音楽と芸術の都、オーストリアのウィーン。
美しい街並み、オーケストラやオペラ座、栄華を極めたハプスブルク家の宮殿、カフェ文化など…観光名所がたくさんあります。
そんなウィーンのおすすめ見どころ、費用、ホテル、グルメなどを写真と共に紹介します!
ウィーンってどんな街?
ウィーン(Wien)はオーストリアの首都で、人口約160万人の街です。
公用語はドイツ語。”音楽の都”であり、モーツァルトをはじめとした数々の世界的に有名な音楽家が生まれた地です。19世紀末の”芸術の都”としても見どころはたくさんあります。
650年も続いたハプスブルク家の栄華のおかげで、ウィーンでは建築・美術・音楽が発展しました。
また、カフェ文化が文化遺産になっており、おしゃれなカフェが建ち並びます。アルプスの湧水を使用した、美味しいコーヒーを楽しめます。
カフェでコーヒーを注文すると、一緒に水(水道水)もついてきます。水が有料であることが多いヨーロッパですが、これはありがたいですね。
オーストリアの水道水はほとんどがアルプスの湧水を使用しているため、飲料水としても問題ありません。ウィーンの街中には、給水所がいくつもあります。
アルプスの天然水考えると、ただの飲める水道水を超えてもはや贅沢な飲料水ですね(*_*)
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観光名所紹介
【世界遺産】ウィーン旧市街
シュテファン寺院を中心として、約直径1㎞の範囲に広がっている旧市街には、ハプスブルク帝国の遺産が詰まっています。2001年に世界遺産に登録されました。
ユーゲント・シュティール建築様式の華やかな建築や、文化遺産にも登録されているカフェ文化を楽しめる落ち着いたカフェなど、魅力たっぷりです。
旧市街をゆったりと走る観光馬車フィアカー(Fiaker)。リズミカルな蹄の音で、優雅に通り過ぎていきます。
乗り場は街の各地にあり、シュテファン寺院やオペラ座など。料金は、20分で40ユーロ、40分で65ユーロ…と時間ごとに決まっています。
モーツァルト・オーケストラ
クラシックの巨匠ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが誕生した地、オーストリア。
その首都ウィーンの有名コンサートホールにて演奏される「ウィーン・モーツァルト・オーケストラ」は、累計250万人以上の来場者を誇る、ウィーン屈指の人気観光スポットです。
公式サイトは、日本語でも表示できるようになっています。日本人観光客も少ないのでしょうね。公式サイト<https://www.mozart.co.at/home_jp.php>
コンサートは18世紀の伝統に従い、交響曲や協奏曲の単独楽章が、オペラの序曲やアリア、デュエットなどと共に、交互に演奏されます。
歴史ある音楽ホールで、豪華な歴史的衣装とかつらを着けて演奏されるため、まるで18世紀へタイムトリップしたかのような演奏会です。
ウィーン音楽の殿堂「楽友協会ホール(Musikverein Wien)」へ、実際に観に行ってきました。
こちらの記事で紹介しています↓
国立オペラ座
音楽の都ウィーンの象徴の1つである「国立オペラ座」。パリ、ミラノと並ぶヨーロッパ三大オペラ劇場のひとつです。
収容人員は1709席と立ち見席567人分。年間約300日にわたりオペラやバレエが上演されます。
1869年にモーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」で幕を開けて以来、極上の音色で舞台を盛り上げ、その歴史を繋ぎ続けています。
オペラ作品の上演中は、全座席に英語とドイツ語の字幕モニターが設置されています。
席によりチケット料金は様々です。立ち見席は3ユーロというお手頃価格ですが、開演の2時間前から行列に並ぶ必要があったりと体力勝負になります(*_*;
オペラをスマートに楽しむマナーとして、服装については男性はジャケット・ネクタイ着用、女性は多少のドレスアップをしていくと良いそうです。
また、5ユーロほどでオペラ座内部のガイドツアーに参加することもできます。1日に数回、英語・ドイツ語・日本語などの言語別にツアーが開催されています。
ステージの裏側や、皇帝専用のロイヤルボックス・サロンまで見学させてくれます。
ミヒャエル広場
ハプスブルク家が約600年以上にわたって住居としてきた王宮(ホーフブルグ)、その王宮への入口であるミヒャエル広場。
ミヒャエル門の前の広場には、観光馬車フィアカー(Fiaker)がたくさんとまっています。広場の付近には、ミヒャエル教会(Katholische Kirche St. Michael)や近代建築市場名高いロースハウス(Looshaus)が建っています。
ウィーン少年合唱団
世界で最も有名な少年合唱団である「ウィーン少年合唱団」は、1498年に皇帝マクシミリアン1世によって、王宮礼拝堂少年聖歌隊として創立されました。その団員の中には、ハイドンやシューベルトなどの音楽家もいます。
厳しい審査の後、7~15歳(声変わりまで)の少年たち約100名のメンバーで構成されており、市内のアウガルデン宮殿を拠点として活動しています。
歌う親善大使として、日本はもちろん世界中で公演・活動しています。ウィーンでは、各日曜の午前、王宮礼拝堂のミサで歌っています。チケット料金は5~29ユーロまでと幅広く、オンライン予約もしくは当日に入口で購入することができます。
一番安い5ユーロの席からは直接観ることができませんが、テレビモニターで様子を観ることができます。内部はフラッシュ撮影・録音は禁止されています。
ブルクガルテン(王宮庭園)
モーツアルト像をはじめとした数多くの彫像が立ち並ぶ王宮庭園です。
1819年に皇帝フランツ1世が造った庭園で、当時は皇室専用の庭園でしたが現在は一般開放されています。
ト音記号の形をした花壇の前に、モーツアルト像があります。残念ながら訪問した際は、工事中で像が見えない状態でした。
噴水や彫像、美しく手入れされた庭園。観光客の写真撮影スポットとなっています。
シュテファン寺院
ウィーンの旧市街のほぼ中心に位置する、シュテファン寺院(シュテファン大聖堂)。
ロマネスク様式の教会として、12世紀半ばから建てられ、14~16世紀ごろに現在の後期ゴシック様式に改築されました。
高くそびえる塔は高さ137メートル。ドイツのウルム、ケルンに次いで世界で3番目の高さです。塔の途中にある見張り台まで、343段の階段で上ることができます。
地下にあるカタコンベ(Katakomben)には、ペストで亡くなった約2000体の骨と、ハプスブルク家の人々の心臓以外の内臓を入れた壺が安置されています。ガイドツアーで見学することができます。
【世界一美しい図書館】オーストリア国立図書館
世界一美しい図書館と呼ばれる「オーストリア国立図書館プルンクザール」。
バロック建築の巨匠であるフィッシャー・フォン・エアラッハ親子の傑作のひとつで、かつての王宮図書館です。
プルンクザール(豪華なホール)の名にふさわしく、内装は大理石の柱と優雅な天井画に囲まれた空間。その空間に貴重な写本や初期印刷本を含む膨大な蔵書が収められています。
営業時間は10~18時、定休日は月曜日と年末年始です。時期により変更になるかもしれませんので、最新の情報は公式サイトでご確認ください。公式サイトはこちら<https://www.onb.ac.at/>
図書館の前には白亜の空電が取り囲むヨーゼフ広場。その中央にはヨーゼフ2世の騎馬像が建っています。
スペイン乗馬学校
アウグスティーナー通りには王宮付属の建物が続きます。その一つが「スペイン乗馬学校(Spanische Hofreitschule)」です。
1572年創設で、なんと”世界で最も古い乗馬学校”なのだそうです。創設当時に、スペイン種の強靭な馬を導入したことから、スペイン乗馬学校という名になっています。
その馬は調教・交配されて、古典馬術に適した気高い白馬リピッツァーナー種を誕生させました。
マリア・テレジアの父であるカール6世が設けた、バロック様式の室内馬場で、古典馬術の最高峰を観ることができます。
シャンデリアの灯りの下で、ワルツの音楽に合わせた名馬の優雅なステップが披露されます。
公園の回数は少なく、チケット料金は良い席で165ユーロと高価なものですが、朝の調教見学であれば手ごろな料金で観ることができます。朝の調教見学は、朝10~12時に不定期で開催されます。
ペスト記念柱
ペスト記念柱(三位一体記念柱とも呼ばれる)は、ペストの終結を神に感謝して、時の皇帝レオポルト1世が建設した記念柱です。
中世、ヨーロッパ中に蔓延したペストはウィーンも襲い、約10万人超の死者を出しました。バロックを代表する彫刻建築です。
グルメ、レストラン
人気のカフェや、ウィーン名物”ザッハトルテ”、シュニッツェル、ウィーン最古のビールパブなどのグルメ・レストランについては、次回その②記事で紹介します!
オーストリア・ウィーン旅行記の続きはこちら↓
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