【青の洞窟!】 カプリ島/ナポリ イタリア旅行記2023①

イタリア
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「ネアポリスを見て死ね」と言われるほど、美しい街並みのイタリアの観光都市ナポリ。青の洞窟で有名なリゾート地カプリ島。また、ジョジョ5部の聖地巡礼地でもありますね。

そんなナポリ・カプリ島へ、2023年に旅行してきました!

観光名所・見どころ・食べ物・グルメ・レストラン・ホテル・費用など…写真と共にご紹介します。

 

 

ナポリ・カプリ島ってどんな場所?

イタリアの南部の都市「ナポリNapoli)」。

ローマ、ミラノに次ぐイタリア第3の都市です。

「ナポリを見てから死ね (vedi Napoli e poi muori)」ということわざがあるほど、美しい港町であり、旧市街地は「ナポリ歴史地区」として世界遺産に登録されています。また、ヴェスヴィオ火山やポンペイの遺跡、カプリ島などいくつもの観光名所があります。

食文化も魅力的です。ナポリはピザ発祥の地。ポリのピッツァイオーロ(ピザ職人)の技がユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。

イタリアの三色旗を模してトマト(赤)バジリコ(緑)モッツァレッラチーズ(白)を使ったピザ「マルゲリータ」もナポリで誕生しました。

記事の後半で、有名なピザのお店をはじめとした「食べ物・グルメ」情報も紹介します(^^)/

 

そんなナポリからフェリーで行ける、ナポリ湾に浮かぶ島「カプリ島( Isola di Capri)」。

観光が主産業のリゾート地で、豪華なリゾートホテルがいくつもあります。また、洞窟が青一色で彩られる人気観光名所「青の洞窟もこのカプリ島にあります。

カプリ島は、古代ローマ時代は皇帝の保養地として繁栄した土地であり、ローマ皇帝アウグストゥスもその美しさに心を奪われたとか。

 

また、ナポリ・カプリ島は、アニメ・映画も大人気『ジョジョの奇妙な冒険』の第5部に登場する街でもあります。

ナポリではブチャラティに出合い、カプリ島ではポルポの隠し財産を見つけてトリッシュに出合います。

出典『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風 7話』/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会

この港で、ミスタとセックスピストルズが即席ランチをしたのですね。

 

ジョジョの聖地巡礼については、別途こちらの記事で紹介しています。

 

今回のその①記事では、ナポリ・カプリ島の「観光名所・見どころ」を紹介します!

食べ物・グルメ・ホテル・治安などは、次回その②以降の記事で詳しく紹介する予定です。

 

Youtube動画でも紹介しています。よろしければご視聴・チャンネル登録・いいね、よろしくお願いいたします(^^)/

 

観光名所・見どころ

青の洞窟・クルージング

カプリ島の周囲の多くは断崖絶壁。島の周囲には海食洞がいくつもあります。

その海食洞の1つであり、世界的に有名な観光名所となっている「青の洞窟Grotta Azzurra)」。

洞窟内は神秘的な青の光(カプリブルー)が広がる絶景です。ローマ帝国の皇帝が個人用のプールとして使用していたとも言われています。

これは、石灰を多く含んだ白い海底に反射することで、このような神秘的な青の光になるそう。午前中の時間帯が太陽光の傾斜角が良く、青の光の発色が良いため、午前中の時間帯に観光客が集中します。

 

どうやって行くのか

洞窟の近くまでは、数十人乗りのモーターボートで向かいます。洞窟付近から洞窟内へは、1~2人乗りの小舟で入っていきます。

入口はとても狭く天井も低いため、手漕ぎの小舟でさえも頭を下げてくぐる必要があります。迫力満点です!

この洞窟内へ入ってくれる船頭さんへのチップも別途払う必要がありますので、現金を持ち合わせておく必要があります。

 

料金は、21ユーロ/人。洞窟内へ入る小舟の船頭さんへのチップは2ユーロ/人くらいでしょうか。(もっと払え、とせがんでくる船頭さんもいます)

チケット売り場はこちら。フェリーが発着する港のあたりにあります。

青の洞窟へ直行するルート(ブルーライン)や、島を一周するルート(イエローライン)など。いろんなクルーズツアーが組まれています。

 

見ることができたらラッキー

青の洞窟の入り口は幅2m、高さ1mしかありません。悪天候だったり少しでも水位が高いと、この小さい入口はふさがれてしまい侵入不可となってしまうシビアな構造です(*_*;

青の洞窟への船が出るかどうかが決まるのは当日の朝!大人気な上に事前予約ができないツアーとなっています。

ちなみに、青の洞窟へ入ることができる確率が高い一番のベストシーズンは、6~7月とのこと。

 

注意

ピーク時は1時間以上待つこともある上に、船にはトイレがありません(*_*)乗船前にトイレを済ませておきましょう

水しぶきがかかるため、多少濡れてもいい服装がおすすめです。

また、想像以上に船の揺れが激しかったです。船酔いが心配な方は、酔い止めのお薬を飲んでおいたほうがいいかもしれません。

 

前日からカプリ島に1泊し、ホテルの朝食も早々に切り上げて、売り切れる前に急いでチケット売り場に到着。しかし!残念ながら運航休止(;’∀’)

せっかくカプリ島に来たので、せめてもとクルーズ船によるカプリ島一周ツアーに参加することにしました。こちらの料金は22ユーロ/人でした。島の外周は約17kmです。

これくらいの大きさの船で、島を一周するツアーです。各観光スポットで、ガイドさんが英語で説明をしてくれます。

 

いざ、出発!

妻ゆーこ
妻ゆーこ

こんなに天気が良いのに、青の洞窟の中には入れないのー?( ;∀;)

 

青の洞窟の中へは入ることはできないものの、観光客のために、青の洞窟の目の前までは連れて行ってくれます。

赤い丸で囲った部分が、青の洞窟の入口部分です。

高い波が打ち寄せて、入口が見えなくなっています!こんな日に突入しようとしたら、洞窟の天井に頭を打ち付けて一巻の終わりですね…(*_*;

青の洞窟ツアーは、安全第一で行われていることがよくわかりました。

妻ゆーこ
妻ゆーこ

欠航にケチつけて申し訳ありませんでした(*_*;

青の洞窟を目当てにカプリ島にやってきた観光客を楽しませるべく、それ以外で美しい青い光が見えるスポットを巡ってくれました。

これでも十分満足です(*’▽’)カプリ島に来てよかった!と思わせてくれます。

運転手さんのボートの操作スキルが高いため、こんなギリギリの場所まで船を寄せてくれます。

こちらは「緑の洞窟」。エメラルドグリーンの澄んだ光が美しいです!

知名度が高い青の洞窟ほどは知られていない穴場スポットです。イエローラインのクルーズツアーのみ、こちらに停泊してくれるそうです。

 

 

カプリ湾の青い光だけでなく、灯台やファラリオーニ岩礁群といった、その他のカプリ島の名所まで案内してくれます。

島の名物としても有名な「ファラリオーニ奇岩」。この下を船でくぐり、乗客はみな大盛り上がりです(^^♪(ファラリオーニの岩に開いた穴をくぐってくれるのは、イエローラインのクルーズのみ

この岩のトンネルをくぐり抜ける時に、キスを交わしたカップルは永遠の愛で結ばれる…なんてジンクスがあるそうです。

Windowsの壁紙か?と思うほど、美しい断崖絶壁。

残念ながら青の洞窟に入れない場合でも、このように楽しめるクルーズツアーが用意されているのは素晴らしいですね(*’▽’)

 

Youtube動画でも紹介しています。よろしければ、ご視聴・チャンネル登録・いいね、よろしくお願いいたします!

 

 

アウグストゥス庭園

カプリ島にある美しい公共庭園「アウグスト庭園(Giardini di Augusto)」。

古代ローマの皇帝アウグストゥスの別荘地だったことが名前の由来です。

花で彩られた庭園、舗装された歩道も綺麗ですが、こちらの庭園の目玉は同じ敷地内にある「展望台」です。断崖絶壁の景観を望める、最高の絶景スポットです。

 

20世紀初頭に、ドイツの実業家フリードリヒ・アルフレッド・クルップが、カプリ島に邸宅を建てるために設計したのがはじまりです。そのため、当初は”クルップ庭園”と呼ばれていました。

ゼラニウム、ダリア、ブルーム、カプリ島を代表する植物・花が植えられています。

入場料金は、1.5ユーロ(12歳未満は無料)です。オンラインで購入し、届いたQRコードを入口で提示して入場します。

開園時間は、4月~10月のシーズンは9:00~20:00、冬場のシーズンは9:00~16:30。

庭園・展望台はそこまで広くはないため、所用時間は30分~1時間ほどかと。

混雑のピークはお昼ごろ。混雑を避けるならば、午前中がおすすめです。

 

庭園に向かう道中、おしゃれな香水ショップがありました。庭園を観光するついでに、お買い物も楽しめそうです。

 

庭園内はこちら。

 

180度のパノラマの絶景展望台。青い海、ソラーロ山、マリーナ・ピッコラ湾、ファラリオーニ岩が見えます。

写真映えスポットです。観光客のみなさん、Instagramの写真を撮るのに忙しそうでした(*_*;

 

【カプリ中心地の広場】Piazzetta di Capri

カプリの中心地にある小さな広場「ピアッツェッタ(Piazzetta di Capri)」。

青い海を遠くまで見渡せる絶景スポットです。また、カフェやバーが数多く集まっています。

かつては青果市場があった広場で、魚や野菜、肉などが売られていました。そこにカフェやバーが開店し、この場所はカプリ島の社交の場となっていきました。

リゾート地であるカプリ島へ遊びに来た有名人・セレブがこの広場に現れることもあるそうで、それをカメラに収めようとするパパラッチがいたりするそうです。

 

広場にはケーブルカー乗り場があります。マリーナ・グランデ港からこのピアッツェッタまでケーブルカーで3分です。

 

直ぐ近くには時計塔も。

 

アート作品、ブロンズの彫刻もあります。

 

卵城

巨大な石の要塞「卵城(Castel dell’Ovo)」。もともとは古代ローマの時代に皇帝の別荘として建設されたのがはじまりだそう。

美しいナポリ湾と城のコントラストを楽しめる絶景観光スポットです。

卵城は中に入ることができます。見どころは屋上からの景色

「ナポリを見てから死ね」というイタリアのことわざは、この卵城からの景色が由来となっていると言われています。

なぜ「卵城」と呼ばれるようになったのか。それは、

古代ローマ時代の詩人であり魔術師であるウェルギリウスが、「城を建てる際に、建物の基礎に魔法の卵を埋め込み、その卵が割れる時にはお城はおろかナポリも滅びる」と呪文をかけたことに由来します。

妻ゆーこ
妻ゆーこ

なぜそんな呪いをかけたのか…(;’∀’)

 

サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂(ナポリ大聖堂)

世界遺産「ナポリ歴史地区」にある、13世紀に建てられた大聖堂(ドォーモ)「サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂 / ナポリ大聖堂(cattedrale metropolitana di Santa Maria Assunta / Duomo di Napoli)」。

14世紀の純粋なゴシック様式から19世紀のネオ・ゴシック様式まで、様々な様式が重なり合った建築物であり、芸術的な観点でも重要な大聖堂です。

大聖堂の正面は、見事なネオゴシック様式のファサード。高さは50メートルもあります。

 

改築に改築を重ねた結果、複雑な造りになっています。聖堂とは別に、2つの付属礼拝堂が併設されています。

 

身廊は、長さ約100メートル、高さ約35メートル。17世紀の豪華な彫刻と金箔が施された格天井で覆われています。

5つの天井画。ジョヴァンニ・バルドゥッチ作の「羊飼いの礼拝」、ジョヴァンニ・ヴィンチェンツォ・ダ・フォルリ作の「三博士の礼拝」、フラミニオ・アッレグリーニ作の「割礼」、ジローラモ・インパラート作の「受胎告知と神殿での奉献」。

 

ナポリの守護聖人、サン・ジェナーロが祀られています。

聖堂には、聖遺物である「ジェンナーロの血液が入った小瓶」が収蔵されています。この乾いた血液が、年3回お祝いの日だけ液状化するという伝説が、この地で代々語り継がれており、この奇跡が起こる儀式の様子は、テレビ放送もされるそうです。

 

華やかな装飾のパイプオルガン

 

ピエトロ・ブラッチ作の彫刻「被昇天の聖母 」。

ピエトロ・ブラッチは、18世紀のローマの彫刻家で、ローマのトレビの泉の彫刻を作ったことでも有名です。

 

ローマのトレヴィの泉はこちら。

 

サンジェンナーロの礼拝堂。丸天井にはランフランコ作のフレスコ画「天国」。

その他にも、右翼廊後陣近くの礼拝堂にはペルジーノの大作祭壇画「聖母被昇天」、リベーラ作の「熱炉から出て来る聖ジェンナーロ」の祭壇画など、

イタリアの有名芸術家による作品が複数あります。

 

 

サン・セヴェーロ礼拝堂

ナポリにある小さな礼拝堂兼美術館「サン・セヴェーロ礼拝堂美術館(Museo Cappella Sansevero)」。

一番の見どころは、1752年にジュセッペ・サンマルティーノによって作られた、美しいヴェールに包まれた大理石キリスト彫刻クリストヴェラート(Cristo Velato)」

そのあまりにも本物のような精巧さから、「本物のヴェールをかけて錬金術で大理石化したのではないか」という説もあるほど。

この彫刻を見るために、世界中から観光客がやってきます。小さな礼拝堂ですが、大行列ができています。

 

チケット料金は、10ユーロ/人(9歳以下は無料)。内部は撮影禁止とのことでした。

30点近くの美術品が収められています。

有名な彫刻「クリストヴェラート」の他にも、18世紀のイタリアを代表する芸術家たちによる多くの彫刻・作品や、解剖学者による「血管の残った男女のミイラ」という珍しいものも展示されています。

 

食べ物・ホテル

今回その①記事では、ナポリ・カプリ島の観光名所を紹介しました。

次回以降の記事では、

  • ミシュランを獲得したこともある大人気ピッツァ
  • プール付き!カプリ島のリゾートホテル
  • 名物スイーツ

などを紹介します!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

その③記事では、ホテル・かかった費用・交通・治安について紹介しています↓

 

その他、ヨーロッパ旅行関連ブログ記事はこちら↓↓

 

 

 

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