レージです。
英国で働き始めて2ヶ月が経とうとしています。
現時点で感じている日本と英国の働き方の違いをツラツラと書いていきます。
サマリー
日本と英国で働いて感じた違い/発見4選!
- 労働観:英国では「労働<<<<<<<<<<私生活」という意識が浸透している。
- 定時に対する意識:英国では定時上がりを”本気で”目指している人が多い。
- タイムゾーン:英国では時差の関係で夜遅くに残業するメリットがない。
- 睡眠時間:やっぱり人間はしっかり寝たほうがいい。
(急に幼稚園レベルの文章ですが、これが真理だと思っています)
日本での働き方
今思い返すと繁忙期はかなりタフな働き方をしていました…
(ある日の労働状況)
・労働時間(通勤時間等含む拘束時間):17h、自由時間:2.5h、睡眠時間:4.5h
その結果、今思い返すと我ながら「よく耐えたな…笑」って感じです(笑い事ではない)。
・タクシー帰りはお手の物→”生”を実感するため寝るまでは大散財のゴールデンタイム…
(寿司・バー・ラーメンなどなど)
・泥のように眠り、朝は5度寝ほどかまして時にはタクシー出社…
・働かない頭を何とか回して業務、時には22時から始まる会議等にも対応…
・土日は爆睡→”生”を実感するため大散財のゴールデンタイム→月曜朝を迎えたくなく意味のない夜更かし…
そんな悪循環の結果、外食費が50万円の月も…!
英国での働き方
打って変わって労働環境はかなり良くなりました!精神的にもだいぶ伸び伸びできています!
労働時間(通勤時間等含む拘束時間):8h(▲9h)、自由時間:8h(+5.5h)、睡眠時間:8h(+3.5h)
労働時間を大削減したのに、生産性はキープかむしろ高いです!日本と英国で一体何が違うのか…
自分なりに考えてみました(あくまで私の周りの人間・環境での話しかもしれませんが)。
違い①:労働観
日本と比べて、「労働<<<<<<<<<<私生活」という意識が浸透しているようです。
「労働なんかより、自分の時間・家族との時間の方が大事でしょ」と口だけでなく皆さん本気で思っているような印象です。
この考え方は、客としてサービスを受けるときには大変です…
・コールセンターに問い合わせたら、面倒くさそうに電話をガチャ切りされる
・引っ越し業者の荷物搬入が予定時間の10時間遅れる→部屋まで運び入れる契約だったのに来たのは高齢ドライバー1人→しかたなく建物外から自力で運搬(トータル100kgOVER!)
・スーパーで商品の位置を聞いても”知らねえから他の人に聞いて”とか”それは俺の仕事ではない”とあしらわれる
こんな感じで日本では考えられないようなことが割とよく起きます…笑
ただ、この「労働ってそんなものだよね」という共通認識が、「自分を犠牲にしてまで働く」のはおかしいという意識になり、結果として労働者に優しい国になっているのかなという気がしております。
違い②:定時に対する意識
東京にいたころは「最後に定時で上がったのいつだっけ…」、「20時か…エンジンかかってきた…」という人が沢山いました。
が、英国では「絶対に定時内に終わらせる!!!」という強い意志を持った方がよく見ます。
そのように考えている方は他人に時間に対しても尊重します。
ある日、定時上がりで有名な同僚(英国人)から定時5分後にこんなチャットが…
「定時後に本当にごめん!!!今から3分だけ電話できますか…?緊急の案件でして…」
(実際にこんな感じ)
このような意識の人が周りにたくさんいると否が応でも「定時中にやり取りしなくては」という意識が生まれます。
日本にいたころは22時からの電話会議とかもあったので、とても新鮮です。ここ数年「定時」という概念を忘れていた気がします…
違い③:タイムゾーン
日本で勤務している頃は、定時内で国内の仕事をさばいていました。
定時終わりごろに欧州地域の支店が稼働を始めるので、そこからやり取りが発生していました…
「地球ってなんで球形なの…」思わずそんな愚痴がこぼれてしまいそうでした…笑
しかし!英国に来てからは、私が定時後に対応してもらえる身分になりました!!笑
(球形万歳!笑)
全く根本解決になっていませんが、英国が定時終わるころには日本は深夜…
「そりゃ我々だってディスカッションしたいんですけど、日本が深夜ならしょうがないですねー(棒読み)」って感じで駐在員一同サクッと業務終了している印象です。笑
違い④:睡眠時間
睡眠時間が4.5h→8hになって一番思うことは
「人間ちゃんと寝たほうがいい」ってことです(幼稚園生でも知ってる)
日本にいたころよりも集中力も業務効率も体感3倍くらいになっています。
自己啓発本で読んで小手先の業務効率改善のテクニックを身に着けるよりも、「よく寝る」方がお金がかからない上効果が大きいように感じている今日この頃です。
さいごに
いかにも欧米の価値観って感じでしたでしょうか?
日本の”おもてなし精神”は客としてサービスを受ける際には最高です。ただ、労働者としてサービスを提供する側のときは「ちゃんとしなければ…」と自分の首をしめることになっているかもしれないですね…
今回の記事では日本/英国どちらも極端な例だったかもしれませんが、今後2つの価値観の良いバランスを見つけていきたいと思います。
また、
英国で働いて自由時間が2.5hから8hに増え、人生が2つくらい増えた気がします…
自己研鑽に励むもよし!愛する家族との時間に充ててもよし!趣味に没頭してもよし!
そんな感じで人生の満足感がグッと高まりました。「仕事の合間に人生がある状態」から「人生の合間に仕事をする状態」になり前向きに楽しく労働できています。
生きていくためにはどうしても必要な”労働”。どうせやるなら楽しめた方が人生充実するかもですね。
ではまた!