断崖絶壁に佇む白く美しい町並み、青いドーム、青いエーゲ海と空。世界一美しいと言われる夕日など。
ハネムーンの旅行先として人気の「ギリシャ・サントリーニ島(Σαντορίνη / Santorini)」。
そんなサントリーニ島を、2023年に旅行してきました。おすすめの観光名所・見どころ・ホテル・お土産などを、写真と共に紹介します!
前回のその①記事では、サントリーニ島の「観光名所・見どころ」を紹介しました。
今回、その②記事では「リゾートホテル」「食べ物・スーパーで買ったもの」について紹介します!
ホテル
【イア地区4 つ星ホテル】Fanari Villas
イア地区にある、崖の上に建つ4つ星ホテル「ファナリ ヴィラス(Fanari Villas)」。
ロケーションが素晴らしく、”世界一の夕日”と言われるサントリーニ島の沈む夕日だけでなく、カルデラ、ティラシア島の絶景を、テラス・洞窟プールから望むことができます。
イア中心部まで徒歩5分の場所にあり、観光にもおすすめのホテルです。部屋は全部で16室と少ないです。
イア地区の高級リゾートホテルはお子様の宿泊ができないホテルも少なくありませんが、こちらはお子様も宿泊可能です。
併設のレストランでは、現代風にアレンジした地元料理が提供されています。
Youtube動画でも紹介しています。
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イア地区の中心地から、西の方・島の先端の方へと5分ほど進んだ場所にホテルがあります。賑やかな中心地と比べると、静かな場所です。
併設のレストラン・バーは、宿泊者以外も利用できます。
ホテル前からの景色。すでに絶景!ワクワクしてきます。
わかりにくい場所にありますが、入口はこちら。チェックインの15時より少し早い時間でしたが、快くチェックインをさせてもらいました。
宿泊者たちが書き残したメッセージ集。日本語のメッセージが多く残っており、たくさんの日本人カップルがハネムーンで利用していることがよくわかりました。
さっそく客室へ案内してくれます。
「日本から来たの?ようこそ!」「なにかあればコールしてね(^^)」とフレンドリーで丁寧な接客でした。
猫が多いサントリーニ島。可愛い猫の足跡を発見。
宿泊した部屋は「CLIFF NEST HONEYMOON SUITE(クリフネスト・ハネムーンスイート)」。
宿泊料金は、2人1泊580ユーロ(約90,000円)でした。
テーブルの上には、青りんご、グラス、キャンドル、マッチなど。
白いカーテンの奥には、ロマンチックなダブルベッド。ハネムーンカップルにぴったりです。
ふかふかのソファベッドが2つも。
ケーブルテレビ、直通電話。
冷蔵庫、紅茶とネスプレッソコーヒー、各種コップ・グラス。
バスルームはこちら。
シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ボディクリーム。ヨーロッパのホテルにしては珍しく、たっぷりとアメニティが用意されています。さすがリゾートホテル!
部屋を出ると、専用バルコニー。部屋からも海が見えます。
サントリーニ島の”世界一の夕日”が望める専用バルコニー。広いです!
サンベッド、テーブルとチェア、ソファでくつろぎながら、
エーゲ海、カルデラ、セント・ニコラス城、ティラシア島の素晴らしい眺めを楽しめます。
美しい自然の大パノラマ!
ソファ・ベッド・イスの数が多いですね。その全てに座ったり寝転んだりできないほどです(;’∀’)
どこからでも絶景を望むことができます!
屋外には、アーチ型の洞窟スタイルの温水プール(ジャグジー付き)。プールに入りながら美しい景色を眺めることもできます。
部屋を案内してくれたスタッフさんが
「今日は隣の部屋に宿泊者がいないから、隣の部屋も使っていいよ(^^)」
なんと、ハネムーンスイートのお部屋を、贅沢に2部屋も利用させてもらいました!
お隣の部屋はこちら。こちらも洞窟型の部屋ですね。両方の部屋を行き来できるよう、廊下が繋がっていました。
こちらの部屋にも冷蔵庫・紅茶・コーヒーが準備されており、利用して良いとのこと!
こちらのベッドも素敵。ベッドから海が見えます。
どちらの部屋にもエアコン完備。個別空調は嬉しいですね。
バスルームはこちら。バスタブ・レインシャワールーム。
歯ブラシセット、綿棒コットン、カミソリセット、裁縫セット。
十分な数の食器類。グラス・コップだけでなく、お皿・ナイフフォークもありました。
紅茶・エスプレッソはもちろん、ジン・ウイスキー・ウォッカなどのアルコール類も宿泊料金にすでの含まれています。
冷蔵庫の中の、コーラ・スプライト・ビール・シャンパンも、既に料金に含まれています。
ペットボトルの水やビール、サイダーやコーラ、ジュース類などは毎日無料で冷蔵庫に補充して貰えます。
広い部屋の探検が終わった所で、さっそく専用バルコニーでゆっくりくつろぎます!
冷蔵庫で冷やされていたシャンパンを開けて…
乾杯!!
ホテルに向かう途中、スーパーで買ったギリシャのお菓子たちをおつまみに。
中心地から少し離れているからか、とっても静かな空間でした。
波風の音と、私たち夫婦2人の話し声しか聞こえない…そんな贅沢な時間を過ごせました。ハネムーンにぴったりです!
のんびりお酒を飲んで、寝転んでくつろいでいると、あっという間に夕方の時間に。
真っ赤な夕日、青い海、白い壁。うっとりする景色です!
サントリーニ島の”世界一の夕日”を見るべく、イア地区の見晴らしが良い場所は、夕方になると観光客で大混雑します。
そんな中、2人だけでゆっくりと、お酒を飲んでくつろぎながら夕日を眺められる贅沢!決して安くない宿泊料金を支払っただけはあります…!
さらに日が沈むと、ホテルはライトアップされてさらにロマンチックな雰囲気に。白い壁に反射して幻想的な空間になっていました。
ホテルに向かう前に立ち寄ったワイナリーで購入したワイン。景色と一緒に美酒を楽しみました♪
サントリーニ島の人気ワイナリー見学については、こちらの記事で紹介しています↓
夜は、ホテル併設のレストランを利用しました。
メニューはこちら。観光地料金なのは仕方ありませんね。
タコのグリル。肉厚でとっても美味しいです!ハーブのディルの爽やかな香りも良い。
ヨーロッパの他の国ではあまり見かけないタコ料理。ギリシャのレストランでは比較的、タコ料理を多くみかけました。
シーフードパスタ。貝・エビのうま味がしっかり感じられて美味しいです。麺はモチモチ。
キノコのスパゲティ。キノコの香りが強い!
以上で、お会計は66.3ユーロでした。
翌朝は気持ちいい天気でした。朝方の景色も素晴らしいです。起きて5秒でこの景色(*’▽’)
朝食はこちら。
静かな朝。波の音、心地いい風を感じながら飲むコーヒーは格別です。
軽めの朝食。夜遅くまでお酒を飲んでいたので、これくらいで丁度良かったです。朝食の後は、チェックアウトの11時まで、部屋でゆっくり過ごしました。
部屋に空きがあれば、宿泊者でなくともスイートルームで過ごすことができるプランもあるようです。スパークリングワイン・ケーキ・ディナー付き、スイートルームの一室を3時間利用できるそう。
詳しくは、ホテルの公式サイトをご確認ください。公式サイト<https://fanarivillas.gr/>
美しい夕日の景色を見ながらディナーを楽しむため、レストラン利用するも良し。
ウェディングプランもあるそう。ハネムーンと一緒にブライダルフォト撮影するのもいいかななんて思ったりしました♪
色んな使い方ができるホテルでした。
【5 つ星ホテル】Volcano View Hotel Santorini
サントリーニ空港から車で11分、フィラ地区中心地から車で8分の場所にある、五つ星ホテル「Volcano View Hotel Santorini(ヴォルカノ・ビュー・ホテル・サントリーニ)」。
崖の端に建つリゾートホテルで、こちらも海・火山・カルデラ・世界一の夕日を望むことができます。
客室にはその絶景を眺めることができる専用バルコニー・テラスが備わっています。
24時間フロントデスク、ルームサービス、エアコン・無料Wi-Fi完備。
私たちが訪問したタイミングは、無料Wi-Fiの接続の調子が悪かったのですが、
「デジタルデトックスだ!」とポジティブに考えて、景色が素晴らしいリゾートホテルをまったり満喫しました。
Youtube動画でも紹介しています。
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朝食はギリシャ式朝食のビュッフェ。
ホテル内にはレストラン・カフェバー・プールバーなどがあります。
1日中利用できるレストラン。サントリーニ島の最高級の地元産のオーガニック食材を使った様々な料理が提供されています。
フィラ地区中心地までの無料シャトルバスが出ているため、敷地内のレストランを利用せず、中心地までご飯を食べに行くことも可能です。
こちらのホテルは年齢制限あり(18歳から宿泊可能)で、お子様は宿泊できません。
ホテルの近くには、こんな写真映えスポットもありました(*’▽’)
なんだこの映える景色は!インスタグラムでしか見たことない(;’∀’)
ホテルのエントランスはこちら
広々としたロビー
これぞリゾートホテル!な素敵なプール。世界一の夕日を眺めることができます。
プールサイドのサンベッドが2人用なあたり、カップル向けのリゾートホテルという感じがしますね。
建物・部屋は、伝統的な白い洞窟住居です。
イア地区で宿泊したホテルと比べると、部屋数が多いです。
宿泊した部屋は「ジュニア・スイート・カルデラビュー」。
宿泊料金は、2人1泊朝食付で168ユーロ(約26,000円)でした。先ほどのイア地区のホテルと比べると安いです。
部屋・ベッドからも海と夕日が見えます!
エスプレッソマシンと紅茶、ミネラルウォーター、グラス類もきちんと準備されています。
部屋には冷蔵庫完備。ビール・スパークリングワインなどの飲み物を買ってきて冷やすことがでるのは嬉しいです。
クローゼット。十分な数のハンガーがかかっています。
バスルーム・洗面台。
洞窟型バスルーム。バスタブはジャグジー付きです。
アメニティ類もたっぷり。
部屋には専用バルコニーが付いています。
こちらのホテルもとても静かでした。波の音しか聞こえません。
翌朝、朝食会場。朝食ビュッフェの時間帯は、午前7時15分から午前10時30分までです。
チーズ、ハム、トマト。ギリシャ式朝食ビュッフェです。
オリーブオイルやスパイスなど、地中海らしい調味料もたくさん。
ギリシャ・トルコの伝統的なお菓子「ルクミ・ロクム」や、ゴマのお菓子「パステリ」。
ギリシャお土産としても人気な蜂蜜。ヨーグルト・フルーツにたっぷりかけていただきました。
ギリシャらしい食べ物ばかり。その地域ならではのいろんな食べ物を少しづつ楽しめるから、朝食ビュッフェは楽しいですね(*’▽’)
ギリシャらしいほうれん草とフェタチーズのパイ。
ギリシャ・地中海の伝統的なお菓子。少しずついろんな種類を食べられて楽しいです。
気に入ったお菓子があれば、お土産に買って帰ることができます。
食べ物・スーパーで買ったもの
水・ミネラルウォーター
サントリーニ島の水道水は飲めません!
サントリーニ島では、島外から運ばれてきた水、またはタンクに貯蔵した水が使われています。
ホテルによっては徹底管理されていて水道水が飲める場合があるかもしれませんが、私たちが宿泊した上記ホテルは2つとも、水道水は飲用には適していませんでした。
ミネラルウォーターは、500ml×12本で1.5ユーロほど。スーパーで安くゲットできます。
フェタチーズ
ギリシャ原産のフレッシュチーズ「フェタチーズ」。
羊乳・山羊乳から作られるギリシャを代表するチーズの1つです。現存する世界最古のチーズと言われています。古代ギリシャのアテネ郊外に住む羊飼いが作り始めたとか。
真っ白な見た目で、ポロポロとしています。塩味が強いです。
ギリシャのホテルの朝食ビュッフェには必ずといっていいほど並んでいました。ぜひギリシャ旅行中に食べてみてください。
ハチミツ
ギリシャの名産品の1つ「蜂蜜」。
長い日照時間・地形に恵まれたギリシャで獲れるハチミツは、濃厚な味・香りが特徴的だと言われています。
長い歴史があり、高品質なことで有名です。
おすすめは、Attiki(アッティキ)印のギリシャ産天然ハチミツ。タイム・ローズマリーなどのハーブの蜜をブレンドした商品です。
水分含有率が低いそうで、食べてみると濃度が高く、ちょっと固いような食感です。サラサラとしておらず、水あめみたいです。
日本で買うとそこそこ良いお値段しますので、ぜひギリシャで買ってみてください(^^)/
伝統菓子「ルクミ・ロクム」
伝統的なお菓子「ルクミ(Loukoumi)」
トルコでは「ロクム(lokum)」、英語圏ではターキッシュ・ディライトと呼ばれる中東のお菓子です。食感はゆべしや求肥に近く、もっちりと弾力があります。
砂糖や澱粉(コーンスターチ)をじっくり火にかけて練り上げて作られます。ピスタチオ・アーモンドなどのナッツが入っていたり、香料を加えたりといろんな味のバリエーションがあります。
お土産ショップ、スーパー、空港の売店など至るところで見かける定番商品です。
ゴマのお菓子「パステリ」
こちらもギリシャの伝統的なお菓子「パステリ(Pasteli)」。
白ゴマ、はちみつ、ナッツ類を混ぜて固めたお菓子です。英語圏ではセサミバーと呼ばれたりしていました。
原料も味も、健康的?に感じます。前述のルクミと比べると甘さ控えめで香ばしく、日本のお菓子のおこしに似ています。
このお菓子の歴史は古代ギリシャ時代にまで遡ります。古代のエネルギーバーですね。
ゴマ・はちみつは生命の象徴として考えられていたことがあり、結婚式などのお祝い事でも重宝されるお菓子なのだそうです。
また、宗教上、動物性食品を断食をする必要があるギリシャ人にとっては「断食中に伝統的に食べられてきた食品」として長く慣れ親しまれています。
スーパーでもたくさん売られているお菓子です。100円以下というお手頃価格で手に入ります。
ゴマペーストのお菓子「ハルヴァ」
こちらも中東発祥のお菓子「ハルヴァ(halava)」。
ゴマ、穀物、砂糖、油脂など混ぜ合わして作られるお菓子です。”世界最古のお菓子”と言われているとか。
ゴマの香ばしさと、控えめの優しい甘さで上品な味わいです。日本茶とも相性が良さそう、お茶請けにもぴったりです。
水分が少なくしっかりと固められたタイプ、プティングのように柔らかいタイプもあります。いくつか食べ比べしてみるものよさそうですね。
こちらのハルヴァも、前述のパステリと同様に、乳製品・卵などの動物性食品が使われていません。イースター前の断食期間に重宝されている食品です。
ギリシャの蒸留酒「ウゾ(ouzo)」
ギリシャのお酒「ウゾ(ouzo)」。アルコール度数は40度です。
穀物などを原料としたギリシャの蒸留酒です。
アニスをはじめとした、様々なスパイス・ハーブで香り付けされています。同じウゾでも、メーカーによって辛口だったり甘口だったり、違いがあるそうです。
【番外編】ギリシャのお寿司
ギリシャのスーパーで、なんとお寿司が売られていたので思わず購入。
シャリは固めですが、ヨーロッパのサーモンは脂がのっており悪くないです。
それにしても気になる「おてもと」の文字…。
気になり、調べてみると、こちら「御手茂登」は間違いではないらしいです。「お手元」以外にも漢字での書き方があるとは…!(;’∀’)
茂・登は”変体仮名。「もと」の部分に昔の文字を使って表記しているのだそう。危うく、「外国で発見したおもしろ日本語・漢字」コレクションに加えるところでした。
まさか、ギリシャで日本語の教養を得るとは…
知見が広がった記念に、”世界一の夕日”をバックに”御手も登”を撮影しておきました。
かかった費用
夫婦でギリシャ・サントリーニ島旅行2泊3日にかかった旅費は、約22.1万円/人。
単位:万円
【宿泊費】
世界的にも有名なリゾート地・ハネムーン旅行先であるサントリーニ島。そのリゾートホテルとなるとやはり宿泊費は安くはありませんね(;’∀’)
今回宿泊したのは、1泊9万円のホテルと1泊3万円弱のホテル。立地・ランクによって、宿泊費は幅がありますね。ホテルの選び方によっては、これより高くなったり安くなったりと様々だと思います。
【交通費】
サントリーニ島の公共交通機関はバスを利用しました。バスの料金は、お手頃価格の片道数ユーロほどで色んな所へ行けました。
しかし、運行数・便数はあまり多くはないため、時間を無駄にせぬよう効率よく観光するとなるとタクシー利用がおすすめです。
以上、2023年のギリシャ・サントリーニ島の旅行記ブログ記事でした。ご参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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