世界的なワイン生産地である、フランス・ボルドー。
そんなボルドーへ行ってきましたので、
見どころ観光名所・世界遺産・ワイン・フォアグラなどのおすすめグルメ・ホテル・旅費など、写真と共にご紹介します!
前回の、その①記事では観光名所を紹介しました。
今回は、レストラン・ワインバー・有名なカヌレ専門店など飲食店を中心に紹介します!
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グルメ・ワイン
世界的に有名なワインの産地であるためボルドーワインはもちろん、焼き菓子カヌレの発祥地だったり、高級食材フォアグラも比較的お手頃価格で楽しめたりします。鴨のコンフィも人気です。
また、太平洋に面した立地であるため、レストランでは新鮮な魚介料理を楽しむことができます。
ボルドーのワイン委員会のワインバー「Le Bar à Vin」
言わずと知れたボルドーワイン。
フランス南西部の都市ボルドーは、フランスでも最も広いブドウ栽培地域です。8,500を超えるシャトー(醸造所が付随したブドウ園を持つ生産者)が存在しています。
毎年7億本を超えるワインが生産されており、その生産されている幅は、大量生産される普段使いのテーブルワインから世界最高級の名高いワインに至るまで幅広いです。
ボルドーと聞くと、色が濃い赤ワインをイメージする人も多いと思いますが、白、ロゼ、スパークリングと種類の幅も広く生産しています。
そして実は、甘口の「貴腐ワイン」も世界的に有名です。世界三大貴腐ワインとして名高い、甘口白ワインの産地であるソーテルヌがボルドーにあります。
「良質なワインを手ごろに楽しめるように」と設立された、ボルドーワイン委員会CIVBが運営しているワインバー「Bar a Vin(バー・ア・ヴァン)」
建物は18世紀に建てられたもの。ボルドーが港町であったことにちなんで船の舳先をイメージした形になっているのだそうです。
ボルドーの中心地、カンコンス広場のすぐそばの、ボルドーワイン委員会CIVB(Conseil Interprofessionnel du Vin de Bordeaux)の本部の建物の中にあります。
ワイン委員会が営利を目的とせずに運営しているバーであるため、AOCワインをグラス一杯150ccで2ユーロからと、安く提供しています。
日本じゃ考えられないようなお手頃価格で、AOC(アー・オー・セー、原産地統制名称)ワインを楽しめるだけでなく、
フランスの食材を使った軽食までいただくことができます。
ワインリスト、お値段、サービスなど、以下の記事で詳しく紹介しています。よろしければご覧ください。
【肉料理】大人気大行列!フランス料理店「L’Entrecôte」
1962年創業、いつも店の前に大行列ができている、大人気レストラン「L’Entrecôte(ラアントルコート)」。
”ボルドーで唯一行列ができるレストラン”と言われており、オープン前から行列ができています。事前予約は受け付けていません。
開店数分前になると、整理券のようなものを渡されます。
なんといってもこちらのお店の大人気名物は「ステック・フリット(steak frites)」というステーキ・肉料理です。
というより、メニューはこちらのステーキとデザートしかありません!
ただこの1つのメニューだけで、美味しいレストランがたくさんあるボルドーで、行列ができるほどの人気ぶりです(;’∀’)
公式サイトはこちら<https://www.entrecote.fr/es/entrada/>。フランス語だけでなく英語表示が可能です。
インスタのアカウントはこちら。
日曜日に訪問しました。サイトでは”11時にオープン”と書いてあったのに、時間になっても開店する気配は無く…(*_*)
電話して「店の前で待ってるんだけど、11時オープンで合ってますか?」と聞いたら「あってるよ!」と返されましたが、そこから1時間待たされ、結局オープンしたのは12時です。
ここはフランス…時間通りにいかないのも仕方ない!
と気を取り直して入店です。フライトの時間が迫っているような、時間ギリギリのタイミングでの訪問はおすすめしません(>_<)
テーブルやウェイターさんの制服には、お店のテーマカラーである黒・黄色が使われています。
2階からの景色はこちら。
店内は、スコットランドのタータン柄のような壁紙、黒・黄色を基調とした内装です。
オープンして数分ですが、すでに大行列ができていたため、店内は満席です。
テーブルについて聞かれるのは、お肉の焼き加減と飲み物だけ、というシンプルさ!
たまたまなのか、私達を接客してくれた店員さんはフランス語しか話せませんでしたので、焼き加減のフランス語を覚えていくと安心かもしれません。
焼き加減はフランス語でレアは「サニャン(saignant)」、ミディアムレアは「ア ポワン(a point)」、ウェルダンは「ビヤン クィット(bien cuite)」と言います。
すぐにサラダがサーブされました。ドレッシングは、オリーブオイルとバルサミコ酢?で味付けしたような感じです。
名物のステーキ「Entrecôte」、お値段は1人前21ユーロでした。
ステーキのソースは「シークレットソース」と呼ばれている秘伝ソースで、その名の通りレシピは秘密。
バジルやバターなどを使っている?ようなソースは超濃厚。開店当初からの50年以上変わらない独自の秘伝レシピだそうです。
お肉の焼き加減はミディアムレアです。
ちなみに、店名にも料理名にもなっている「Entrecôte」は、牛肉のリブロースの部位を意味するようです。
ステーキは2回に分けてサーブされます。
最初に温かいお皿に、半分の量のステーキが盛られてサーブされ、
そのお皿を食べ終わるタイミングで、もう半分のステーキを持ってきてくれます。下にはろうそくがあり、温かいまま残りを食べることができます。
温かい食事を提供するという店側の嬉しい気遣い。というより、濃厚なソースが油分たっぷりで、冷えると固まってあまり美味しく感じられないから?かもしれませんね。
フライドポテトは、フランス産のじゃがいもを使用。細めのフライドポテトは、外側はサクサクカリっと、中はホクホクの食感です。
自由におかわりできるようで、食事中におかわりのフライドポテトを各テーブルに配っていました。
最初にお皿に乗ってくる分で、私達2人とも十分にお腹いっぱい!おかわりしたい方はしっかりとお腹を空かせて訪問してください(;’∀’)
お店の名前が入った赤ワイン。ハーフボトルサイズを注文しました。お値段は11ユーロ。
以上、ステーキを2人分と赤ワインハーフボトルで、お会計は53ユーロでした。
お腹いっぱいで食べられませんでしたが、自家製のデザートも評判が良いそうです。
食べ終わって店を出たら、また我々が並んでいた時と同じくらいの長蛇の列ができていました。恐るべし大人気ぶりです(;’∀’)
予約必須!フランス料理レストラン「La Brasserie Bordelaise」
地域の食材が味わえる、予約必須の人気ブラッスリー「La Brasserie Bordelaise」。
飲食店がたくさん建ち並んでいるサン・レミ通り(Rue Saint-Remi)にあり、評価も高いレストランです。
営業時間は、ランチは12~15時、ディナーは19~24時です。定休日はありません。店員さんの気遣いが細やかで、心地よいランチの時間を過ごせました。
鴨肉の郷土料理、フォアグラ、生肉のカルパッチョ、肉料理、生牡蠣、ビーガン対応料理など幅広く楽しめます。
店内の雰囲気も素敵です。トイレの場所がわからなくてきょろきょろしていたら、店員さんと親し気におしゃべりしていた常連さんが教えてくれました。フレンドリー!
地下にもテーブル席。団体さんはこちらのフロアに案内されるのかもしれませんね。
飲み物メニューはこちら。グラスワインは6ユーロから。
ボルドーワインのボトルは、数ページにわたってたくさんリストに載っています。
フランスの有名なブランデー生産地、アルマニャックのAOC区分のうちの1つ「バ・アルマニャック(Bas-Armagnac)」のブランデーリストも充実しています!
日本の通販サイトで買うと、1本数万円するものもある高級ブランデーです。
ソフトドリンクもありました。
料理メニューはこちら。
お通し(無料)は、パンとテリーヌ・ドゥ・カンパーニュ(田舎風パテ)の「ルー・ガスクーン(Lou Gascoun)」
想像していた滑らかなパテではなく、身がごろごろと入ったものでした。パンに塗るというより、たっぷり乗せて食べるものです。美味しくてこれだけでワインが進んでしまいます。
フランスのスーパーでもよく見かけるパテのようですね。味が濃厚で美味しいです。自分のお土産・おつまみとして買って帰りたくなりました。
6ユーロのグラスワインの白を注文しました。
これぐらいの価格のワインだと、先述のボルドーワイン委員会のバーであれば2ユーロほどで飲めていました。やはりコスパ最強のワインバーですね(;’∀’)
ハムの盛り合わせハーフサイズ(18ユーロ)
ハム・サラミ各種盛り合わせです。全部同じような種類に見えますが、ピリ辛のもの・塩分が強いものなどそれぞれ個性があって、意外と飽きずに食べていられます。
ハーフサイズとはいえ量は多いので、たくさんお酒を飲む場合でない限り、2人でもハーフサイズで十分かと思います。
生牡蠣(3.5ユーロ/個)
欧州で食べた生ガキの中で一番美味しかったです。
フランス南西部産フォアグラ(24ユーロ)
厚さ4センチ以上ありそうな、大容量サイズのフォアグラがのっています!
周りの黄色い卵の黄身のような部分は、フォアグラの脂肪。ラード替わりに料理に使ったりするそうです。超濃厚で、私は少し食べただけで胃もたれしそうでしたが、フォアグラが大好物の夫は喜んで食べていました。
フランス産牛のタタキ(14ユーロ)
甘辛いソースがかかった牛肉のタタキ。味付けが日本人好みで、火入り具合が絶妙で美味しいです!
わさびが添えられています。牛のタタキでさえ、フレンチだとこんなにもおしゃれになってしまうのですね(;’∀’)
シャトー・ロバード 1994(15ユーロ)
フランスの有名なブランデー生産地、アルマニャックのAOC区分のうちの1つ「バ・アルマニャック(Bas-Armagnac)」。
生まれ年のものをいただきました!
世界三大ブランデーの1つで、日本の通販サイトで買うと、1本数万円する高級ブランデーです(;’∀’)フルーティーな香りと味です!
お会計は110ユーロ。1人あたり55ユーロでした。
【カヌレの発祥地】カヌレの有名専門店
ボルドーは、実はワインだけでなくお菓子のカヌレでも有名であり、カヌレの発祥地です。
ボルドーの名物菓子「カヌレ(Canelés)」は、フランス語で「溝の付いた」を意味します。12の溝のある銅の型を使い、型には蜜ろうを塗って焼き上げます。
蜜ろうを塗ることで、カヌレが型から簡単に外すことができるだけでなく、カヌレの外側にキャラメリゼされたカリカリの食感を出すことができます。
ラム酒とバニラの芳醇な香りと、外側はパリっとしていて、中はモチモチしっとりとした食感が特徴的な焼き菓子です。
ボルドーワインを造る過程で、ワインの澱(液体の底に沈んだ沈殿物のこと)を取り除く際に卵白を使用しており、
その工程で余る黄身を使った焼き菓子がカヌレなのだそうです。
大切な人への贈り物におススメの、ちょっと高級なカヌレ「Canelés BAILLARDRAN(バイヤルドラン)」。
ボルドーの地元民にも人気の、お手頃価格のカヌレ専門店「La Toque Cuivrée(トック・キュイヴレ)」
お値段、味の感想、場所など、こちらの記事で詳しく紹介しています↓
老舗ショコラティエ「Cadiot-Badie」
ボルドーの老舗ショコラティエ「Cadiot-Badie」。
1826年創業のボルドーで一番古いショコラティエで、創業以来、伝統の品質・味わいを受け継いでいます。
店内はアンティークの家具や、ショーウィンドウには宝石のようなショコラが並び、広く落ち着いたゆとりのある空間。18~19世紀のフランスの雰囲気のような素敵なお店です。
” Diamant Noir ”、ブラック・ダイアモンドというオシャレな名前のチョコレートが有名です。
ブドウ入りのトリュフチョコレートで、いかにもワインで有名なボルドーらしいチョコレートですね。
世界三大貴腐ワインにしてボルドーが誇る貴腐ワインの「ソーテルヌ」を使用したチョコレートもあります。お土産にぜひ!
上記で紹介したワインバー「Bar a Vin(バー・ア・ヴァン)」で、フードメニューとして提供されています。
こちらで食べてみて気に入ったら、店舗で買って帰るのも良いですね。
詳細、その他写真はこちらの記事で紹介しています↓
レストラン、ホテル、旅費
その③記事では、グルメ編の続き
- 世界遺産「月の港」の夜景を楽しみながらのディナー
- 国立歌劇場内の人気レストラン
- ボルドーワインショップで買い物&テイスティング
を紹介します!
国立歌劇場のレストランでは、感動するレベルのフレンチ料理でした( ;∀;)
現地スーパーで買ってみたもの・宿泊したホテル・交通事情・かかった旅費
などについては、その④記事で紹介しています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
その他、ヨーロッパ旅行ブログ記事はこちら↓↓