ベルギーのクラフトビール醸造所「Brussels Beer Project」。
種類・度数・ビールスタイルも幅広く、東京にもビアバーを出店しているクラフトビールブルワリーです。
ブリュッセルにある醸造所の見学ツアーに参加してきましたので、ご紹介します。
Brussels Beer Project(ブラッセルズ・ビア・プロジェクト)
ベルギー、ブリュッセルにあるクラフトビール醸造所「Brussels Beer Project(ブラッセルズ・ビア・プロジェクト)」。
2013年にプロジェクト開始、設立されたクラフトビール醸造所です。
ベルギーは埃をかぶったビール博物館ではない。今日と明日のビールの歴史を書き続けることが私たちの使命。
という信念に基づいて、歴史ある古いビールと新しいクラフトビールの両面を取り入れつつ、型にとらわれないビール造りをしています。
売れ残った廃棄予定のパンを使用してビールを醸造したりと、サスティナブルな活動も行っています。
ベルギーにある醸造所と、パリ、東京と合わせて4カ所に拠点があります。
東京は新宿、代々木から徒歩5分という場所にビアバーがありますので、気になる方はぜひ!食事メニューも充実しています。
ベルギーにある醸造所見学ツアーに参加してきました
ブリュッセル中心部(グランプラス)から北西に徒歩15分くらいの場所にあります。
さっそくオンラインで予約していた醸造所見学ツアーに参加させてもらいました。
「Flash Tour」というツアーに参加。醸造工程の案内に加えて、ウェルカムドリンクに新鮮なIPA、ツアーの後はビール4種類のテイスティングをさせてもらえます。
所要時間は30分、チケット料金は19ユーロです。ツアーは英語で対応してもらいました。
カウンターの壁にはビールのタップ(注ぎ口)がズラリと並んでいます。30種類弱の銘柄があり、日替わりのビールもあるようです。
まずは、ウェルカムドリンクの「Delta IPA」を飲みながら、ツアーの説明を受けます。
実際にビールを醸造している場所へと案内されます。ビアバーの客席のすぐ隣にあって驚きました。
関係者でなくともひょいひょいと醸造しているエリアまで入っていけそうです(*_*;
ビールの主原料である「麦芽(モルト)・ホップ・水・酵母」について、
そしてビール造りの工程
- ミリング(麦芽粉砕)、仕込み
- 発酵
- 貯酒
- 充填
をざっくりと説明してもらいます。
サービス?で、予定には無いけどまた最初とは違う銘柄のビールを飲ませてくれました。
続いて、先ほどのビールを飲みながら、ビール樽が並んでいる部屋へ。発酵させたビールは貯酒。2週間ほど熟成させます。
ウイスキー樽やワイン樽など樽・木の種類は様々です。いろんなレシピ・熟成パターンを試して、ビールスタイル豊かなクラフトビールが出来上がるのですね。
たくさんのサインが入ったビール樽。
こちらはクラウドファンディングで募った資金をもとに醸造し熟成させているビールなのだそうです。
質疑応答をしてもらいながらの30分間の見学ツアーの後は、テーブルで4種類のテイスティング。追加でビールを注文するも良し、席の時間制限はありませんでした。
ビールの種類も様々ですね。これだけ幅広いビールスタイルを味比べしながら楽しめるのは、自由なクラフトビールの面白いところでしょうか。
水はセルフサービス。ヨーロッパの飲食店は、水が有料であることが多いのでありがたいです。
お手洗いの壁には、今まで造ったクラフトビールの銘柄が並んでいます。
レギュラー生産しているビール以外では、1度造ったものを再度造ることはほとんどないそうです。(レシピが残ってないから造りたくても造れないそう)
気に入ったビールに出合ったら、飲めるうちに飲んでおいた方がいいですね(*_*;
醸造所・ビアバーにはショップも併設されていました。
気に入ったビールは買って帰ることができます。もちろん、缶・瓶での販売は無く、タップルームだけでの提供のビールもあるのでご注意ください。
ビールやビアグラスだけでなく、石けん(シャンプーバー)も販売されていました。環境問題に配慮して作られているそう。
いろんなビール醸造所を巡ってきて思うのは、ヨーロッパのクラフトビール醸造所は、環境問題に配慮した取り組みをしていることが多いですね。
クラウドファンディングにしろ、資金を集めるには、サスティナブルな未来のある活動は欠かせないのでしょうね。
お土産にビールをいくつか買ってみました。
Dark Sister
こちらのビール「ダークシスター」は、アルコール度数6.6%のブラックIPA。カスケードホップ、ローストしたチョコレートモルトを使ったダークエールです。
コーヒーのような香ばしい香りで、ちびちびと楽しめるビールです。冬にぴったり。
Now or Never
アルコール度数4.3%のセッションIPAです。ベルギー産ホップのみを使用したというセッションIPA。
IBU数値は10で、比較的苦味が少ないビールです。
IBU(International Bitterness Units = 国際苦味単位)は、どれくらい苦味があるかを数値で示したもの。日本でも有名なクラフトビールの例を挙げると、「水曜日のネコ」のIBUは11です。
以上、ベルギーのクラフトビール醸造所「Brussels Beer Project(ブラッセルズ・ビア・プロジェクト)」の紹介でした。
ベルギー以外で店舗があるのは、パリと東京の2つ。気になる方は、東京のビアバーもぜひ訪問してみてください(^^)/
ここまで読んでいただきありがとうございました。