 

エディンバラ・ミリタリー・タトゥー

8月にスコットランド・エディンバラ城前で開催される夏の一大イベント「エディンバラ・ミリタリー・タトゥーRoyal Edinburgh Military Tattoo)」。

英国内や海外の軍楽隊による華やかなショー・パレード、花火などを楽しめる伝統の祭典です。約22万人の観客が訪れる盛大なイベントで、チャリティーイベントとしての側面もあります。

 

軍楽隊は、スコットランドの伝統衣装である「キルト」を身にまとっています。スコットランド軍楽隊による、バグパイプの演奏が見どころです。

様々な色の糸で織られた格子柄の織物で、16世紀から17世紀ごろにハイランド地方(スコットランド北部)の衣装として定着したと考えられています。

タータンは、その用途により細かく分類されています。

王室で用いてきたロイヤル・タータン、軍隊で使用されるミリタリー・タータン、地域性のあるディストリクト・タータンなど…多数!日本でいうところの家紋?のようです。

およそ7,000種類ほどのタータンが存在すると考えられており、さらに毎年150件ほどの新しいデザインパターンが登録されているのだとか。

この祭典のプログラムの中には、観客も一緒に会場全体で「蛍の光」を合唱するシーンがあります。

実は、原曲はスコットランドの民謡「Auld Lang Syne」。日本人が良く知っている「蛍の光」は、こちらを元に日本の学校教育用に作詞されたものだそうです。

ちなみに、タトゥー(Tattoo)は入墨のことではなく、「tap toe(蛇口を閉める)」に由来するもの。酒場で飲んでいる兵士たちが時間通りに宿舎に帰営できるよう、エール樽の蛇口を閉めるように合図していたことからきているようです。

そして、チケット料金は42ポンドからとピンキリで、見やすい席ほど高いです。

チケットやホテルは、すぐに売り切れてしまいますので、早めに購入・予約することをおすすめします。(直前でも残っていることはありますが、高くて良い席、または端っこの人気が無い席が多い印象です。)

 

 

【祝日】サマー・バンク・ホリデー

8月の最終月曜日の公休日「サマー・バンク・ホリデーSummer bank holiday)」。

日本と比べると祝日が少ない英国。その貴重な祝日が8月にあります。

英国のバンクホリデーは年に3回、「Early May」「Spring」「Summer」と、5月に2回と8月に1回設定されています。

 

名前の由来は、バンクとあるように金融機関がこのような祝日に休業することからきているそう。この日は、金融取引ができないため、他業種一般企業や学校も休みになることが多くなり、次第に公休日となったとか。

お出かけ・旅行する家族も多いです。8月の終わりは暑すぎず涼しすぎずで過ごしやすく、旅行・観光にもちょうどいいシーズンですよね。

 

 

移動式遊園地「Fun Fair」

イギリスの夏は、各地の公園で移動式遊園地「ファン・フェア(fun fair)」が開催されています。

子供向けのお祭りではありますが、日本ではあまり見ない移動式遊園地で、大人もちょっとワクワクしてしまいます。

 

メリーゴーランド、クルクル周るティーカップなどの小さいお子さんも一緒にたのしめるようなゆったりしたアトラクションから、

フリーフォールやジェットコースターなどの、絶叫マシンまで幅広く準備されています。

入場料無料で、アトラクションに乗る際はその都度支払いをします。だいたい一つの乗り物は3ポンドぐらいから。乗り放題チケットが用意されていることもあります。

 

そしてこの移動式遊園地、組み立てからオープンまでが異様に早い

2日もあれば、近所の公園に立派な遊園地が完成しています(;’∀’)

妻ゆーこ
妻ゆーこ
あまりにも早く組み立てられて、乗るのが心配になる(;’∀’)

 

いろんな乗り物・アトラクションがあります。

 

妻ゆーこ
妻ゆーこ
イスがぶら下げてられてるチェーンが細くて怖い(;’∀’)

 

徐々に上へ。なかなかの回転の遠心力。

妻ゆーこ
妻ゆーこ
思ってる倍の高さ(;’∀’)

これだけのクオリティのアトラクションが、2日もかからないほどで組み立てられます。それもこわい。

 

続いてこちらのアトラクション。

 

夫レージ
夫レージ
せっかくだから乗ってみる!これなら大丈夫そう。

 

 

グオオオオオォン

いろんな方向に高速回転する、予想外の動き。

あんなにニコニコわくわくで搭乗した夫でしたが、帰ってきた時には真顔で具合悪そうにしていました。表情差分が面白かったです(笑)

 

景品がもらえる投げ輪ゲーム、というシンプルなものもありました。

よーく見ると景品が、酒・金・エナジードリンクという大人の欲望の塊セット、子供向けの遊園地にはあるまじきもので笑ってしまいました。

 

ヨーロッパのリゾート地へ旅行

夏らしく青い海・青い空・ビーチを楽しむならば、イギリス国外のヨーロッパリゾート地遊びに行くのもおすすめです。

 

青の洞窟」で有名なリゾート地、イタリアカプリ島

「青の洞窟」はいつも見ることができるわけでなく…見ることができる可能性が高いのは、夏のシーズンです。

 

ハネムーンの旅行先として人気の「ギリシャ・サントリーニ島(Σαντορίνη / Santorini)」。

断崖絶壁に佇む白く美しい町並み、青いドーム、青いエーゲ海と空。世界一美しいと言われる夕日などが有名です。

 

 

また、近年は異常気象により、イギリスでも観測史上初の最高気温40度を記録したりしました。

イギリスの家には、セントラルヒーティングをはじめ防寒対策はしっかりしていますが、エアコン完備の家は多くなく…(*_*)熱波の日には、エアコンがあるビジネスホテルに避難したり、涼しいスコットランドや北欧へ旅行したりして過ごしておりました。

 

スコットランドで、ウイスキー蒸留所巡りの旅を楽しんだり

 

 

デンマーク旅行、陶器「ロイヤルコペンハーゲン」のアウトレットを楽しんだり、

 

 

 

フラットピーチ

イギリスの夏にスーパーで見かける平べったい桃。安く、甘くてとっても美味しいので日本人駐在員の間でも人気です!

その平たい桃「バントウ蟠桃)」(ドーナッツ・ピーチ(Donut peach)、フラットピーチ、サターン・ピーチ(Saturn peach)とも呼ばれます)は、日本では10倍ほどのお値段します。ぜひ在英中にお試しください!!

おすすめの食べ方は、こちらの記事で詳しく紹介しています↓

 

 

以上、イギリス・ヨーロッパで、夏のシーズンに楽しめるイベント紹介でした。英国で生活されている方、旅行で遊びにいらっしゃる方のご参考になれば幸いです!

 

 

 

 

Youtube動画でも紹介しています。よろしければ、ご視聴・チャンネル登録・いいね、よろしくお願いいたします!

タイトルとURLをコピーしました