【やばい?欧州格安航空】ライアンエアー(Ryanair)搭乗記ブログ
ヨーロッパ最強格安航空会社こと「ライアンエアー(Ryanair)」。
口コミ・評判は悪いですが、本当に酷いのだろうか?そこで、実際に搭乗してきました。
料金、手荷物制限、厳しい罰金、チェックイン、ビザチェック、良い点悪い点、注意点なども紹介します!
ライアンエアー(Ryanair)
ライアンエアーは、1984年に設立された、アイルランドのダブリンに本社を置く格安航空会社です。
国際旅客数としては世界最大の航空会社で、コーポレートスローガンは「Low fares, Made simple(低運賃、シンプルに)」格安運賃を売りに規模を拡大し、現在、ヨーロッパの格安航空会社の中で最大の航路ネットワークを展開しています。
アイルランドのダブリン空港と、イギリスのスタンステッド空港を主要拠点としています。
とにかく料金が安く、ロンドンパリ間が0.99ユーロ(座席数は限定されている)だったりと、前もっての予約やタイミングが良ければ片道数百円で欧州各国へ行くことができます。
ロンドンのヒースロー空港のような大都市の国際空港ではなく、スタンステッド空港といった郊外にある第二、第三の国際空港を使用したり、
チケットの予約はオンラインで受け付けして代理店を設けない、最低限の人員で回し人件費をカットするなど…
様々なコストカットにより、この驚きの安さの料金を実現しています。
実際にライアンエアーに搭乗してみました。
イギリスのスタンステッド空港(London Stansted Airport) から、ドイツのブレーメン空港(Bremen Airport)まで利用しました。
よかった点と悪かった点を紹介します。
良い点
とにかく安い
やはり何と言っても一番は「チケット料金が安いこと」です。
ロンドンのスタンステッド空港から出発の便で検索すると、片道10ポンド(約1,600円)でヨーロッパ各国への便があります。
ライアンエアーホームページ:https://www.ryanair.com
安い料金の実現の背景には、「運行率・回転率の高さ」があります。
ブレーメン空港に到着して飛行機から降りたら、すでに次の乗客がすぐそこまでスタンバイしており、数分後には搭乗開始。あまりの回転率の高さに驚きました(;’∀’)
搭乗する際には、二手に分かれて飛行機の前・後ろの入口から搭乗。小さい機体で座席数は少ないため、搭乗開始してから離陸までの時間は短いです。
さっきまでチェックインカウンターで仕事をしていたスタッフさんが、フライトの時間になると搭乗口のスタッフまで兼務しており(忙しそう)
人件費削減でコストカットをしていることがよくわかりました。
予算から航空券を検索できる
上記で紹介した通り、「格安」を武器にして売り出しています。
そのライアンエアーを利用する客の需要にこたえるように、ライアンエアーホームページでは、予算でフィルターにかけてチケット検索ができます。
写真のように「どこへでもいいから、この予算内のフライトで検索」ができます。
検索しやすい上に、バス・電車のようなお手頃な運賃もあり、国外旅行のハードルが低く感じますね(*’▽’)
人員削減に伴う航空券のキャンセルが少ない
2022年夏の現在、イギリスのみならずヨーロッパ各国の空港は深刻な人手不足に悩まされています。
コロナのパンデミック時に、旅行需要が減り、各地の空港会社は人員削減をしました。そして現在、パンデミックが落ち着き、夏休みシーズンで急増した旅行需要に、人員確保が追い付いていない状況です。
イギリスはさらに、ブレクジット(EU離脱)の影響で、移民労働者の審査に時間がかかっており、他国より人員確保困難な状況が続いています。
2020年以降、コロナ禍で各地の空港や航空会社は職員を削減したが、その後の需要回復に対して今度は人員確保が追いつかず、英ヒースロー空港でも出入国手続きに長い行列ができたり、荷物の到着が遅れたりする混乱が常態化しているといいます。https://t.co/PyARFVIeJS
— 毎日新聞国際ニュース (@Mai_Intl) July 18, 2022
イギリスの航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は、8月から10月末までの間に予定されていたフライトのうち1万300便の運航をキャンセルしています。
各空港・航空会社でフライトキャンセルが相次ぐ中、ライアンエアーはメジャーなヒースロー空港を使用しておらず、人手不足にも困っていないようで、比較的キャンセル件数が少ないようです。