伝統菓子「ロクム(lokum)」「ターキッシュ・ディライト(Turkish delight)」
トルコの伝統菓子である「ロクム(Lokum)」は、砂糖にデンプンとピスタチオやヘーゼルナッツなどのナッツを加えて作るお菓子です。
トルコでは15世紀から作られていたとか。ナッツがたっぷりと入っており、ナッツの風味を楽しめます。
バグラヴァと比べると甘さは控えめで、日本の和菓子に似たような素朴な味わいです。食感は柔らかく弾力があり、日本のゆべしに似ています。賞味期限が長く、お土産におすすめです。
英語ではターキッシュ・ディライト(Turkish delight、「トルコの悦び」)と呼ばれます。
味はもちろん、カラフルな見た目もバリエーションが多いです。
ベリーやチェリー、ココナッツミルク、チョコレート味など種類豊富。何種類か一つに入ったセット商品がおすすめかと思います。
トルコではコーヒーのお供としてよく食べられるそうです。
こちらはピスタチオ味のターキッシュディライト。立方体の形でコロコロとしていて、可愛らしいですね。
薔薇の味のものもあります。なんとも上品な味わいです。
マロングラッセ「ケスターネ・シェケリ」
ケスタネ・シェケリは、大粒の栗を甘く煮たお菓子です。マロングラッセよりは甘くなく、適度な甘さと、栗そのものの風味を生かした素朴な味わいです。栗の甘露煮に似ています。
ケスタネ・シェケリはトルコ語で「栗の甘いもの」という意味だそう。
トルコには栗の名産地が多く、街中では焼き栗の屋台をよく見かけます。
便利な個包装タイプのマロングラッセもあります。こちらの方がおすすめですかね。
トルコの伝統綿菓子「ピシュマニエ(Pişmaniye)」
バターで炒った小麦粉を砂糖に混ぜ合わせて作った、細かい繊維状のお菓子です。写真のピシュマニエは、バニラ・ココアの2種類の味の詰め合わせ商品。
1400年代には、ピシュマニエのレシピが記述されていたそうなので、古い歴史がある伝統菓子のようです。
見た目は、日本の綿菓子に似ています。食感は砂糖だけでできた綿菓子よりも歯ごたえがあり、長く口の中に残る感じです。ふわふわ、しゃりしゃりとした不思議な食感。
バターの甘味・コクも感じられます。
オリーブ石けん
オリーブの名産地であるトルコ。オリーブ石けんは観光客に人気のお土産です。
泡立ちも悪くなく、肌に優しく、保湿効果が高く使ったあとの肌触りが人気です。一つ250円前後と、お手頃価格なところも嬉しいです。
お菓子と違って賞味期限を気にしなくていいですし、職場のばらまきお土産としておすすめです。
蜂蜜
ハチミツもトルコの名産品です。生産量は中国に次いで世界2位です。
専門店に行くと数十種類もの蜂蜜があり、風味もそれぞれ異なります。瓶詰めにされた商品の他にも、蜂の巣ごと食べるタイプの商品も豊富にそろっています。
蜂蜜が瓶からもれたり、瓶が割れてしまったりしないよう、梱包には気を付けましょう。
ラク
ラク(Raki)はトルコで古くから受け継がれているブドウの蒸留酒です。
アルコール度数40%とかなり強いです。アニスというハーブの香りがします。
トルコ国内のアルコール消費量のうち8割はラクだといわれており、トルコ人から人気があることがわかります。
ラクは水と混ぜると白く濁ります。そのため、「獅子の乳」という別称を持っています。
トマトペースト「サルチャ」
トルコ料理の煮込み料理・スープによく使われる調味料「サルチャ」。
香料や保存料不使用、トマトやパプリカ等をじっくり煮込んで出来上がったペースト状の調味料で、日本人にとってのお味噌のようなものです。旨味・コクが出ます。
トマトの濃縮度は通常のトマトペーストに比べて6倍なのだそう。
スーパーなどで缶詰や瓶詰にされて売られています。長期保存が効くためお土産におすすめです。
以上、トルコのおすすめのお土産をご紹介しました。
食品だけでもお土産の選択肢が広いですね(*_*)
エキゾチックな雰囲気、日本では珍しい食品や雑貨をお店で見て回るだけでも観光の楽しみになります。ぜひ、トルコ旅行ではお土産選びも楽しんでください♪