イギリス、ヨーロッパでもさつまいも(スイートポテト)はあります。
「でも日本のサツマイモとはちょっと違う…?」
今回は、イギリスのスイートポテトの特徴、そのスイートポテトを使ったレシピをいくつかご紹介します。
ヨーロッパのさつまいもって?
さつまいもは、イギリスおよびヨーロッパでは「Sweet Potato」の名称で売られています。
日本のものと比べると水分が多くてホクホク感が低い感じがします。色味は、にんじんくらい鮮やかなオレンジ色です。
味に関しては、日本の方が甘く糖度が高いような感じも。それはカロリーの数値にも表れているようで、比べてみると日本のさつまいもの方がカロリーは高いみたいです。
お求めやすいお値段で売られています。物価上昇が深刻な現在のイギリスでも、500gで69p(約120円)です。
「wonky」と書かれた野菜やフルーツは、形が悪いために正規の値段より少し安いそうです。味は問題なし。
“wonky”はイギリス英語特有のスラングで「不安定、おかしい、真直でない、くらくらする、フラフラする」といった意味があります。
レシピ
定番のレシピである、焼き芋・スイートポテト・天ぷら・スープもいいですが、せっかくなのでイギリスだからこそ安くお求めやすい食材と一緒に作ってみました。
スイートポテトとディルの天ぷら
天ぷら粉にハーブの一種であるディルを混ぜて、天ぷらにしてみました。デイル独特の爽やかな香り。緑の彩りも綺麗です。
ディルは、イギリスのスーパーならどこでも売っているキッチンハーブです。
20gで1ポンドほど。20gでも一度の料理では使い切ることはできないほどの量です。
サラダ
サイコロ状に切ってフライパンでバターと一緒に炒め、アボカドとトマトでサラダにしてみました。日本のサツマイモに比べると水分があるので、茹でるとちょっと水っぽくなっちゃうかなぁと、炒めてみました。
冷蔵庫の賞味期限が近い食材を使っただけなのですが、なんともカラフルな一品に(;’∀’)
血糖値の急上昇を抑えるのに効果的なエキストラバージンオリーブオイルをかけて食べました。ハーブ塩でも美味しいです。塩分のおかげで、スイートポテトの甘味が引き立ちます。
いももち
スイートポテト、片栗粉、バター、砂糖、牛乳など、よくあるいももちレシピで作りました。
バターは250gで2ポンド、牛乳は4パイント(約2.3リットル)で1.65ポンド。イギリスは乳製品が安いので、バターや牛乳を使ったお菓子を作りやすいです。
片栗粉もイギリスのスーパーで手に入ります。500gで50p(75円くらい)です。日系スーパーで日本の片栗粉を買うとなると、200gで2£ほどします。
どちらの片栗粉を使っても違いを特に感じなかったので、現地で手に入る安い片栗粉を使用しています!
スイートポテトのレモン煮
イギリスはレモンが安いです。レモン4個入り80pと安かったので作ってみました。
砂糖とレモンで煮て、煮汁ごと冷蔵保存。
食べてみると水っぽさが気になりました(*_*;
日本のさつまいもはねっとりとしているため煮物にしても美味しいですが、ヨーロッパのスイートポテトは水分が多いせいでしょうか…この手の料理にはおすすめできません(;’∀’)
スイートポテトグラタン
炒めたスイートポテトとマッシュルームを敷いて、ホワイトソースとレッドチェダーチーズをかけてオーブンで焼き上げました。
日本のさつまいもよりも甘さ控えめなので、”野菜”として料理に使うといい感じなのかなと。チーズとの相性もばっちりです。
先日の天ぷらに使ったディルが余っていたので散らしてみました。スイートポテトとチーズの甘じょっぱい味とディルの爽やかな香りの相性が良いです。オレンジと緑で彩りも良いですね(^^♪
以上、イギリスで買ったスイートポテトを使ったレシピ紹介記事でした。
日本のブランドさつまいもと比べると「甘さはだいぶ控えめ。そして水分が多い」という特徴があります。
砂糖を加えて作るお菓子などでは気になりませんが、さつまいも本来のパフォーマンスに頼るようなシンプル料理にすると「あれ?思ってたのとチガウ…(´・ω・`)」と違和感があるかもしれません。個人的には、野菜として料理に使うとしっくりきました。
ぜひ、みなさんもヨーロッパのスイートポテトに挑戦してみてください(^^)/ここまで読んでいただきありがとうございました。
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