ベルギーの首都であり、EUの首都とも呼ばれている「ブリュッセル」。
ヨーロッパ屈指の美しい街ブリュッセルには、アールヌーボー建築・チョコレート・ワッフル・ベルギービールなど観光地・グルメが盛りだくさんです。
見どころ観光名所、グルメ、費用など写真と共に紹介します!
ブリュッセルってどんな街
1830年ベルギー独立以来の首都であるブリュッセル。
19世紀末から20世紀初頭にかけて建築された、アールヌーボー建築の建物が並ぶ、ヨーロッパ屈指の美しい街です。
2年に1度開催される大規模なイベント「フラワーカーペット」では、100万もの色とりどりの花が敷き詰められ、広場は美しい花の絨毯と化します。
フランス語とオランダ語二言語併用地域であるため、街中にある看板・標識・駅名などは、フランス語、オランダ語の二ヶ国語表示となっています。
また、EU(ヨーロッパ連合)やNATO(北大西洋条約機構)などの本部があり、多くの国際機関の拠点となっています。「ヨーロッパの首都」とも呼ばれています。
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観光名所紹介
【世界遺産】グラン・プラス
ベルギーのブリュッセルの中心地にある大広場で、「世界で最も美しい広場」のひとつといわれています。
1998年にユネスコの世界遺産に登録されました。
中世の豪華なギルドハウスや、カール5世の命で建てられた「王の家」、1400年代に建造された市庁舎などの建物に囲まれています。
ビール醸造業ギルドの建物や、パン屋の家などさまざまなギルドハウス。ギルドハウスの壁には、それぞれの職業を表す紋章が飾られています。
カフェ、レストラン、ビールを楽しめるパブもあり、観光客が多い賑やかな広場でした。
絵を描いて売っている人も。
広場周辺には、ピエール・マルコリーニ、ゴディバ、ヴィタメール、ノイハウスなどの有名なチョコレートショップがあります。小さいサイズの商品をそれぞれ買って、食べ比べしてみるのも楽しいです♪
ブリュッセル市庁舎
グランプラスの南側に位置する、1402年から1455年の間に建造されたゴシック建築の建物がブリュッセル市庁舎です。
96メートルの塔が特徴的です。その塔の頂上には、竜を打ち倒す天使ミシェル像が飾られています。天使ミシェルは、ブリュッセルの守護天使でもあります。
ガイドツアーチケットを購入すれば、市庁舎内部の見学ができます。夜にはライトアップされ、昼とはまた違った印象を与えてくれます。
左右の塔の高さが違っていたり、96メートルの塔は建物の中央には無かったりと、市庁舎の非対称です。
ブリュッセルの古い言い伝えによると、この建築の誤りに気付いた建築家は塔の頂上から身投げしたとか(*_*;
小便小僧
言わずと知れた観光名所「小便小僧(Manneken Pis)」。ブリュッセルの大広場「グラン・プラス」から歩いて行けるほどの距離にあります。
「ジュリアン」の愛称で親しまれている、ブリュッセル市民のマスコットキャラクターです。
15世紀には既に作られていたそうです。現在、噴水として展示されているのはレプリカで、オリジナルの小便小僧は、ブリュッセル市立博物館に所蔵されています。
過去に盗難にあったため、その盗難対策としてレプリカが設置されるようになりました。
この小便小僧像の由来は諸説ありますが、一説によると「ブリュッセルを包囲した敵軍が火薬の導火線に火をつけた所を、ブラバン公の王子がおしっこをかけて消して街を救ったという伝説」から作られたものだそう。
また、「世界一の衣装持ち」とも言われる小便小僧。
普段は裸ですが、小便小僧が特別な日に衣装を身にまとうという習慣があり、その習慣は17世紀から続いているそうです。公式の着付け係がいるそうです。
別日に見に行くと服を着せられていました。服を着用している日は年間130日ほどだそう。観光の際に服を着ている小便小僧が見られたらラッキーです!
世界各国から衣装が贈られてきており、その数は1000着以上!ルイ15世から豪華な衣装も贈られました。
水が出てくるため、どの衣装を着ても大切な部分は隠されていないのがちょっと面白いですね(;’∀’)
「COVID-19 style」としてフェイスカバーをしている小便小僧も。
それらの衣装は、ブリュッセルにある「小便小僧の衣装博物館(GardeRobe MannekenPis)」で見ることができます。
デンマーク・コペンハーゲンの「人魚姫の像」、シンガポールの「マーライオン」とともに、世界三大がっかりスポットといわれています。
がっかりポイントはやはりその小ささでしょうか(;’∀’)小便小僧の身長は55センチ。引きで見ると予想以上に小さいです。
街のマスコットキャラクターですから、小便小僧関連のお土産はたくさんあります。
街中で見かけたこちらの小便小僧の形をした”栓抜き”。小便小僧の大事な部分が栓抜きになっているユニークなお土産です。
小便少女
小便小僧像があれば、小便少女像(Jeanneke Pis)も。小便小僧から徒歩7分の距離にあります。
小便小僧のパロディ。近くのレストランのオーナーが彫刻家に依頼して1987年に製作された、放尿中の少女像です。高さは50センチほどです。
通りから手が届く位置にあるため、人に触れられて像の局部周辺がはげあがってきたために柵が設置されたのだそうです。
私が小学生だった当時に大人気だった番組「トリビアの泉」で紹介され、98へぇを得ていたのを思い出しました。
ちなみに「小便犬」の像もあります。
1998年に設置されたもの。しかし、2015年に交通事故にあってしまい、現在の像はその後修復されたものだそうです(;’∀’)
雄犬です!
チョコレート博物館「Choco-Story Brussels」
チョコレートについての展示を中心とした、チョコレートの歴史を学べる小さな博物館です。
5000年前のマヤ文明に始まり、17世紀のフランス宮廷、ベルギーチョコレートなどを通してチョコレートの歴史を学ぶことができます。
カカオ豆からチョコレート菓子になるまでの過程も、子供にもわかりやすく展示されています。
博物館の順路の道中に、美味しい試食チョコレートが置いてあるのも楽しいです(*’▽’)
ホットチョコレート(ココア)を作るための道具、ホットチョコレートのためのカップがたくさん並んでいました。
マスターショコラティエによる、チョコレート製作の実演も楽しめます。実演後には、作ったチョコレートの試食もさせてもらえます(^^♪
開館時間中、1日中開催されているそうです。
詳しくは別の記事で。チケット料金、展示内容などを写真と共に紹介しています↓
漫画トレイル
ベルギーは、スマーフやタンタンなどの多くの漫画が誕生した地でもあります。
ブリュッセルの街中には、建物の壁に漫画のイラストが描かれた場所が30カ所ほどあります。絵を探しながらぶらぶらと街を散策するのもおすすめです。
ベルギービール/ビール醸造所見学
ビール大国のベルギーでは、およそ800種類以上ものビール銘柄があるそうです。
各ビール醸造所のビアバーや、街中のパブで多種多様なビールを楽しめます。
日本でおなじみのビールであるラガービールと違い、アルコール度数10%前後とアルコール度数が高いものもたくさん!チビチビと味わえる、冬場でも楽しめるビールがあるのも良いですね(^^♪
ビールスタイルもアルコール度数の幅は広く、ビール醸造所巡りもベルギー観光の魅力のひとつです。
数百年の伝統ある歴史的ビール醸造所や、現代的なクラフトビール醸造所まで幅広く楽しめます。
ビアバーやビール醸造所見学ツアーについては、次回の記事「ベルギーの食べ物・グルメ紹介編」で詳しくご紹介します!
イロ・サクレ地区
ブリュッセルの繁華街地区である「イロ・サクレ(Ilot Sacré)」。仏語で「聖なる島」を意味するように、レストランや飲み屋がたくさん建ち並ぶ横丁です。
おしゃれなビールバーもたくさんあり、ベルギービールファンにはたまらない、いつまでも居たい場所です(*’▽’)
EU本部(欧州連合理事会本部)
ブリュッセル中心地から少し東に行った場所に、欧州連合(通称:EU)の本部が入った建物があります。
ドイツやフランスなどの大国もEUに加盟しているのにも関わらず、なぜベルギー・ブリュッセルに本部があるのか?
ベルギーは国土が小さい(九州よりも小さい)のですが、ヨーロッパの中心地にあり場所が良いからという理由があるそうです。
最寄り駅は綺麗に整備されていました。EUの職員が多く通勤しているのでしょう。
徒歩圏内には「サンカントネール公園」があります。
国王レオポルド2世の命により、ベルギーの独立50周年を記念し、1880年の博覧会の跡地を利用してできた公園です。
建築家シャルル・ジローによって1905年に建設された、ブリュッセルの凱旋門「サンカントネール門」。
凱旋門の上には、国旗を掲げるブラバント公のブロンズ像。像はベルギー王家がある方向を向いています。
公園内には、自動車博物館、王立美術・歴史博物館、王立軍事歴史博物館などもあります。社会科見学をしている子供たちの団体に出くわしました。
自動車博物館。訪問したタイミングでは、イタリア高級車フェラーリのコレクションが展示されていました。
好きな車の横に立ち、自分の車である顔をして楽しく写真撮影する人も(*’▽’)
見る分、撮る分はタダですからね!私達も撮影させてもらいました(笑)
グルメ、レストラン
ワッフルやチョコレートといったベルギー名物グルメ、レストラン、ベルギービール醸造所などは、
次回その②記事で紹介します!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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