【ロンドンの歴史を学ぶ】ロンドン博物館(Museum of London)

イギリス

 

バービカン(Barbican)駅近くにあるロンドン博物館(Museum of London)

ロンドンの歴史を知ることができる博物館です。町の歴史だけで立派な博物館ができるとは、さすがロンドンです(;’∀’)

行ってきましたので、写真と共に紹介していきます。

 

 

【Location】

150 London Wall, Barbican, London EC2Y 5HN

 

 

世界最大規模の市立博物館として有名な「ロンドン博物館」。入場料は無料です。

 

セント・ポール大聖堂から歩いて5分のところにあります。また、近くにはヨーロッパ最大の文化施設と言われるバービカン・センター(Barbican Centre)や、バンクシーの作品など、博物館以外にも観光名所があります。

 

【バービカン駅】

 

【バンクシーの絵にストリート・アーティストのTeam ROBBOが上書きをした「ロボに上書きされたネズミ」】

 

ロンドンの先史時代から現代までの歴史を紹介しており、展示は旧石器時代に始まり、ローマ人の暮らしの様子、ロンドン大火のジオラマ、デパート「セルフリッジ」に初めて設置されたエレベーターまで多岐にわたります。

時折開催される特別展も注目を浴びるものが多いです。(特別展は有料)

 

 

入ってすぐにはロンドンの町ができる前の紀元前頃の様子についての展示がありました。

 

テムズ川の北岸にこの街が誕生したのは2000年も前のこと。それ以前の約50万年もの間、テムズ川流域には狩猟民や牧畜民、農耕民などの密接なコミュニティが存在していました。

 

ローマ人がこの地域に来る以前の、ロンドンの自然風景・人々の暮らしについて展示されています。

 

説明文と共に、地元の子供が描いた絵も展示されていてほっこりしました(*’▽’)

 

大きなバイソンの頭蓋骨

動物の骨がたくさん発見された地層があり、約20万年前のテムズ川の大洪水によって絶命したものと考えられているそうです。

 

マンモスの下あご

 

ゾウの後ろ足

 

石器の手斧の頭・ナイフを触ることができる展示もありました。ナイフは鋭く、気を付けて触った方が良さそうです。

 

年代ごとに展示エリアが異なり、それがわかりやすいように地層をイメージした標識がありました。面白い工夫ですね。

 

たくさんの数の斧の展示。その他にも銅・鉄の道具や武器。

 

 

 

紀元前55年にカエサルが率いるローマ軍がブリテン島に上陸。

以来、古代ローマ帝国は徐々にブリテン島を支配下に組み込んでいきました。

 

ローマ人がブリテンに侵攻するためには「テムズ川を渡ること」が非常に重要でした。様々な説がありますが、ジュリアス・シーザー将軍や皇帝クラウディウスのその軍隊が、テムズ川のどこを横断したのかはハッキリとわかっていないのだそうです。

 

ローマの作家、カシアス・ディオがクラウディウスの侵攻について書いたものが、わかりやすいイラストと共に展示されていました。

 

 

貿易が盛んになると、ロンドンにはイギリスの物資が押し寄せるようになったことが説明されています。

ローマに対してイギリスは、牡蠣・狩猟犬・鉛・毛織物を供給していたのだとか。

 

 

テムズ川上流域で行われた、大規模な発掘調査の結果に基づいて作られた「大浴場」もミニチュアモデル

浴場の水を簡単に排水できるように、川の近くに浴場が設置されています。

 

ローマ人の暮らしがわかるような展示がされていました。当時の裕福な家庭のキッチンを再現したもの。

陶製の鍋や金属製のフライパンが鉄格子の上に置かれ、炭火でゆっくりと焼くことができる構造になっています。

 

当時の部屋を再現したもの。床にはモザイク柄のタイルが敷かれています。

 

地上より空気が温かい地下。その空気を取り入れるためにこのような箱を壁にセットしていたそうです。先人の知恵…(;’∀’)

 

中世の展示エリア。様々な陶器や銀食器、甲冑が展示されています。

 

 

 

1666年に起こったロンドンでの大規模な火事「ロンドン大火」

プディング通りにあるパン屋のかまどから出火。4日間にわたって燃え続け、ロンドン市内の家屋の約85%が消失しました。

 

ロンドン大火によって消失した範囲、当時のロンドンっ子はどのように火を消していたのか?、当時の消防車などが紹介されています。

1666年のロンドンには消防団は無く、近所の人たちと協力して自分の地域の火事を消していたそうです。

ロンドン大火の前は、消防設備はちゃんと手入れされていなかったそうですが、大火の後はしっかり整備されるように。ロンドンシティは4つのエリアに分割し、それぞれにバケツ800個、はしご50本、消防車を2つ準備するようになりました。

 

大火の様子が描かれた絵

 

さらにこの時代は、ペストが大流行した時代でもあります。

多くの人々が首都を離れ、歩く人も少なく店も閉まっていたそうです。

市内に残った人々は感染を予防しようとしていました。感染者は家に閉じこもり、ドアには「’Lord have maecy upon us’(主よ、我らに恵みを)」と書かれた赤い十字架が貼られていました。ドアの外には見張りの人が立っていたそうです。

 

ペストは悪臭によって運ばれる、と当時の人々に信じられていたため、良い香りは感染予防になると考えられていました。

ラベンダーやクローブ、香りをPomanderと呼ばれる容器に入れて持ち歩いていたのだとか。

 

 

近代のロンドンの展示エリア

 

重要な出来事をタイムラインに沿って紹介されています。

 

1708年、ロンドン大火によって焼失したセント・ポール寺院が再建される。

 

1840年、世界初の郵便切手が作られる。

 

1956年、フロントエンジンの2階建てバス「Routemaster」が運航開始。

 

 

当時のタバコ屋の再現。レトロな喫煙アイテムが並びます。

 

テーブルウェアの展示。今でもアンティーク市場では、当時の食器たちが売買されています。良いものを大切に長く使うイギリス人らしいですね。

 

1928年に、デパート「selfridges」に設置されたブロンズ製のエレベーターリフト

豪華な装飾です。

 

当時の人々の服装。ドレスやスーツがマネキンに着せられ、綺麗に展示されていました。

 

 

 

黒いロンドンタクシー

 

こちらはロンドン最古の電動タクシー。

1903年に、初めてロンドンの街にガソリンタクシーが登場しました。

 

 

 

 

イギリスのミュージシャン、ポール・シムノン のベースも展示されていました。さすがロックの国です(;’∀’)

シムノンがベースを叩き壊す写真は、パンクの象徴となりました。

 

 

その他にも、たくさんの展示物がありました。

産業革命の頃、最もイギリスが栄えていた時代の展示ももっと見たかったのですが閉館の時間となってしまいました…

2時間ほど滞在しましたが、すべての展示を見て回ることができないほどの広さです…(*_*;

 

時系列的にロンドンの歴史が展示されており、わかりやすく興味を引くような展示方法でした。

ロンドンの歴史を知るなら一度は訪れたい場所です!

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。