コペンハーゲンの港とのどかな運河をめぐる、クラシックな運河(カナル)ツアー。
美しく静かな街並み、有名観光スポットはもちろん、近代建築や、運河沿いの人々の暮らし方なども堪能できる観光クルーズです。
チケット料金、乗り場、観光名所などを、写真と共に紹介します!
運河(カナル)クルーズツアーって?
デンマーク・コペンハーゲンの港と、のどかな運河をめぐるクラシックな運河ツアーです。
コペンハーゲン運河沿いには、人魚姫、旧証券取引所、オペラ座、ブラックダイヤモンドなどの観光名所が集まっています。
自分の足で歩くよりも早く観光名所をめぐることができ、船に乗って運河からの観光名所めぐりは、また違った楽しさがあります。
「コペンハーゲン」という都市名は、デンマーク語の”Kjøbmandehavn”(商人たちの港)に由来します。
運河・海運は、コペンハーゲンにとって身近なものなのかもしれませんね。
ヴァイキングの歴史もありますし(*’▽’)そのような都市で船に乗って観光できるのは、いい思い出になりますね。
世界的な海運会社「A.P. モラー・マースク」の本社もあります。
出発地は、ヴェストラーデン(Ved Standen)かニューハウン(Nyhavn)の2ヶ所です。
所用時間は1時間ほど。シーズンによって変わるかもしれませんが、出発時間は1日2回の10時と15時でした。
各観光名所で、ガイドさんが英語とデンマーク語で説明してくれます。チケット料金は、100デンマーククローネ(約1,900円)前後です。
出発地の運河沿いに、このようなチケット売り場があります。こちらのチケットを購入できます。(クレジットカード決済可能)
空港や駅で購入することができる「コペンハーゲンカード」があれば、そのまま無料で参加することができます。
コペンハーゲンカードは、
- デンマークの首都圏の公共交通機関が乗り放題
- 89の観光施設・アトラクションに無料で入場できる
- 0歳〜11歳のお子様2名まで同伴無料
という観光客にとっては便利でお得なカードです。有効期間は24時間、48時間、72時間のものなど。幅広く用意されています。
実際に乗ってきました
ニューハウンの船着き場。きれいに整備された船着き場には、大きなクルーズ船がとまっていました。
150人は乗れそうな大きな平べったい船です。運河には橋がたくさんかかっていますし、橋の下をくぐり抜けることができるよう背が低い船が多いんでしょうかね。
ニューハウンは「新しい港」という意味で、飲食店やアンティークのお店といったカラフルな建物立ち並ぶ、コペンハーゲンを代表する観光名所です。
残念ながら当日の天気は雨でした。屋根が無いためずぶ濡れになるのではと心配していましたが、無料でビニールの雨がっぱが配布されていました。
冬場は、屋根つき・暖房が入るボートになるそうです。冬場は最高気温3℃と、屋根なし暖房なしでは、風の強いクルージングなんてとても楽しめませんもんね(;’∀’)
私たちが訪れた夏場でもコペンハーゲンの最低気温は14℃で、肌寒い気温でした。東京の10月ごろの気温です。
いざ出発です!
クルージングでは飲食可能とのことでしたので、近くのお店で購入したデンマークのビール「カールスバーグ」を飲みながら、または軽食をつまみながら、クルーズを楽しむこともできます。
1時間、座りながら観光できるというのは便利ですね(^^♪
運河をゆったりとしたスピードで進むため、揺れはあまりありません。乗り物酔いしやすい人でも、たぶん大丈夫かなと思います。
出発地ニューハウンから、人魚姫の像、アメリエンボー宮殿、アメリエハウン公園、王立図書館(ブラックダイヤモンド)、クリスチャンスボー城、といった順番にまわっていきます。
旧証券取引所
1974年までデンマークの証券取引所があった場所。17世紀に建設された、デンマークにおけるオランダ・ルネサンス様式の代表的な建物です。
ねじねじと4匹のドラゴンが絡み合った高さ56mの尖塔のデザインが特徴的です。
建物・街並みが美しいですね。
人魚姫像
アンデルセンの童話で有名な人魚姫像。
デンマークを代表する観光名所のひとつですが、「世界3大がっかり名所」としても有名です。がっかりポイントは、その小ささでしょうか(;’∀’)それでもたくさんの観光客がいますね。
コペンハーゲン中心地から少し離れた場所にありますし、「わざわざ交通費と足を使ってまで見なくてもいいかな」という人にとっては、クルーズで見ることができてラッキーですね(;’∀’)(笑)
オペラハウス
ペダー・スクラム級フリゲート艦(Peder Skram Frigate)
冷戦時代に活躍したデンマーク海軍のペダー・スクラム級フリゲート艦(Peder Skram Frigate)です。現在は退役しており、歴史博物館として利用されています。
救世主教会
らせん状の曲がりくねった塔が特徴的な、バロック様式の教会です。入場料を支払い、頂上まで登ることができます。
王立図書館、ブラックダイヤモンド
外壁が黒い大理石とガラスで覆われていることから「ブラック・ダイアモンド」と呼ばれています。
17世紀以降、デンマーク国内で印刷された出版物を全て収めており、その中には著名な童話作家であるハンス・クリスチャン・アンデルセンの手稿や書簡も含まれています。
カラフルで活気のあるクリスチャンシャウン(Christianshavn)。運河沿いで夏を楽しむ人々の姿を見ることができます。
クルージングでは、運河沿いのレストランやカフェで、ビールを飲んで食事を楽しむデンマーク人を見かけます。
デンマーク語には”ヒュッゲ”という「居心地の良い空間に満足感を感じることや、小さなことに幸せを感じる」という心の持ち方を指す言葉があります。
ただしゃべって飲んでまったりしているのも、”ヒュッゲ”なのでしょうね(*’▽’)
「こんな狭い所を、こんな大きな船が通り抜けるの?!」と思ってしまうようなルートです(;’∀’)
橋に手が届いてしまう近さです。もちろん、運行中は立ち上がるのは禁止されています。
マンションがある住宅街のすぐそばにも運河が流れています。マイクでガイドをしている添乗員さんも、住宅街を通過する際はマイクをオフにして静かにしていました。
昔、船の解体・メンテナンス作業に使用されていたという運河沿いの倉庫。古いものを活用しよう、と今では企業のオフィスが入っているそうです。おしゃれ…!
近代建築も有名観光スポットも堪能できるカナルクルーズ。
座ったままで一通りの観光名所をめぐることができるのは嬉しいですね♪ガイドさんの英語も聞き取りやすくて助かりました。
コペンハーゲンを訪れた際はぜひ!