【Location】
17-19 Egerton Terrace, London SW3 2BX
アフタヌーンティー
英国の喫茶習慣・貴族文化から生まれた、紅茶と共に軽食やお菓子を食べる習慣。
インスタグラムでは「#ヌン活」というハッシュタグで、全国各地のアフタヌーンティーの写真をインスタグラマーが投稿しています。
第7代ベッドフォード公夫人アナ・マリアが発明したと言われています。
英国でこのような喫茶習慣が流行った理由は
1つめは女性向けの社交の場として。
2つめは当時の英国貴族は夜の21時くらいまで劇・オペラ鑑賞するために夕食時間が遅くなることが多く、夕食までの腹ごしらえとして。
だと言われています。
英国では様々なタイプがあり価格帯も幅広いです。(さすが階級社会…)
ドレスコードがあるような高級ホテルなどの優雅なティールームのアフタヌーンティーは50~75£(7,500~11,000円くらい)ほどします!
さらにシャンパンなどのオプションを付けると、さらに料金は高くなります。
気軽なカフェ・ティールームでは、13~25£(2,000~4,000円くらい)と、お値打ちで楽しむことができます。
前回は2人で30£(4,500円くらい)の、カフェチェーン店お気軽アフタヌーンティーに行ってきました↓
今回は、お一人1万円ぐらいの高級アフタヌーンティーに行ってみたいと思います。
そこで選んだのが「エガートン ハウス ホテル Egerton House Hotel」のアフタヌーンティー「THE HATTER’S TEA PARTY」です。
https://egertonhousehotel.com/dining-and-drinks/afternoon-tea
エガートン ハウス ホテル Egerton House Hotel
サウス・ケンジントン地下鉄駅から歩いてちょうど10分、ロンドンのナイツブリッジ(Knightsbridge)にある静かな庭園を見渡せる豪華5つ星ホテル。
1843年創業!老舗高級ホテルです
バッキンガム・パレス、自然歴史博物館、ロンドンの老舗高級デパート「ハロッズ」が歩いて行ける距離にあり、観光名所へのアクセスもばっちりです。
ペット同伴OKのホテルのため、犬を連れたお客さんが多かったです。
ホテルに行く道中、街並みが綺麗です。
高層ビルではなく4階くらいまで、大きいホテルではありません。
こじんまりとした外観・ロビーですが、それが品の良さを引き立てているような気もします。
インテリア、内装もアンティーク調で素敵な雰囲気、騒がしくなく静かなゆっくりとした時間が流れています…
ラウンジの様子
アフタヌーンティー THE HATTER’S TEA PARTY
予約したのは「The Hatter’s Tea Party」というアフタヌーンティー
『ふしぎの国のアリス』(1951)に登場する、風変りなお茶会(マッド・ティーパーティー)を開いている帽子屋(ハッタ―)、をテーマにしたアフタヌーンティー
お1人56£(8,400円くらい)と記載がありますが、実際にはサービス料を含めて66£(9,900円くらい)でした。
席の時間は1.5時間です。
『ふしぎの国のアリス』の作者であるルイス・キャロルの生まれの国である英国で、こんな可愛い本場英国のアフタヌーンティーが食べられるなんて…(*_*;
ファン大歓喜のアフタヌーンティーです。
Take a journey through the rabbit hole with our Hatter.
ハッターと一緒にうさぎの穴の中を旅してみませんか?
とホームページに記載されています。文言もおしゃれです。
テーブルクロス、ティーカップ、食器…どれをとってもめちゃめちゃ可愛いです!カワ(・∀・)イイ!!
スタンダードな伝統的な英国式アフタヌーンティーも体験してきました!詳細はこちらの記事で紹介しています↓
ティーカップ、お皿はvilleroy&boch
ドイツの食器ブランドです。「食器は毎日使って楽しむもの」「日常にこそ上質なものを」という考え方をベースにしており、創立から270年以上、世界の人々に愛され続けています。
日本では皇后雅子様がお嫁入りの道具(食器)として選ばれ、有名になったそうです。
フォーク・ナイフなどのシルバーウェアは、Arthur Price(アーサープライス)
100年以上の歴史と伝統をもつ英国王室御用達のシルバーウェアブランドです(;・∀・)
し、白いバラが…赤く塗られてる…?!え?!(感動で言葉を失うオタク)
少し赤く塗られた白いバラがテーブルに飾られています!!
ファンならばすぐ気づく&たまらない演出ですね!
『ふしぎの国のアリス』に、庭の生け垣の迷路で「赤いバラでないと女王様に首をはねられる」と言い、白いバラに赤いペンキを塗る3人のトランプ兵が登場します。
ディズニー映画の『ふしぎの国のアリス』でも、「バラを赤く塗ろう」という曲があるほど、赤く塗られた白いバラは重要な要素です。
まだ紅茶も来てないのに盛り上がっていると、奥のテーブルが目に入ります。
犬用のアフタヌーンティー?!
そしてちゃんと座って食べてる…お利口すぎる…(;・∀・)
ペットOKのホテルなので、ワンコを連れたお客さんが多かったです。
ちなみに犬用の「Doggy Afternoon Tea」は25£(4,000円弱くらい)です。
セレブのワンコもセレブ…
紅茶を注文します。メニュー表はこんな感じ。
私(妻)はブラックカラント(カシス)&ハイビスカス、夫はアールグレイにしました。
今回のアフタヌーンティーのメニューはこちら。挿絵もとっても可愛いです!!(^^♪
お茶を飲みながら待っていると、お目当ての豪華3段トレイを持ってきてくれました!
1つ1つ説明をしてくれます。
早速食べていきましょう。まず一番下の段、サンドイッチから。
5種類×2もあります。
マスタードたっぷり、カレー風味のもの、サワークリームが塗られたものなど、
紅茶よりもスパークリングワインが飲みたくなるような味付けのサンドイッチでした。どれもとっても美味しいです!
お次は中の段、スコーン
「おいしいスコーンには“オオカミの口”がある」と言われます。
スコーンを横から見たときに見える、割れ目。童話『赤ずきん』に登場する口の大きな狼のようだ、ということで“オオカミの口”と呼ばれています。
スコーンにこんな可愛いエピソードがあったとは…
スコーンの割り方は、縦ではなく横に半分に割るのが正しいらしいですよ。
美しいクロテッドクリームと、英国王室御用達のTiptree(チップトリー) ジャムをたっぷり塗っていきましょう…!
ジャムは2種類、ストロベリージャムとアプリコットジャムでした。
私とて女子大生時代から各地のアフタヌーンティーを嗜んできた女…
たしかにホテルのスコーンは美味しいけど、だいたいこんな感じの味かな~?
などと、予想しながら食べてみると
め、めっちゃめちゃ美味しい~!!こんなの食べたことないっ!!
美味しんぼばりの大きいリアクションをしてしまいました。それくらいの感動です。
私の低い語彙力・食レポスキルでなんとかお伝えしますと、
外はさっくり(ザクザクではなく、ほんのりさっくり)、中はしっとりふわふわ。
パンでもマフィンでもない、今まで食べてきたスコーンでもない。
「エガートンハウスホテルのスコーン」を食べた!という感じ…!
美味しすぎて、夫婦2人で数秒見つめ合った後、大笑いしてしまいました。笑
今までの美味しい記録を大きく更新され、こんな美味しいものが世の中にあったのか?出会えてよかった!という喜び
「割高で量が多いアフタヌーンティーはちょっとなぁ」という方は、こちらのクリームティー(スコーンと紅茶のセット)だけでも食べてみてください!!
気を取り直して、一番上の段、ケーキたちをいただきます。
こちらはキャロットケーキ、クルミが入っています。クリームチーズのアイシングです。
映画「不思議の国のアリス」に登場する白ウサギの庭にあるニンジンをイメージしているのだそう。
いかにも「海外のケーキ」という感じがする緑色も良いですね(^^♪
ベリークリームのタルト
ハートの女王の王冠をイメージしたクッキーが乗っています(^^♪
かわいい…!!
真珠をイメージしたホワイトチョコトリュフ、牡蠣の殻に乗っています
ここもファン大歓喜のポイントです!
「鏡の国のアリス」に登場したルイス・キャロルの物語詩「The Walrus and Carpenter」に登場する牡蠣をモチーフにしています!!!
ディズニーグッズ化もされているヤングオイスター
動画にも登場します。
プラムプティング
マッドハッターのティーパーティーで出される伝統的なプラムプディングをアレンジ
酸っぱいプラムジャムと甘いプリンの相性ばっちりです!
ラベンダーの香りがするバター風味のショートブレッド。色鮮やかです(^^♪
こちらは「鏡の国のアリス」に登場した庭をイメージしているのだそうです。
アリスが入ることを許されない無垢で美しい場所、「エデンの園」を象徴していると考えられています。
濃厚なバタークリームのアイシングを施したチョコレートケーキ
マッドハッターのティーパーティーにヒントを得た、伝統的なケーキをチョコレートでアレンジしたものだとか。
こんな可愛い展示もありました。
オタクが喜ぶものをわかっているエガートンハウスホテル…ファンの方はぜひ行ってみてください!!!