【イギリスのお菓子】裁判を起こしたジャファケーキ

2021-10-04グルメ

妻ゆーこです。

英国にはVAT(付加価値税)という日本の消費税のような税があることをご存知でしょうか?(/・ω・)/

日本と違う点は対象によって、税率が異なるという点です。

 

区分 税率 適用品目
標準税率 20% ほとんどの商品やサービス
軽減税率 5% 家庭用燃料、電力、チャイルドシート、避妊用品など
ゼロ税率 0% 食料品(一部除く)、子供服、水道水、新聞、医薬品、居住用建物など

 

お茶文化が根強い英国、ケーキやビスケットは生活必需品としてゼロ税率。毎日消費するものである!という判断なんでしょうか(;・∀・)笑

ただし、チョコレートは贅沢品として20%の税率がかかるのです。

 

では、チョコレートビスケットの税率はどうなると思いますか?

 

実はこれが理由で裁判を起こすことになった面白いケーキがあります

 

興味深い歴史を持つイギリスのお菓子「ジャファケーキ」、今回はその歴史と実際に食べてみたレビュー記事です。

 

 

ジャファケーキの歴史

ジャファケーキとは、直径5㎝ほどの丸くてチョコレートとオレンジジャムがかかった平べったいケーキ

英国のスーパーで、12個入り1£(約150円)くらいで販売されています。

wiki情報によると、1927年から販売されているようなのでかなり歴史のあるお菓子ですね(;・∀・)

 

裁判の発端は、1991年に英国政府がジャファケーキを贅沢品とみなしたことです。

政府は「どうみてもビスケットでしょ!?」という主張に対して、お菓子メーカーは「ケーキだもん!」と主張します。

 

一見どうでもいい論争に見えますが、冒頭で説明した通りビスケットかケーキかでVAT(付加価値税)が大きく変わってきます

なぜか「ケーキであればチョコレートがかかっていても非課税」らしいので、お菓子メーカー側も強く主張するのも納得ですw

商品名も「ケーキ」って言ってるんですもん…

 

それにしてもややこしい、整理すると

ケーキ ビスケット
チョコレートあり 税率0% 税率20%
チョコレートなし 税率0% 税率0%

 

論点となるのは、ビスケットとケーキの線引きです。

お菓子メーカー側はジャファケーキをケーキであると説明するために、こう述べました。

「時間が経つと湿気るのがビスケット!時間が経つと硬くなるのがケーキ!」

この理論に基づいて実験し、ジャファケーキは時間経過とともに硬くなったためにケーキとして認められ、ゼロ税率となったそうです。

 

余談:ジンジャーブレッドの税率

ジンジャーブレッドマンという英国ではお馴染みのビスケットがあります。

名前からお察し。ジンジャー味で、可愛い人型のビスケット。顔がチョコで描かれています

 

驚く点は、同じジンジャーブレッドマンでもチョコレートの使用量によって税率が変わるということです!笑

 

顔が描かれているだけならビスケット扱いでゼロ税率ですが、

ジンジャーブレッドマンのベルトや服などにチョコレートがたっぷり使われている場合は贅沢品となり20%税率になるらしいです…

 

細かすぎる…

こんなに細かく決めるなんて、商品の税率を決定する英国のお役所は忙しいことでしょう…^^;

 

 

見た目と味

スーパーではビスケットの棚に陳列されていました。(ケーキって書いてあるのに…)

オレンジ感たっぷりの可愛いパッケージです。

 

 

中身はこんな感じ。丁寧に個包装なんてされていないあたり、海外のお菓子って感じがします。

 

お皿に出してみました。まだ見た目だけでは、ビスケットみたいです。

 

チョコレートの下にオレンジジャムがありました。

 

 

食べてみると…

柔らかくてケーキに近いです。少なくともビスケットのような「パキッ」と折れるような音は鳴りません。

どこかで食べたことあるような食感…甘食ほどフワフワしてないし、マドレーヌほどのしっとり感もない。

 

味は美味しいです!甘いチョコレートと甘酸っぱいオレンジの相性はばっちりです。

紅茶のお供にぴったり。歴史あるお菓子ですし、日本へのお土産にしても喜ばれると思います。

 

英国を訪れる機会があれば、スーパーで買ってみてください(^^♪

ここまで読んでいただきありがとうございました。