5,000年以上の長い歴史を持つギリシャのワイン。リゾート地サントリーニ島も、ギリシャのワイン生産地の1つです。
「サントワインズ(Santo Wines)」のワイン見学ツアーに行ってきました!
フィラ地区からバスで行くことができてアクセスが良い、おすすめのワイナリーです。
ツアー内容、料金、気になるテイスティングなど、写真と共に紹介します。
人気ワイナリー「サントワインズ(Santo Wines)」
5,000年以上という古いワインの歴史があるギリシャ。サントリーニ島も、そのギリシャのワイン産地の1つです。
特にサントリーニ島の火山性の土壌は、ミネラルが豊富であるため、美味しいワイン・ぶどう作りに適しているそうです。
そんなサントリーニ島で人気のワイナリー「サントワインズ(Santo Wines)」。
1947年に設立。現在に至るまでサントリーニ島伝統の栽培方法を保護しながら高品質のPDOサントリーニブランドを生産しています。
サントリーニ島を象徴する白い壁の建物。空の青とのコントラストが綺麗ですね(*’▽’)
Youtube動画でも紹介しています。よろしければ、ご視聴・チャンネル登録・いいね、お願いいたします(^^)/
フィラ地区から、バスで10~15分ほどの場所にあります。
サントリーニ島にある数あるワイナリーの中、バスで行けるワイナリーは多くありません。比較的、アクセスが良いワイナリーです。
年間60万人以上の観光客が訪れる人気観光地です。
ワイナリーには、ワインショップ、絶景と美味しいワイン・料理を楽しむことができるレストラン・ワインバーが併設されています。
また、ワイナリー見学ツアーも開催されています。当日空きがあれば事前予約無しでも参加できますが、土日や観光ベストシーズンは混雑が予想されますので、事前予約をおすすめします。
今回は、公式サイトからツアーを予約していきました。公式サイト<https://santowines.gr/>
ワイナリー見学に参加しなくても、テイスティングのみをお願いすることも可能です。
ワイナリーは高台にあるため、見晴らしが良いです。一面の青い海、火山島ならではの美しいカルデラの絶景を一望できます!
イベント会場・結婚式会場としても利用可能だそう。これだけ素晴らしい景色だから納得ですね。
駐車場が広いです。観光客が増える週末には、大型バスが20台以上やってくるそうです。
見学ツアー
参加したツアーは「SantoWines Winery Guided Tour」。
ツアー参加料金は12ユーロ/人。所要時間は、1時間半でした。
そこへ追加料金を支払い、ツアー後のテイスティングを追加することができます。
4種類あるテイスティングから選べるようになっています。その4種類は以下の通り。
- 4 Wine Flight paired with Small Variety
- 6 Wine Flight paired with Small Variety
- 8 Wine flight paired with Mix Variety
- 5 Premium Wine flight paired with Mix Variety
「たくさん飲むぞ!」という意気込みで、「8種類のワインフライトとミックス・バラエティのペアリング」を予約しました。料金は、52.5ユーロ/人でした。
サントリーニ島は、地中海性気候で降水量は少ないです。
そのため、ブドウ畑への水やりは、自然の湿度・海からの霧。少ない水で栽培できるように、「ペズール」と呼ばれる段々畑で栽培しています。この農法により、収穫量は少ないながらも、風味豊かで濃縮されたブドウができるのだそう。
サントリーニ島では、”クーロラ(Kouloura)”と呼ばれる独特のブドウの木の仕立て方が、用いられています。
海からの強風・砂からブドウを守るため、樹を低く、枝をらせん状の籠のような形に巻いて仕立てられます。
種まきから剪定、収穫まで、畑での作業はすべて手作業で行われています。
この場所でブドウを広げて天日干しするそうです。2日間天日干しすることで、甘いワインができます。
続いて、ワイナリーの屋内へ。まさに現在稼働中のワイナリーの中を案内してくれます。
発酵・かもし。可愛いたまご型の発酵槽も。
ワイン樽がたくさん並ぶ、貯蔵の部屋へ。
ここにも”クーロラ(Kouloura)”が。
お待ちかねのワインテイスティング!贅沢にも絶景を一望できる海側の席に案内されました。
今回は午前中に訪問しましたが、夕方ごろであれば、カルデラに沈む夕日を眺めながらワインを味わうことができますね。
今回のテイスティングは8種ペアリング。8杯×2人分が並ぶと壮観ですね(;’∀’)
飲む順番を教えてもらいいざ乾杯!1杯目はスパークリングワインから。
原料のブドウは100%アッシルティコ(Assyrtiko)。火山地帯のサントリーニ島で繁栄している白ブドウ品種です。
ワインと共にサーブされたのは、ゴマとひまわりのタネをまぶした、ギリシャのブレッドスティック「クルチーニャ(Κριτσίνια)」。
甘すぎず香ばしく、小麦の香り豊かなザクザクとしたお菓子です。
ギリシャ旅行中にレストランで食事をした際は、食前酒と共に必ずといっていいほど出されていました。おつまみ?パン?のような立ち位置の食べ物でしょうか。
トマトペーストとナスのペースト。こちらのソースにディップして食べるみたいです。
スパイス・ハーブで味付けされていて、ワインに合う味付けです。
サントリーニのワインと、サントリーニ地元の食材を使った地中海料理。
注文時にさらにチーズプレートもお願いしようとしたら、「量が多すぎると思うよ。足りなかったらまた後で注文してね(^^)」と。スタッフさんが親切で、接客も丁寧です。
シーフードプレート(36ユーロ)
エビ・燻製サーモン・白身魚・ムール貝・タコなど。
オリーブオイルでマリネされており、しょっぱすぎることもなく、どれもめちゃくちゃ美味しいです!オリーブオイルが香り高くてびっくり。良いエキストラバージンオリーブオイルなのでしょう…(;’∀’)
8杯飲み終わる頃には、すっかりほろ酔いです!
併設されているショップ。ワインの品揃えは充実しており、テイスティングで飲んで気に入ったワインはこちらで買って帰ることができます。
サントリーニ島でのみ生産される天日干ししたブドウから造られる甘口ワイン「ヴィンサント(Vinsanto)」。
テイスティングで飲んでみると、貴腐ワインのような上品な甘さでとっても美味しかったです!1本、ホテルで飲むために購入しました。
「We ship it, while you sip it!(あなたが吞んでいる間に配送いたします!)」
ダジャレで無料配送をおすすめされました。
ショップには、ワインだけでなく、サントリーニ・ギリシャの有名なお土産品たちも並んでいました。
青い目玉のキーホルダーは、魔除けのお守り「マティ(イーブルアイ)」。他者の嫉妬や妬みの視線から人々を守る、と言われています。
可愛いオリーブオイルさし。
サントワインはトマト加工工場も経営しており、ショップにはトマトペースト・ドライトマトなどの商品もありました。
サントリーニ産のトマトは、一般的なトマトよりもビタミンC・リコピンの量が多いのだそうです。
少ない雨量の天候で育ったため、トマトの皮はぶ厚いそうです。そのまま食べるより、トマトペーストのような加工品に加工されて消費されているのは、そういった背景があるからでしょうか。
青い空、エーゲ海、カルデラという絶景を一望できる素晴らしい立地。そこで、地元のワインと料理を楽しめる、最高のペアリング体験でした!
サントリーニ島の中でもこんな体験ができる場所は数少ないかと思います。
サントリーニ旅行の際はぜひ訪問してみてください♪
サントリーニ旅行記はこちらの記事で紹介しています↓
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