【ロンドンの歴史を学ぶ】ロンドン博物館(Museum of London)

イギリス
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テムズ川上流域で行われた、大規模な発掘調査の結果に基づいて作られた「大浴場」もミニチュアモデル

浴場の水を簡単に排水できるように、川の近くに浴場が設置されています。

 

ローマ人の暮らしがわかるような展示がされていました。当時の裕福な家庭のキッチンを再現したもの。

陶製の鍋や金属製のフライパンが鉄格子の上に置かれ、炭火でゆっくりと焼くことができる構造になっています。

 

当時の部屋を再現したもの。床にはモザイク柄のタイルが敷かれています。

 

地上より空気が温かい地下。その空気を取り入れるためにこのような箱を壁にセットしていたそうです。先人の知恵…(;’∀’)

 

中世の展示エリア。様々な陶器や銀食器、甲冑が展示されています。

 

 

 

1666年に起こったロンドンでの大規模な火事「ロンドン大火」

プディング通りにあるパン屋のかまどから出火。4日間にわたって燃え続け、ロンドン市内の家屋の約85%が消失しました。

 

ロンドン大火によって消失した範囲、当時のロンドンっ子はどのように火を消していたのか?、当時の消防車などが紹介されています。

1666年のロンドンには消防団は無く、近所の人たちと協力して自分の地域の火事を消していたそうです。

ロンドン大火の前は、消防設備はちゃんと手入れされていなかったそうですが、大火の後はしっかり整備されるように。ロンドンシティは4つのエリアに分割し、それぞれにバケツ800個、はしご50本、消防車を2つ準備するようになりました。

 

大火の様子が描かれた絵

 

さらにこの時代は、ペストが大流行した時代でもあります。

多くの人々が首都を離れ、歩く人も少なく店も閉まっていたそうです。

市内に残った人々は感染を予防しようとしていました。感染者は家に閉じこもり、ドアには「’Lord have maecy upon us’(主よ、我らに恵みを)」と書かれた赤い十字架が貼られていました。ドアの外には見張りの人が立っていたそうです。

 

ペストは悪臭によって運ばれる、と当時の人々に信じられていたため、良い香りは感染予防になると考えられていました。

ラベンダーやクローブ、香りをPomanderと呼ばれる容器に入れて持ち歩いていたのだとか。

 

 

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