大きなバイソンの頭蓋骨
動物の骨がたくさん発見された地層があり、約20万年前のテムズ川の大洪水によって絶命したものと考えられているそうです。
マンモスの下あご
ゾウの後ろ足
石器の手斧の頭・ナイフを触ることができる展示もありました。ナイフは鋭く、気を付けて触った方が良さそうです。
年代ごとに展示エリアが異なり、それがわかりやすいように地層をイメージした標識がありました。面白い工夫ですね。
たくさんの数の斧の展示。その他にも銅・鉄の道具や武器。
紀元前55年にカエサルが率いるローマ軍がブリテン島に上陸。
以来、古代ローマ帝国は徐々にブリテン島を支配下に組み込んでいきました。
ローマ人がブリテンに侵攻するためには「テムズ川を渡ること」が非常に重要でした。様々な説がありますが、ジュリアス・シーザー将軍や皇帝クラウディウスのその軍隊が、テムズ川のどこを横断したのかはハッキリとわかっていないのだそうです。
ローマの作家、カシアス・ディオがクラウディウスの侵攻について書いたものが、わかりやすいイラストと共に展示されていました。
ローマ軍の兵士の石像。
チュニックとマントを身につけ、ベルトから短剣をぶら下げています。
左手に木製の筆記用具の入ったケースを持っていることから、兵士の職務には事務的な作業が含まれていたことがわかるそうです。
この兵士は「軍団から出向して総督の本部職員として勤務していた下士官」だろうと考えられています。
貿易が盛んになると、ロンドンにはイギリスの物資が押し寄せるようになったことが説明されています。
ローマに対してイギリスは、牡蠣・狩猟犬・鉛・毛織物を供給していたのだとか。