英国暮らしを開始して数か月、イギリスのスーパーで買うのに迷うもの。
「生クリーム」の種類の多さに圧倒される人が多いのでは…?泡立て・お菓子・料理など、どれを使えばいいのやら(;’∀’)
今回は、そんなイギリスで買える生クリームの種類について記事にしてみました。
イギリスのスーパーでびっくりする人は多いのではないでしょうか…生クリームの種類の豊富さに。
シングル、ダブル、ホイップクリーム、サワークリーム…etc.
なにがどう違うのか?どれを使ったらいいのか?(;’∀’)
迷ってしまったので、違い・使用用途などを調べてみました!
最近は「私が困った・調べたことは、他にも困ってる・調べたい人がいるでしょう!」の精神で、なんでもブログ記事・インスタに投稿しています(*’▽’)(笑)
参考になれば幸いです。
生クリームにはたくさんの種類がありますが、大きな違いは「脂肪分」です。
イギリスのスーパーでよく見る生クリームと、それぞれの脂肪分を表にしてみるとこんな感じです。
生クリーム | 脂肪率 |
クロテッドクリーム | 55% |
エスクトラ・シック・クリーム | 48% |
ダブルクリーム | 48% |
ホイップ | 35% |
シングルクリーム | 18% |
ハーフクリーム | 10.5~12% |
牛乳同様に、パッケージは色分けされていて、大体、シングルは赤、ダブルは青、ホイップは緑、サワークリームは紫のようです。
シングル(single)
シングルクリーム(single cream)は、脂肪率が18%の軽めのクリーム。
日本でいうと、コーヒーフレッシュに近い感じです。(牛乳と生クリームの中間?)
たまに単純に「cream」の表記だけの商品もありますが、それはだいたいシングルクリームのことだと思って大丈夫です。
お値段は150mlで70p(約105円)。日本で買うのと比べると安いですね(*’▽’)
イギリスでは、プリンにかけたり、ソースに使ったり、コーヒーに入れたりして使用しているそうです。
ダブル(double)
ダブルクリーム(Double cream)は、脂肪率が48%のこってりとした生クリームです。
日本でよく売られている生クリームに一番近いそうです。
泡立ちが良くお菓子作りに使ってもよし、温めても分離しないため料理に使ってもよし。と用途が広く、よく使われる生クリームです。
お値段は、150mlで75pとシングルより少しだけ高いです。
私の場合、クリームパスタにはダブルクリームではなくシングルクリームを使用しています。ダブルだと、食べる直前にはもったり重たくなりすぎてるような感じなので、シングルの方が好みです(*_*;
ホイップ(whipping cream)
ホイップ(whippingcream)は、脂肪率35%の生クリームです。その名の通り、よく泡立つのでデコレーションに適しています。
ダブルクリームよりも、軽い口触りのホイップクリームができあがります。
泡立て済みのスプレー缶タイプ(Whipped cream)もあります。ココアやコーヒーの上にサッと乗せることができて便利です。
サワークリーム(soured cream)
サワークリーム(soured cream)は、脂肪率18%の、生クリームを乳酸菌で発酵させたクリームです。
乳酸発酵のため、少しピリッとした酸味があります。
料理、ディップソースに使ったりすると美味しいです。
クレーム・フレッシュ(Creme fraiche)
クレーム・フレッシュ(Creme fraiche)は、脂肪率30%ほど、乳酸菌を加えたクリームです。
少し酸味ととろみがあります。
サワークリームよりも酸味が少なく、濃厚でコクがあります。また、脂肪率が高いため、煮込んでも固まりません。スープやソースなど、料理に使うのに適しています。
クロテッドクリーム(clotted cream)
クロティッド・クリーム(clotted cream)は、脂肪率55%で一番濃厚なクリーム。熱処理されているクリームです。
スコーンに塗って食べることで有名ですね。パン、トーストに塗って食べても美味しいです。
本場イギリスのクロテッドクリームといえば、「ロダス(Rodda’s)」が有名です。
日本では、たまに三越などで開催される英国展で販売されてたりしますね。
日本だと1,000円近くもしますが、イギリスでは2.3£(約350円)!イギリスに住んでいるうちにお得に楽しんでおこうと思います(;’∀’)
クリスマスシーズンになると、ブランデークロテッドクリームがスーパーで買えるようになります。
ブランデーの風味がしっかり効いた濃厚クリームでめちゃくちゃ美味しいです!クラッカーに塗って、お酒のおつまみとして食べています(*’▽’)
ブランデークロテッドクリームについては、こちらの記事に↓↓
Extra-thick cream(エスクトラ・シック・クリーム)
Extra-thick cream(エスクトラ・シック・クリーム)は、脂肪率48%の生クリームです。
直訳すると「特濃クリーム」ですが、脂肪率はダブルクリームと同じで特濃というわけでもなさそうです。
熱処理後かき回さずに急速冷却して作られているため、こってりとした質感・舌触りになるそうです。
しっかり濃厚で、イギリスでは、パイやプリンなどのデザートにかけて食べることが多いです。
以上、イギリスの生クリーム事情の紹介記事でした。
自分で調べておいてなんですが、特徴はわかったとて全部上手く使いこなせる気がしませんね…(;’∀’)(笑)
好みは人それぞれありますし、実際に使って試してみるのが一番でしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございました!