イギリスのスーパーで売られているチーズ。よく見るとストレングス(strength)と数字の表記を発見しました。
ストレングス(strength)ってなに?強さ?固さ?
気になったので調べてみました。チーズ好きの方は知って損は無いと思います!
イギリスのスーパーでお買い物をしていて思うのは、「チーズの種類が豊富&日本より安い」ということです。
お料理に使ったり、お酒のつまみとしても楽しめます。
いつも「今日はこのチーズにしようかな?」と、こだわりも無しになんとな~く買っていましたが、とある表記を発見しました。
「strength 3」
ストレングス…?そして、3ってなんぞや…(;’∀’)
強度?加熱した時のねっとり具合とか?
調べてみると全然違いました。
strengthとは、チーズの風味の強さ(=熟成期間の長さ)を表しているそうです!
チェダーチーズなどのハードチーズやセミハードチーズのパックには、このようなstrengthの表記があり、1~5の強さで等級付けされています。
または、マイルド(mild)、ミディアム(medium)、ストロング(strong)などの表記がされています。
風味の強さ(=熟成期間の長さ)の順に並べると以下の通り。
マイルド(mild)チーズの熟成期間は、通常は3ヶ月程度。
一方でストロング(strong)チーズの熟成期間は、強い風味をしっかり出すために最低でも1年間の熟成期間が必要です。
さらに風味を出すチーズの中には、2年間熟成させるものまであります。熟成期間が長いほど水分含有量は少なくなります。
熟成期間が長いチーズほど、熟成を助ける&風味を良くするためにたくさんの塩が加えられています。
ストロングチーズはマイルドチーズよりも熟成期間が長いため、塩分がより多く含まれているということですね~。
塩分の摂りすぎは体に良くありません。チーズの風味の強さを量るためのものさしだけでなく、健康のために塩分含有量を確認するためのものさしにもなります。
それぞれのチーズを使った料理をいくつか調べてみました。
チェダーチーズを使った料理
マイルドチェダーチーズは、熟成期間が最も短く、クリーミーで繊細な味わいが特徴。スライスしやすく、よく溶けます。
他の味を邪魔せず引き立てる、いろんな料理に合わせやすいチーズと言えます。
日本のスーパーでよく見るピザ用チーズ・スライスチーズが、このチーズのタイプ。
ピザ用チーズのように、すでにスライスされた状態のチーズは、袋の中で固まらないようにするために添加物が加えられています。ゆえに、ブロック状のチーズの方が若干溶けやすいです。
- ピザ
- グラタン
- チーズダッカルビ
- 鍋
- パイ
- サンドイッチ
我が家では、トマトチーズ鍋にたっぷり入れています。すぐ溶けるので、煮込みすぎ注意!チーズは最後に投入しています。
ミディアムチェダーチーズはマイルドチェダーよりやや長めに熟成されており、やや風味が強いチーズ。溶かしやすく、スライスしやすい特徴があります。
上記のマイルドチーズで紹介した料理に加えて、チーズソースに使ったり、チーズが主役となるような料理に使えます。
- チーズソース
- チーズクラムチャウダー
- チーズトースト
我が家ではジャガイモのガレットに使っています。マイルドチーズよりやや風味・塩分が強く、味付けはチーズ・エキストラバージンオリーブオイルだけでしっかり決まります。
カリカリの食感、チーズを少しこがして食べるのが好きです(^^♪
ストロングチェダーチーズは熟成期間が長いため、独特の風味が際立っているチーズ。水分が少なく、溶かすために加える必要がある熱量が多くなります。
よりストロングなチーズになると、さらに水分量は少なくなり、スライスするとボロボロと崩れやすいです。上記のチーズと比べると、小さめの食べきりサイズで販売されていることが多いです。
風味・塩分が強いため、ソースに使ったり、お酒のおつまみとしてそのまま食べるのもおすすめです。
チーズソースを作って野菜につけたりして(バーニャカウダ風に)食べてます。
以上、チーズの「ストレングス(strength)」についてでした。チーズを買う際の指標にしていただけたらと思います。
気になって調べてみると日本語で説明されているサイトが無く、「私と同じように気になって調べる人がいるはずだ!」と思い自分で記事にしてみました(^^♪
この記事が役に立つと嬉しいです!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
イギリスでの自炊メニュー紹介↓↓
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