世界的なワイン生産地である、フランス・ボルドー。
そんなボルドーへ行ってきましたので、
見どころ観光名所・世界遺産・ワイン・フォアグラなどのおすすめグルメ・ホテル・旅費など、写真と共にご紹介します!
前回のその②記事では、レストラン・ワインバー・カヌレ専門店・ショコラティエなど
グルメ編前半を紹介しました。
今回、その③記事ではグルメ編後半。世界遺産「月の港」の夜景を楽しめる川沿いのレストラン、国立歌劇場にある人気レストラン、ボルドーワインショップなどを紹介します!
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グルメ
有名シェフが手掛ける人気レストラン「LE QUATRIÈME MUR」
旅ブログやグーグルマップでの評価が高い、人気フランス料理レストラン「LE QUATRIÈME MUR(ル・カトリエム・ミュール)」。
「お料理、雰囲気、サービスが良いわりに、お値段はリーズナブル」と口コミ評価が高いです。
予約必須。ランチタイムに2回転、ディナーに2回転。メニューは週替わりだそうです。
オペラ座、国立歌劇場と同じ建物内にあるため、品格ある優雅な雰囲気・内装です。
シェフはフィリップ・エチュベスト(Philippe Etchebest)さん。
サンテミリオンにあるミシュラン2つ星レストランも経営されていたり、フランスの料理テレビ番組『Top Chef』『Objectif Top Chef』などの、審査員や司会を務める有名人のようです。
インスタグラムはフォロワー109万人!有名インフルエンサーなんですね(;’∀’)
今回は土曜のランチタイムに訪問しました。
ランチコース(前菜、メイン、デザート)のお値段は1人55ユーロ。席の時間は一時間半でした。
前菜2種。
キノコのフリカッセ ラビオリ、フォアグラのパン粉焼き、キノコのクリーム煮
Raviole de fricassée de champignons, foie gras poêlé, crémeux de champignons
人生で食べたキノコ料理ランキングベスト3に入るくらい、キノコの香り風味が濃厚でした!
生ホタテ、キュウリとタピオカ、ジン/トニックビネグレット
Saint Jacques à crue, concombre et tapioca, vinaigrette gin/tonic
メイン2種。
仔牛のコンフィ、キャベツとグルノーブルのコンディメント、デビルソース
Paleron de veau confit, choux et condiment Grenoblois, sauce diable
白身魚の味噌漬け、セロリ、マンゴー/柚子胡椒ジェル
Poisson du marché laqué au miso, céleri, gel mangue/yuzukosho
魚の甘味・旨味をこれでもかと感じさせてくれる、感動の料理でした。身は柔らかく、ホロホロとくずれます。
デザート2種。
レモン、メレンゲ、黒ゴマ
Citron, meringue et sesame noir
たっぷりの黒ゴマの上に、もったりと乗っているメレンゲクリームはレモン風味でさっぱり甘くておいしいです。
グラニーアップル、アゼリアチョコレート、ヘーゼルナッツ
Pomme granny,chocolat azelia et noisettes
食後のコーヒーとハーブティー。
ランチコースは2人で110ユーロ、
そこにグラスワイン2つと食後のカフェ2つと、サービス料を追加して、合計141.90ユーロでした。
こちらより安いレストランはボルドーにはたくさんありますが、星付きレストランのシェフのお店で、かつ優雅な空間・雰囲気を味わえると思えば妥当なお値段かもしれませんね。
なにより、「フランスに来て、いかにもなフランス料理を食べてるぞ!」という気持ちにさせてくれます!
世界遺産の夜景が楽しめるレストラン「L’Estacade」
ガロンヌ川の右岸に張り出した、川沿いのレストラン「L’Estacade(レスタカード)」。
左岸のボルドー中心地からは、トラムで5分+徒歩14分の距離にあります。
対岸から、歴史的建造物が建ち並ぶ、世界遺産「月の港」のパノラマビューとともに、美味しいボルドーワインやフランス南西部の料理を楽しむことができます。
ガロンヌ川に張り出したこの場所に、高床式のレストランを建てる建築許可を得るのに、2年以上かかったとか。
星付きレストランで修行を積んだというシェフが腕を振るっています。
事前に予約して、週末のディナーの時間帯に行ってきました。
世界遺産のパノラマビューを存分に味わえる、川沿いの窓側の席でした。ラッキーです!
店内はこんな感じ。思ってたより座席数はあります。それでも、私たちが退店するころには満席になっていました。週末は予約したほうがよさそうですね。
飲み物メニューはこちら。ワインの種類が豊富です。もちろんグラスワインも6ユーロからありました。
食べ物メニューはこちら。英語表記もあるので安心です。店員さんも英語でのコミュニケーションが可能でした。
オイスター。6つで16ユーロ。
「鴨のフォアグラのテリーヌ、ピスタチオ入り」、18ユーロ。
フォアグラの脂が口の中でスッととろけます。臭みもなくて美味しい!ピスタチオの風味と食感が良い感じです。
「“ロッシーニ “スタイルのビーフトゥルネード、ポテトのロゼッタ」、28ユーロ。
ステーキの上にフォアグラのソテーを乗せたフランス料理、ロッシーニ。なんともリッチな料理ですね。
隣のトルネード?は、玉ねぎとじゃがいものマッシュがミルフィーユ状に重ねて焼き上げたものでした。甘く香ばしく、ソースともよく合います。
焼き加減はミディアムにしました。レアでお願いしようとしたところ、「ミディアムでもけっこうブラッディだよ」とのことでしたので、ミディアムにしました。
「鴨胸肉、ザクロと季節の野菜添え」、26ユーロ。
焼き加減はミディアムでお願いしましたが、けっこうレア感があります!生臭みは全くなく、歯ごたえと鴨肉の味がしっかりしていてとっても美味しいです。
鴨の脂とザクロでできたソースも最高です。
世界遺産「月の港」を眺めながら、美味しいフランス料理を楽しめるレストランでした!
お子さん連れファミリーのお客さんもいましたし、価格帯も高すぎないため、そこまでハードルが高いお店ではありません。利用しやすいかと思います。
試飲できるワイン販売店「Max Bordeaux / Wine Gallery」
ワインバー兼ワイン販売店の「Max Bordeaux」。
前回記事で紹介したボルドーワイン委員会運営のバーと違い、こちらはおよそ45種類ほどの格付けボルドーワインを自由に試飲&購入することができます。もちろん、ムートン・ロートシルト、ラフィット・ロートシルトなどの五大シャトーのワインもあります。
ボルドーで、試飲と購入の両方ができるお店は意外と多くないです。
通常、グラスワインで提供しないような格付けワインを、25ml、50ml、75mlといった細かい単位量で試飲することができます。
料金は2ユーロからと、各ワインごとに異なります。中にはグラス1杯で50ユーロもするワインも!
日本のレストランで飲むともっと高いですし、グラスで1杯だけという飲み方でできないようなワインを少量ずつ試飲させてもらえるのは、嬉しいですね(*’▽’)
Les Grands Crus Classés de Bordeaux à portée de tous !(ボルドーのグラン・クリュ・クラッセをお手軽に)
というコンセプトを掲げているだけはあります。
ワインバーと聞くと夜からオープンするようなイメージですが、こちらの営業時間は、11~19時半まで。日曜日は定休日です。
東京の六本木にも店舗があるようです。
おつまみ・食べ物は一切無く、純粋にワインだけを楽しむ場所です。
また、週に数回、ワイン醸造家・生産者によるワインセミナーも開催されているようです。ワインの香りと味の特徴、識別、ブドウ畑、ワイン文化などを学べる内容。受講料金は5~20ユーロと、テイスティングワインの内容や講習時間によって異なります。
店内の天井には大量のワイングラスが吊り下げられています。
試飲させてもらえるワインのリストはこちら。
25mlで2ユーロのものから、25mlで100ユーロのものまで。
世界三大貴腐ワインの1つであるソーテルヌも試飲させてもらえました!
ソーテルヌ格付け1級の実力派シャトー「シャトー・ギロー」の貴腐ワイン。
日本の通販サイトで買うと、1本1万円です。味を知らずに買うには躊躇する価格帯のワインですから、こうやって試飲させてもらえるのは嬉しいですね~
産地や特徴など、店員さんが丁寧に各ワインの説明をしてくれます。その場で買うことができるワインなので、ボトルで買う場合のお値段も聞けば教えてくれます。
高級貴腐ワインを含め、いろんな格付けワインを6種類テイスティングさせてもらい、料金は合計で23ユーロ。
持ち帰り用に15ユーロのボトルワインを購入して、合計は38ユーロでした。
購入した15ユーロの赤ワインはこちら。
シャトー・ド・シャントグリーヴ(Château de Chantegrive)の、「Les Oiseaux Graves Rouge」
さっそくホテルに帰って飲んでみることに。
こちらのシャトーのワインは、エールフランス航空のビジネスクラスで採用されたことがあるそうです。「ワインにうるさい人が多い国の、ビジネスクラスで提供されるワイン」と聞くとワクワクしてしまいますね(*’▽’)
品質のわりにはお手頃価格。ワイン評論家からは「舌と財布の両方を満足させてくれるワイン」と言われている造り手のようです。
ホテル近くのスーパーで購入した、3ユーロの生ハムと一緒にいただきました。
日本と比べると、ワインも生ハムも安くて最高ですね。
【日本式ラーメン】Fufu Ramen
2010年創業の日本式ラーメン店「Fufu Ramen」。
美食の街ボルドーにある飲食店の中でも高評価と、期待が高まるラーメン屋さんです。
営業時間は、毎日11時半~23時まで。ボルドーでは、日曜日は定休日の飲食店が多い中、日曜の深夜まで営業しているのはすごいですね。
メニューはこちら。ヨーロッパのラーメン屋さんの平均的な価格帯ですね。
本場日本のラーメン屋さんらしい長いカウンターの店内で、店員さんは日本語で声を掛け合いながら働いておりました。
ラーメン(11ユーロ)。
鶏、豚、魚から作られた自家製スープ。あっさりとした醤油スープです。お肉はフランス産のものを使用しているそうです。
麺は太めで食べ応えがある食感。もうちょっとモチモチした食感があれば嬉しいな…って個人的には思ってしまいました。
海老焼きそば(13ユーロ)
目の前の調理場で、ロケットのような火力で豪快に中華鍋をふるって作られる焼きそば。日本人に馴染みのあるソースの味で美味しいです。
ラーメンより2ユーロ高いだけで、麵の量は1.5倍ほどありそうです。
ボルドー空港のカフェ
ボルドー市内からバスで40分ほどの距離にある「ボルドー・メリニャック空港(Aéroport de Bordeaux)」。
空港の規模は小さく、お買い物できる店も、飲食店も数えるほどしかありません。
空港にある数少ないカフェで、競合相手がいないせいか、飲み物も食べ物もお値段は高めです。
グーグルマップの評価は、5段階中の星は2.2と、評価が悪いみたいです(;’∀’)早めに空港に到着してゆっくりしたい場合は、市内で安くて美味しい軽食を買って持ってくるのも良いかもしれませんね。
ボルドー格付け(AOC)ワイン、180ml。(5.7ユーロ)
マドレーヌ(2.9ユーロ)
とはいえ、ボルドー格付けワイン180mlが、5.7ユーロで飲めるのは、日本人からすると全然お手頃価格に思えます。
ちょっと大きめのマドレーヌも、卵とバターの味が強くて美味しかったです。
ホテル・旅費・交通事情・現地のスーパー
その④記事では、
- 現地スーパーで買ってみたもの
- 宿泊したホテル(アクセスコスパ良し市内ホテル・13世紀の城を利用&プール付き郊外ホテル)
- ボルドーまでの行き方・ボルドー市内の交通事情
- かかった旅費
を紹介します!
ホテル宿泊費は、パリ市内と比べるとだいぶ安くて安心しました。パリ市内が高すぎるのかもしれませんが(;’∀’)
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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