チェルシー・フラワー・ショー(Chelsea Flower Show)とは、イギリス王立園芸協会(RHS)が主催するイギリスで最も有名なガーデン・ショーです。
150年以上もの歴史があり、ガーデンショーとしては世界最高峰。世界中の園芸ファンが憧れるイベントです!
世界トップクラスの庭師数百人が、1000種類以上の植物と40,000平米の土地を使い園芸センスを披露するこのイベントには、毎年来場者160,000人にもなるとか。
毎年、エリザベス女王をはじめ、王室のメンバーも必ず訪問しているそう。
毎年5月にチェルシーで開催されていますが、今年はコロナの影響で9月開催となりました。
ロンドンの高級住宅街チェルシー、周辺のショップは高級店ばかり…(;・∀・)
チェルシーフラワーショー開催中は、そのショップ・街中が美しいお花で飾られています。
ガーデンショーの会場に入るには有料チケット(行ったことがある知人いわくチケット代は100£(約1.5万円)ほどらしい)が必要なのですが、無料で楽しめる街中の散策だけでもとても楽しいです!
街中が花でディスプレイされる「チェルシーインブルーム」を見てきました!
今年のチェルシーインブルームのテーマは「the golden age of travel」
旅を連想するような素敵な展示が多かったですよ♪
スローンスクエア駅を出て、まず目に入ったのは気球のようなモニュメント。
人が多い昼過ぎだったせいか、この気球と写真を撮ろうと長蛇の列ができていました(;・∀・)
広場には噴水もあります。
街頭さえもバラでデコレーションされてます!
こちらの展示も植物でできています。
つづいて「デビッドメラー」の店舗。スプーン、ナイフなどのカラトリーを取り扱うお店です。
華やかな花と一緒に展示されているのは、BMWの車。デビッドメラーの工場で丁寧に復元されたものだとか。
ミッレミリア(Mille Miglia)とは、イタリアで行われたイタリア全土を1000マイル走るという伝説の自動車公道レース。
「the golden age of travel」という今年のチェルシーインブルームのテーマから着想を得て、車の展示がされているのでしょうか。
こちらの作品は今大会でGOLDの賞を受賞しています。
撮影したのは最終開催日の土曜日ですが、お花はまだ生き生きとしています。
店内も見学しました。
ホテルのエントランス
花の祭典目当てで訪れた人達が、パシャパシャと写真を撮るのでドアマンのおじさんは少し恥ずかしそうにしていましたw
毎年恒例でしょうし「だからこの日のシフト入るの嫌だったんだよなー」とか思っているのかなと考えてニヤニヤしてしまいました。
つづいて「ティファニー」
お花の迫力もありますが、大通りとその交差点に面していてとても目立ちます。
つづいて「カルティエ」
つづいて「スマイソン」。文房具・革小物・日記帳の英国ブランドです。
気球が青と白のアジサイの花の雲を横切っています。
こちらの展示はBRONZEを受賞しています。
創業者のフランク・スマイソンは、冒険家や世界を旅する人のために設計された世界初のポータブル日記であるパナマダイアリーを発明したと…初めて知りました(;’∀’)
つづいて「ハケット」紳士向けの衣料品や装身具を取りそろえる、英国紳士御用達のメンズブランドです。
こちらも見事な花の気球。上の方のカスミソウは雲を表現しています。今大会でBRONZEの賞を受賞した展示です。
つづいて「マーシャル・ウェイス」、ロンドンで創業されたヘッジファンド運用会社です。
ムンバイのフラワーマーケットをイメージした展示。
迫力ある大きな木製象は、ドライフラワーが飾られた手縫いのブランケットを身に着けています。
イタリアの高級ファッションブランドの「ブルネロ クチネリ」の展示。BRONZEの賞を受賞しています。
つづいて「ラルフローレン」の展示。
旅をテーマに、大型客車のようなデザイン。
ヴィンテージの小道具や、アンティークの皮のトランクに野草や花が添えられて、旅をしているような素敵な雰囲気ですね。
こちらの展示は、一般投票部門でGOLDの賞を受賞しています。
こちらのショッピングモールの入口の展示は、南国の雰囲気が素敵です。
花のアーチをくぐり抜けると、花のトンネルがありました!
ファッションブランド「NU」の展示は、トルコのカッパドキアからインスピレーションを得たそうです。
黄色のドライフラワーで作られた気球が美しいですね。
つづいて子供用品ブランドの「トロッターズ」、英国王室キャサリン妃御用達のお店として有名だそうです。
マスコットキャラクターが花で作成されています。こちらの展示は、今大会でSILVERの賞を受賞しています。
ここまで紹介した高級ブランドショップだけがこの大会に参加しているわけではなく、
カフェ・少量品店・バーもそれぞれが可愛く美しい花の展示をしています!
今大会の展示のマップまで、綺麗な花で飾られています。この徹底ぶりはすごいです…
お店の展示だけではなく、世界旅をイメージしたモニュメントもあるそうです。
ピラミッドの展示を見に行きました。
ピラミッド・ラクダ・アフリカの砂漠が見事に植物・自然のもので再現されています!
高さ3メートルもあるラクダは、桑の樹皮・パンパスグラスで。ピラミッドは白樺の樹皮で作られています。
フィットネス業界を賑わし投資家からも注目を浴びている「PELOTON」
自宅にいながらマシンに付属されたモニターから世界トップレベルのトレーナーのレッスンが受講できるという、画期的なエクササイズマシーンを販売しています。
花のアーチは、雲・空の旅をイメージしているそう。こちらの展示は、BRONZEの賞を受賞しています。
フランスのファッションブランド「レネレイド」
ピンク・黄色・紫などの華やかな色の花で作られた、美しい蝶々が目を引きます!
言われてみると蝶々も旅をしますね、今大会のテーマに沿っています。
入口右側の展示は、パリのエッフェル塔を再現しているそうです。
つづいて日本料理のお店の展示。花でできたドラゴン!
持続可能性というメッセージをこめてドラゴンを題材に選んだと。
ドラゴンは、カーネーション、アキノキリンソウ、ハラン、クロッカス、ラスカスで作られています。合計6,800本の花と葉の茎が展示に使用されたそうです。
こちらの展示は、INNOVATION AWARD GOLDという賞を受賞しています。
北欧のドラゴン船のイメージもあるようで、和と洋、陸と海の融合?みたいなメッセージがあるんですかね…(これは私の推測です)
展示品巡りだけではなく、街をプラプラ。電柱でさえも花が飾られています。
街中お花だらけです。
「花」でなくとも、美味しそうなケーキ屋さんがあったり、景観が素敵な街でした。
チェルシーインブルーム、素敵な思い出になりました(^^♪
まさか散歩するだけでこんなに楽しいとは…夫と来年もまた行こうね~と話しながら帰ってきました。
散歩のように、お金がかからなくても楽しめる趣味をたくさん持ちたいです(*^^*)
ここまで読んでいただきありがとうございました!