妻ゆーこです。
私の実家は父子家庭。片親で世帯年収200万円代のお金に余裕がない家で育ちました(*_*;
父親が必死に働いて、父子家庭で受けることができる手当も駆使しつつ育ててくれました!父親には感謝してもしきれません…
私自身もお金が無いからこそ頑張りまして、成績優秀者として学費免除で国立大を卒業し(本当にありがたい制度です)、今は第一希望のIT企業に就職。
ありがたいことに5年目社員で年収700万円ほどいただけています。
父親の年収の2倍以上のお給料をもらい、父子家庭の時代よりは余裕がある暮らしができるようになってきました。
お金を貯蓄・投資にまわす余裕が出てきて、26歳で資産1,500万円を達成しました。(貧乏生活でお金への執着が強くてケチになったから達成できた、とも言えそうですが…)
夫レージ君と結婚してからは世帯年収3,000万円(2021年8月現在)を超え、世帯で比較すると10倍の年収になりました。(これは夫の稼ぎのおかげなので私が偉そうに言えることではないですが…)
当時、子供ながらにお金が無い辛さを知り、だからこそ今の生活を経験して気づくことがあり、記事を書いてみました
不幸自慢みたいに見えたらすみません(>_<)
時間の余裕
お金に困っていた時の親は、小忙しく時間の余裕が無かったなぁと思います。
父親の口癖「中卒だし、学歴が無いから待遇の良い仕事はほとんどない」の口癖の通り、父は仕事に忙しく私と過ごす時間は全くありませんでした。
トラックの運転手、清掃作業、女性の夜の仕事の案内所など…ずっと忙しく、時間をお金に換えているような印象です。
「年収1,000万円超の忙しい仕事より、もっとお給料安くても残業が少なく休みが多い仕事の方がいい!」という意見を聞きます。
忙しくそれだけの仕事をこなしているからこその報酬だと思う人が多いかもしれません。
ですが、実際は年収1,000万円もいただける会社は福利厚生がしっかりしており休みもちゃんとある。お給料が安い仕事ほど休みがとりにくいんだなぁと大人になった今は身をもってして思います。
父とどこかに遊びに行った記憶がほとんどありません。
親と一緒に過ごす時間が少なく、それゆえ?ほんの少し反抗期があり、進路相談なんて親に全くせずに自分で決めて事後報告でした。
数十年後の将来より直近の生活
再来月の車検費用を払えるかどうか?心配するくらいの家計です。数十年後の将来なんて考えられません。
来月、来年までの生活のことで頭がいっぱい。直近のことしか考えられませんでした。
当時、私は高校生でした。が、自分がどういう大学に進学してどういう勉強をして、どういう会社に就職して仕事をしたいのか?なんて全く考えられませんでした。
当時の担任の先生に、「お金が無いんで大学行きません。早く就職してお金が欲しいです。」と言ったら
「お金が無いから大学行かない、は甘え。貧乏から抜け出したいなら勉強して大学に行きなさい。やりたいことが今わからないなら選択肢を広げるために、なおさら行きなさい。」
と言われ、なんとか国立大に進学し、バイトも勉強も頑張り、成績優秀者として学費を免除してもらって卒業。そして今の会社に就職できました。
今は、やりたい仕事がわからないから選択肢を広げるために大学進学して良かったなと思えますが、当時は全くその考えがありませんでした。
(働いてたことも無ければ大学後の進路も知らない高校生にいきなり進路を決めろと言われても、わからなくてあたりまえですよね…(*_*;)
将来のことを前向きに考えられず、もちろん当時の我が家に投資なんて発想もありませんでした。
お金で回避できるトラブルが多い
今になってから気づいたことですが、お金で回避できるトラブルがとにかく多かったなぁと。
まずは学費。
高校までは父子家庭のための手当や、高校生のための奨学金などで進学できていました。が、問題は大学進学です。
私立に通わせる学費どころか入学金すら厳しい家庭です…
国立大に入学するために勉強し、落ちても予備校に通うお金なんて無いんだというプレッシャーの元なんとか合格できました。
入学後は、勉強したいからではなく、成績優秀者学費免除のために必死に勉強し、なんとか学部4年間の学費を免除してもらうことができました。
お金のためなら好きじゃない勉強も頑張れるもんですね…(笑)
車に関しては、燃費の良い新車を買うことができないので、中古の車検代が高い車を買う。
長期的に見たら安くて安全な新車の乗用車より、安い中古の軽自動車を買うしかないんですよね…(*_*;
介護のことに関して。
祖母が病気で寝たきり状態だったため、自宅で介護をしていました。
トイレに行くのも補助が必要で、夜中に家族の誰かが対応する必要があり、寝不足になる日も多かったです。
容態が急変しては、会社を休んで病院に連れていく必要があり、休みがちになった父は会社をクビになってしまいました。
施設に入れる十分なお金があれば、このような状況は回避できたかもしれません。家族で介護って、家族全員の心身の健康を考えるとやっぱり難しいなって思います。
家電は時短家電にして、小忙しいなりに時間を作れるといいのですが、食洗機・乾燥機能付洗濯機・お掃除ロボットなんて高くて買えません。
今の投資家・共働き界隈にある「時短家電導入は当たり前」のような、考え方が当時は理解できない状況。
家の中は物が多くごちゃついており、家事分担のことでケンカすることもよくありました。
大人になり、共働きで夫と二人暮らし。お互い忙しく時間が無いものの、時短家電を導入してからは家事分担のことで不満・ケンカしたことがありません。
時短家電は、時短のためだけでなく、家庭の平和のためにも役に立つんだなぁとしみじみ思います。
子どもの人付き合い
お誕生日にはプレゼント交換、お誕生日パーティーがあったりします。
世帯年収300万円以下の我が家からすると、割高なものをプレゼントされたりすることも…。
そうなると困るのはお返しのプレゼント。
「十分なお返しができないから、受け取れない」って断らなきゃいけない。そして、なるべく角が立たないような言い方を苦労して考える。
そんなことで悩んで学校に行きたくなくなってしまう小学生時代…なかなかに辛い思い出です(;’∀’)
今思い出しても悲しくなってしまいます。(;’∀’)
親の時給とか、今どれだけ家計が苦しいかなんて、子供ながらにしっかりわかってるんですよね…。
だから、「友達の誕生日プレゼントを買うための臨時お小遣いちょうだい!」なんてとても言えません。
言ったら無理してでも買ってくれる父でもありましたから。
(わがままを滅多に言わなかったので、本当に私がねだった時はお小遣い・買ってくれる父親でもありました。)
子どもの世界は残酷です。「うちはできるのに、なんで○○ちゃんはできないの?」と純粋な疑問として聞いてきます。
ある程度(中学生高学年?)の年代になると、それなりに気を遣うようになると思うんですが、
それまでは子供ながらに人付き合い・気遣いに苦労しました(;’∀’)
「よそはよそ!うちはうち!」で簡単に済ませることができるものばかりじゃないかな?と。
たしかに、何でも買って与えるわがまま放題はよくないと思います。
ただ、自分の子には、せめて普通の周りの子たちと同じくらいのものは、十分に与えてあげたいなぁと思います。(携帯を持たせる・外泊のタイミング等)
年頃の女の子が、「周りの子たちと同じようにできない」というのは、大人が思う以上に辛いものだなぁと。
自分が幸せじゃないと他人の幸せを望めない
お金や時間が無くて満たされていない状態の時の私は、性格が悪かった。と思います。
同級生が好きな部活動に入部しているのに、私は部費や部活道具が高くて入りたい運動部に入れないのが悔しい…でも、この部活道具の費用が父の時給何時間分だと思うと、買えません。
「なんでこんなに苦労している私が思うようにできなくて、あの人は苦労せずに恵まれていて幸せそうなの?」と、
楽しそうにしている人を嫌いになる、幸せそうな人に嫉妬ばかりしてる高校時代でした(*_*;
「自分と同じ年齢の人なのに、こんなに成功しているのはおかしい」なんてひねくれた考えまで出てきます。
そして、「こんな嫌なこと考えるなんて私って最悪なやつだな」と自己嫌悪の悪循環。
今、自分の生活に少し余裕が出てきてから、他人の幸せを素直に祝い、自分の幸せに感じるようになりました。
知り合いのキラキラInstagramを見るのも辛くなくなり、Instagramを楽しめるようになりました。
むしろ、成功している人を見ると、
「こうやって成功するんだ」「成功する人はこういう考え方をするんだな~」など真似しようと思う部分、勉強になる部分が多くなってきました。
人が成功して幸せな話が、良い情報だと思えるようになってきます。
嫉妬するのは、自分が満たされていないから。自分が幸せだと思っていれば、他人の幸せも素直に喜ぶことができるんだな~というのが自分の経験からわかりました。
よほどの聖人じゃないと、自分がある程度幸せじゃないと、他人の幸せを心から望むことはできないよなーと思います。
資産形成ブログ・SNSを開始してから、「創作夫婦」「マウントとるな」や、ありもしない酷いことを言われたりすることもありますが、
「私、人から嫉妬されるような人間になれたんだな。あなた達も自分を満たしてあげれるといいですね…」と慈悲の心で対応できます!
以上が、世帯年収の変化で思うことでした。
他には、「自己肯定感」に関する話もあるのですが、これはかな~り長くなりそうなので、別記事にしようと思います(;’∀’)
自己肯定感は、様々な書籍で解説されているように性格や考え方への影響が大きいですよね…もう少し本を読んでから思うことをまとめて記事にしてみます!
ここまで読んでいただきありがとうございました!