トルコのお土産はバリエーション豊富。
お菓子や紅茶などの食品から、雑貨、石けんや香水といった女性に喜ばれる化粧品など、たくさんの人気お土産があります。
賞味期限が長いもの、ばらまきにおすすめのものなどお土産を紹介します。
伝統菓子「バグラヴア」
トルコのみならず、中東、地中海地域の国で人気があるお菓子「バクラヴァ(トルコ語: baklava)」。
オスマン帝国で発明されたお菓子なのだそうです。
フィロ生地(イーストを含まない小麦粉生地)の間に、クルミやアーモンド、ピスタチオなどのナッツ類を挟んで焼き上げ、濃厚なシロップをたっぷりとかけたものです。
澄ましバターで作られたバクラヴァは賞味期限が長く、冷凍保存も可能なのでお土産にぴったりです。
お土産売り場には箱にたくさんのバグラヴァが入った商品が多く、食べきれるか心配になってしまいますが、長持ちするので安心です。
バグラヴァの下層部分は、シロップでひたひたになっており、とにかく甘いです!
紅茶と一緒に、少しずつ食べていくとくせになる味わいです。
シロップ漬けのパイで、糖質の摂取量が気になってしまいますが、一つ一つ小さいサイズで切り分けられているため、罪悪感が少ないです(危ない)(;’∀’)
専門店も数多くあります。
トルコ紅茶「チャイ」
トルコでは茶をチャイ (トルコ語: çay)と呼びます。
トルコでは世界全体の6.4%の20万トンもの紅茶を生産している紅茶大国です。
国連食糧農業機関(FAO)の調べでは、人口あたりの紅茶消費量はトルコが世界一なのだそうです(;’∀’)日本人の6倍ほどの消費量です。
元々はコーヒーの方がホットドリンクとして一般的だったそうですが、第一次世界大戦で経済的に衰え、コーヒーの値段が高騰したことにより、代替品として紅茶が飲まれるようになったそうです。
当然、お土産としても人気があるトルコのチャイ。
今回はルーズリーフのたっぷり大容量タイプのお土産をいただきましたが、ティーバックタイプのチャイもあります。バラマキのお土産にぴったりです。
ちゃんとしたトルコ流の作り方だと、イラストにあるようなチャイを作るための二段のやかん「チャイダンルック」を使うようです。
下の段で湯を沸かし、上の段で紅茶を作るという仕組みです。
本場トルコでは、チャイはブラックストレートで飲むのが一般的です。チャイグラスと呼ばれる、取っ手がついていないチューリップのように真ん中がくびれた形の耐熱グラスに入れて飲みます。
チャイの濃さがわかるように、そしてチャイの色を楽しむために無色透明のグラスなのだそう。
残念ながら、専用のやかんはありませんので、鍋で煮だし、スパイスとミルクを加えてチャイティーラテにしました。
バグラヴアと一緒にいただきました。
サレップ(SALAP)
サレップという植物の根っこから作られる粉で、グルコマンナンと呼ばれるデンプンに似た多糖を豊富に含んでいます。
ふんわりと優しい甘さがあります。牛乳・シナモン・砂糖にサレップを加えた温かい飲み物や、トルコアイスなどに使用されています。
トルコアイスが伸びるのはこのサレップのおかげ。そして、トルコアイスが伸びる理由は、アイスが溶けて垂れるのを防ぐためだそうです。
個包装になっていました。
チョコレート
トルコのスーパーでは、売り場の商品棚1列が全てチョコレートで埋まるほど、種類豊富です。
トルコのチョコレートの三大メーカーは、「ETİ (エティ)」「ÜLKER (ウルケル)」「Nestlé (ネスレ)」
高級チョコレートの代名詞「GODIVA(ゴディバ)」は、実はトルコの会社「ÜLKER (ウルケル)」の傘下のため、トルコでは低価格で買うことができます。
トルコはナッツの名産地です。そのため、ピスタチオやヘーゼルナッツなどのナッツを贅沢に使ったチョコレートをお手頃で買うことができます。
少し厚めの板チョコ。ナッツがごろごろ入っていて食べ応えがあります!