ロンドン自然史博物館(Natural History Museum)

イギリス
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ヒンツェ・ホールの天井のパネル

自然史博物館には魅力的な展示品が数多くあり、天井のパネルなんて見逃してしまいそうですが、

ヒンツェ・ホールの天井は芸術作品といえるほど、世界中の多様な植物が描かれた美しいパネルが並んでいます。

建築家アルフレッド・ウォーターハウスは、博物館の初代館長リチャード・オーウェンと協力し、建築設計しました。

天井のパネルのイラストは、なんと手描き。紅茶やコーヒー、オリーブ、レモンや梨などの果樹、タバコなど、経済的・薬学的・園芸的に重要な植物を描いています。

自然史博物館には、1600年代から今日に至るまで蓄積された推定600万点の植物標本があり、その中には歴史的に重要なコレクションもあるそうです。英国の探検家たちが世界各地の大陸で発見した植物が寄贈されているのだとか。

 

歴史的建造物コンサルタントや上級保存修復師によって、天井の漆喰のひび割れが修復されました。

説明欄には「剥がれた塗装は、保存修復師が開発した技術、そして日本のティッシュを使って補強されました。」と、わざわざ”日本の”ティッシュ(Japanese tissue)と記載されていました。

日本のティッシュは、そんなにすごいものとして扱ってもらってるんでしょうか…(;’∀’)(笑)

 

 

「Fossil Marine Reptiles」、海洋爬虫類の化石が展示されているエリア。

魚竜やプレシオサウルスなどの先史時代の海洋動物の化石。先駆的な古生物学者メアリー・アニングが収集した標本が展示されています。

 

 

 

アメリカン・マストドンの標本

マストドンは、ゾウ目マムート科マムート属に属する、大型の哺乳類の総称です。原始的なゾウ類で、マンモスや現生のゾウに似ています。

長鼻類の大型哺乳類でマンモスとよく混同されますが、遠い親戚であり、違う生物なのだそうです。

氷河期から1万3千年前まで北アメリカに生息していた大型の陸生哺乳類です。

 

 

 

「Dinosaur trail」、順路に従ってツアー形式で紹介されている恐竜の展示エリア

順路に従ってトレイルを進むと、薄暗い天井や壁のあちこちに恐竜の標本が展示されています。迫力ある標本が急に現れた感じがして、面白いです。

 

 

ティラノサウルスとトリケラトプスの頭蓋骨

 

 

迫力ある動きと咆哮をするTレックスがいました。子どもに大人気で、Tレックスの周りには家族連れで混雑していました。

 

 

アメリカのモンタナ州にあるマイアサウラの恐竜の営巣地で、何層にも重なった巣が発見されました。

この発見により、マイアサウラの群れは、現代の多くの鳥と同様に、毎年同じ営巣地に戻ってくる生態を持つことがわかりました。

雛が出やすいように、1つの巣には卵は25個ほど。そして現在のオーストラリアツグミと同じように、卵を孵化させるために植物を上に積み重ねられていました。

 

 

イグアノドン

体長10メートル、重量4000kgも大型鳥脚類の恐竜です。1億4000万年〜1億1000万年前の白亜紀前期に生息していました。

手の先には大きな親指のトゲがあり、頭の中の筋肉の構造から、非常に長い舌を持っていたと考えられています。

 

 

エドモントサウルス

体長13.0メートル、重量3400kgの鳥脚亜目草食恐竜。中生代白亜紀後期に現在の北アメリカ大陸西部に生息していました。

角ばったくちばしと1000本の鋭い歯が特徴です。

 

 

トリケラトプス

体長約9メートル、体重6~12トンの小型獣脚類の恐竜。白亜紀後期に生息していました。

学名の意味は「3本の角のある顔」という意味だそうです。

 

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