【スコットランド旅行記】エディンバラ観光~その①~

イギリス
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エディンバラ市街地

世界遺産に登録されているエジンバラの旧市街と新市街

旧市街は急勾配の尾根の上にあります。スコットランド宗教改革時代の歴史ある建物が多く残っています。

 

エディンバラ城とホリールードハウス宮殿を結ぶロイヤル・マイル(The Royal Mile)、旧市街を東西にまっすぐ貫く、この石畳の通り沿いには歴史的な建物・観光名所・お土産ショップが建ち並びます。

中世には王族が馬車で往来していた通りです。

 

エディンバラの旧市街は、城と町を攻撃から守るために、火山岩の険しい露頭の上に建てられ、城からホーリールードまで続く尾根に沿って町は発展しました。

 

 

1700年には、エディンバラには約25,000人の人々が住んでいたそうです。1740年には40,000人に増え、現在も人口は増え続けています。

「都市が外側に向かって成長できないなら、上に向かって成長するしかない。」と、住宅不足を解消するために、多層構造の長屋が作られるようになります。

19世紀になると、街の人口はさらに急増し、長屋はどんどん小さな家に分かれていき、中には1部屋に11人もの人が住んでいました。富裕層は新市街に移り住み、旧市街の一部は貧困、汚職、病気が蔓延する地域となりました。

 

 

 

「スコット記念塔(Scott Monument)

1846年に建設され、スコットランドの作家ウォルター・スコット卿を記念した、ビクトリア朝ゴシック様式の記念碑です。

塔の高さは61メートル、螺旋階段で到達する展望台からは、エディンバラ中心部とその周辺のパノラマビューが楽しめます。

塔の4本の柱の中の中央の空間に鎮座するスコットの像は、羽ペンで作品を書き終えて休んでいる姿を現しています。記念碑には、スコットの小説の登場人物64人が彫られているそう。

 

 

リスを発見。スコットランドにもいるんですね。

 

 

「経済学の父」と言われる経済学者アダム・スミス(Adam Smith)は、スコットランド出身です。

アダム・スミス像が、旧市街地ロイヤル・マイルにあります。像は2008年の作られたもので、そこまで歴史あるモニュメントではありませんが(*_*;

 

 

巨大な石の台座の上に高さ3mのブロンズ像が乗っています。

アダム・スミスが生きた18世紀のイギリスは、戦争や財政難、貧困、格差などの様々な社会問題を抱えており、この社会が彼の思想に大きな影響を与えたのだそうです。

この像は、晩年のスミス(晩年はエディンバラで過ごした)が、まだ力強く生きている姿を表しています。

彼の背後には、スコットランド農業博物館に展示されている当時の鋤(すき)を模した鋤があり、スミスが取って代わった農耕民族の経済学を思い起こさせます。

 

 

通りの向かい側にあるこちらは、なんと「お役所」。

 

ジェームズ・ブレイドウッド像(Statue of James Braidwood)。世界初の自治体消防を立ち上げ、ロンドン消防署の初代所長となった人です。

いたずら?で三角コーンが頭に乗っていてシュールでした。

 

 

すぐそばには「市場十字(Mercat cross)」。

君主、司教、または男爵によって定期的な市場や見本市を開催する権利の象徴としての役割があるそうです。

この十字架の周りには市場の露店が並び、商人が集まって商談をする場所としても使用されていたのだとか。

 

 

そしてその近くには、ゴシック様式の大聖堂「セント・ジャイルズ大聖堂(St Giles’ Cathedral)」があります。

1120年に建設され、以来900年間、エディンバラにおける宗教の中心であり、エディンバラで最も権威のあるスコットランド教会の大聖堂です。

中には美しいステンドグラスやパイプオルガンなどがありますが、撮影するには許可証(2ポンド)が必要なようです。

 

アダム・スミスの友人であり、コットランドの哲学者のデイヴィッド・ヒューム(David Hume)の像が近くにあります。

キャノンゲート(かつてアダム・スミスが住み、現在葬られている場所)を見下ろし、リース港(貿易と商業の象徴)を見ています。

 

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