DINKsとは
共働きで子供を意識的に作らない、持たない夫婦、またその生活観のことを指す。英語の “Double Income No Kids” または “Dual Income No Kids”(倍の/ふたつの収入、子供なし)の頭文字等を並べたアクロニムである。
我々夫婦(現在、夫レージ27歳、妻ゆーこ26歳)は、まだ子供がいない共働き夫婦(現在休職中)
私たちはDINKsの定義に当てはまります。
私(妻)の考えは
DINKsを選択しようかな…(*_*;
そう考えている理由を記事にしてみました。
もちろん
「子の有無、どちらが良い(幸せか)なんて言うつもりはありません」
子供を産むかどうかに関わらず、LGBTなど多様性を認めていく時代です。どちらがより良いかなんてことを議論する気はありません。
私の考えを押し付けるつもりもありません。
DINKsで検索すると…
驚くのは検索エンジンで「DINKs」を検索するときの候補…(;・∀・)
「ずるい」「むかつく」「自分勝手」という言葉が並びます。
批判をしている人は、子供を持たない人を快く思っていない、子供を産むのが当たり前、などの価値観の人でしょうか…
ずるい、と言うとまるで「DINKsは子供がいる夫婦よりも得をしている!子供がいる私達は損している!」と言っているようです。
たしかに、DINKsの方が経済的・時間に余裕があるかもしれません。
子育ては大変だと思いますが、それ以上に子供がいるからこそDINKs夫婦では得られない幸せもあるはず。愚痴ならまだしも、子を持つ親が本気で「ずるい」と言っていたら、産んだことを後悔しているみたいでちょっと悲しいですね…
反DINKsの人の意見
ネット上のDINKsに反対している人の意見を集めてみました。
少子化を促進している
少子化が進むと労働力が減り、社会保障の分野において現役世代の負担がさらに増えるという影響があります。
「子供を産み育てないなんて身勝手!」なんて声もあるようです
子供を持つ幸せ
子育てが大変だからこそ、子の成長は自分のこと以上に嬉しく感じるものだと思います。子と一緒に自分も成長できる、という意見もあります。
私(妻)には子供はいませんが、子を持つ友人たちの話を聞くたびに「子供がいることの幸せ」をおすそ分けしてもらっています。
子供を持つ幸せ、は共感できます(*^-^*)
子供を産み育ててこそ一人前
子供ならではの視点から気づきを得たり、子育てを通して自分自身も成長することができるという意見
「子供を産み育ててないなんて未熟!」という意見もあるようです
産まずに後悔してからでは遅い
加齢とともに妊娠率は下がり、流産・早産などのリスクは増えます。妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病など、母体へのリスクもあります。
私(妻)の意見
整理してみるとネガティブな理由が多いですね(;’∀’)
価値観や税制などは変わっていく可能性があるものなので、あくまでも現在の私の意見ですがいくつかあげてみました。
共働き・都内で子育てのハードルが高い
2人とも長時間労働で、私(妻)は職業柄、トラブル対応で休日出勤・夜勤があります。時短家電を導入し、なんとか仕事に必要な資格の勉強・夫婦の時間を作り出している状態です。
この状況で「子育て」のための時間や体力といったリソースをさける気がしない…というのが正直な気持ちです。
もちろん、同じ状況でしっかり子育てしているすごいご夫婦はたくさんいらっしゃいますので、「甘えてる!」という声もあると思います。
また、以前「保育園落ちた日本死ね!!」と題した匿名ブログが話題になったように、待機児童問題のある都内。保育園・幼稚園に入園させるハードルは決して低くありません。
第三希望の保育園で受かればまだ良い方。とも聞きます(;’∀’)
どうせ入園できないのであればと、育休延長に必要な不承諾通知をゲットするために、わざと保育園に落ちる(人気園を1園だけ希望する)人も続出しています。
両親が関東郊外に住んでいるわけでもなく子供を預けることもできない、共働き夫婦にとって「入園できない」はかなり重大な問題です。
実際に都内在住・共働きで子育てしている人からすると、ハードルが高いと感じることは上記の待機児童問題以外にもありそうです。
母親になることへの不安
これは個人的事情による超個人的な考えです。
我が家は私が小さい頃に母親が出て行って以来、ずっと父子家庭でした。母親の「子育てが嫌」というような発言を聞いてから、「産んだ責任感も子育ても、こんな風に投げ出したくなっちゃうこともあるほど子育てって大変なんだな…(;’∀’)」という不安があります。
産んだからといって、誰しもが責任感ある立派な母になるわけじゃない。
こんなひどい母親に私もなってしまうかもしれないという不安があります。
父子家庭世帯年収200万円代という厳しい家計で、男でひとつで育ててもらい、父には感謝してもしきれません。
(詳細は下記記事に)
「産まなくて後悔するじゃ遅い」という意見もわかるのですが、自身の家庭環境で「産んで後悔してやっぱり子育て嫌です」という人を目の当たりにしたら、後者の方がひどいでしょと思ってしまいます。
ポジティブな理由としては
夫婦2人の時間が楽しい、「私(妻)も仕事がんばりたい。私だって稼ぎたい。」といったものがあります。
26歳で年収700万円ほど、という今の環境を得るまでに自分なりに頑張ってきました。(入学金・授業料が安い国立大へ進学→成績優秀者授業料免除で卒業→就活、現在の会社へ入社)
ここまでの道のりを考えると、女性だからといって、今まで積み上げてきたしこれからも積み上げていける可能性があるキャリア形成をあきらめるのは悔しいです。
DINKsを選択する理由として「子供が嫌い」という人もいるとは思いますが、
多くの共働き夫婦に共通するのは「子育てのハードルが高いから」という理由ではないでしょうか。
子供のいない女性の割合は3人に1人という社会。
子育てしやすい社会にしていくことが少子化を防ぐのではないかと思います。
現在は避妊のためと、将来の不妊(子宮内膜症など)を防ぐために低用量ピルを服用しています。
ですが、出産の年齢とリスクを考えるといつまでも悩んでられません。価値観は変わっていくものですし、夫婦2人でこれからも話し合っていきたいと思います!