浅草の路地裏に佇む大人の隠れ家『じゅうろく』
浅草にある大人気の蕎麦割烹「浅草じゅうろく」さんへ行ってきました!
こちらのお店、食べログの「そば 百名店」にも選出されている大人気店です。

お店の前に到着すると、落ち着いた雰囲気の暖簾と「16」と書かれた灯りがお出迎えしてくれます。
お店がある場所は、観光客で賑わう浅草の中心地から少し歩を進めた「観音裏(奥浅草)」エリア。
予約困難な大人気店。
単に「お蕎麦を食べて帰る」だけでなく、
美味しいお酒と一品料理を嗜み、最後に蕎麦で締めるという江戸の「粋」を存分に味わえる「蕎麦前」が、
このお店の最大の魅力です。

飲み物のメニューはこちら

鴨鍋コース
まるで茶碗蒸し!?ふわとろ食感の「だし巻き卵」

最初に出されたのは「だし巻き卵」。
綺麗な黄色い卵焼きの横には、ネギ味噌と大根おろしが添えられています。

箸を入れると、プルップルの柔らかさ!
口に入れると、まるで茶碗蒸しを食べているかのような出汁の旨みと満足感が広がります。
またネギ味噌は、

このネギ味噌だけでお酒が飲める!
と思うほどの美味しさでした。
香りが弾ける!塩と絶品わさびでいただく1枚目の「荒挽き蕎麦」

「浅草じゅうろく」さんでは、コースの途中で1枚目のお蕎麦が出てきます。
「荒挽き蕎麦」。運ばれてきた瞬間から、蕎麦の素晴らしい香りが鼻を抜けます。

お店の方から、

わさびだけで食べてみてください
とおすすめされ、伊豆産のわさびを少し乗せていただくと、絶品!
わさびは、青りんごのような爽やかで上質な香りがして、蕎麦の甘みを最大限に引き出してくれます。
まるで宝石箱!大将の気合いが詰まった豪華「八寸(前菜盛り合わせ)」

蕎麦の余韻に浸っていると、大将が直接運んできてくれたのが豪華絢爛な「八寸(前菜盛り合わせ)」です!

まるで宝石箱!
本当に美しく、一品一品にこだわりが詰まっています。

左上から、
- 金平ごぼう:2種類の味付けで4段階の焙煎を施した、自分で作るものとは一線を画す美味しさ。
- 辛子酢味噌和え:宮城の真蛸、山口のトラフグの皮、京都の九条ネギを使用。
- 湯葉刺し:岐阜の「青大豆」を使った手作りの湯葉。
- 丹波の黒豆:今年の暑い夏を乗り越えた、今年最大級の大粒の黒豆。
- わさびの醤油漬け:伊豆のわさびを使用。甘口ながらもピリッと辛い大人の味。
- 若桃の甘露煮:種がない、爽やかな甘さの桃。
- 穴子の煮こごり:対馬産の穴子を使い、10年作り続けているという逸品。
- さつまいものレモン煮:鳴門金時と八丈島フルーツレモンを使った爽やかな甘みのある一品。
- 氷魚(ひうお)の佃煮:琵琶湖産の鮎の稚魚を甘辛く煮たもの。
- 熊本の和牛「和王」のタタキ:蕎麦つゆ漬け
何より感動したのが、熊本の和牛「和王」のタタキです。
大将の娘さんの親友のご実家から安く仕入れているという特別なお肉で、お蕎麦屋さんならではの蕎麦つゆ漬けにされています。
口に入れた瞬間、上質な脂が「一瞬で溶ける」美味しさ!

「女性がいる日は特別に2枚乗せてます!」
という大将の粋な計らいもあり、大満足の一皿でした。
お酒もどんどん進み、栃木のお酒「望」を合わせていただきました。

とろける脂!「気仙沼産本マグロと金目鯛の昆布締め」

次はお刺身の盛り合わせ。
気仙沼産の生の天然本マグロ(140kg級!)と、軽く2時間だけ昆布締めにして水分を抜いた金目鯛です。
マグロの美しいサシを見るだけでテンションが上がります。一口食べると、脂の甘みが口いっぱいに広がり、こちらも一瞬でとろけてしまいました。
金目鯛も昆布の旨みが凝縮されていて、日本酒との相性も抜群です。
モチトロ食感の虜になる「海老芋の揚げ物」

続いては温かい一品、「海老芋の揚げ物」です。

外はサクッと、中はモッチモチでトロトロの食感!
お出汁がしっかりと染みていて、胃腸にじんわりと染み渡るような優しい味わいです。
お蕎麦屋さんなのに不動の1番人気!?「赤城ポークのヒレカツ」

お蕎麦屋さんでのコース料理ですが、なんとここで「ヒレカツ」の登場です!
群馬の赤城ポークを使用しているとのこと。まずは何もつけずにそのままいただきます。

「信じられないくらい柔らかい!」
まさに「飲めるように食べられる」ほどの柔らかさと、豚肉の強い旨みに驚かされます。
大将によると、10年前からこのメニューが一番人気で、これを目当てに来るお客さんも多いのだとか。納得の絶品カツでした。
絶品出汁と秋田産セリが香るメインディッシュ「鴨鍋」

そしていよいよメインディッシュの「鴨鍋」です。


鍋の中には、新鮮な鴨肉、鴨のつみれ、たっぷりのキノコ、そして秋田県産の立派な「セリ」が山盛りに入っています。
大将いわく

「冷凍していない新鮮な鴨なので、表面が白くなったらすぐに食べてください。煮すぎると硬くなっちゃいます」
とアドバイスをいただき、サッと火を通して一口。


鴨肉特有の臭みは全くなく、驚くほど柔らかい!

鴨の旨みが溶け出した濃いめの出汁を吸ったセリのシャキシャキとした食感と香りがたまらない!

鴨のつみれもとても美味しかったです。
〆の2枚目は群馬産新そば

鴨鍋を堪能した後は、お腹も心も満たされていますが、ここで〆の2枚目のお蕎麦が登場します。
今回は群馬県産の新そば。1枚目の荒挽きとは打って変わり、ツルッとした喉越しと上品な香りが特徴です。
さっぱり上品な甘さ「水羊羹と大粒いちご」

ボリューム満点のコースを締めくくるのは、自家製の「水羊羹と大粒のいちご」です。
水羊羹は驚くほどみずみずしく、口の中でスッと解けるような上品な甘さ。いちごの酸味とのバランスも絶妙です。
おわりに
久しぶりに訪れた「浅草じゅうろく」さんですが、最初から最後まで本当に大満足の食体験でした!
大将の素材へのこだわりと、ユーモアたっぷりのトーク(女性がいるとサービスが良くなる!?)も楽しいです。
季節によって変わる旬の食材を味わいに、ぜひまた必ず再訪したいと思います!浅草で本当に美味しいお蕎麦と和食を楽しみたい方には、全力でおすすめしたい名店です。
