【世界遺産】王立植物園キュー・ガーデン(Royal Botanic Gardens, Kew)その①

イギリス
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テンペレート・ハウス(The Temperate House)

”Cherry Walk”と呼ばれる桜の木が並ぶ道の先には、地中海庭園(Mediterranean Garden)があります。

オリーブの木など、地中海沿岸の庭の植物たちで埋め尽くされています。

 

 

 

そしてこの地中海庭園を抜けた先にあるのが、「テンペレート・ハウス(The Temperate House)」

 

1863年に初めて一般公開され、150年以上の歴史を持つ温室「テンペレート・ハウス(The Temperate House)」

こちらの温室は修復のために閉鎖されていましたが、2018年5月に再度オープンされました。

 

次回記事で紹介する熱帯地域の植物を展示する温室「パームハウス」の2倍の床面積を持つ温室で、こちらもビクトリア朝時代のガラス建築です。

世界中の温帯地域の植物や樹木が展示されています。増えていく植物のコレクションを収容するという目的で建設され、広さは4880平方メートル、高さは19メートルあります。なんと、建設に40年を要したとのこと(;’∀’)

 

 

 

温室の全体像はこちら。生息地ごとに展示エリアがわかれており、写真にある入口はアジアゾーンへの入口です。

 

 

正面からの写真はこちら。

 

 

 

中央部の一番広いエリアは、2階へと上がることができます。

 

熱帯植物を展示する温室「パームハウス」ほどは温度・湿度は高くありません。4月のロンドンの外気よりは、温かいです。

 

 

 

 

 

 

サゴヤシについての解説がありました。

サゴヤシは樹幹から食用デンプンが採れるヤシ科やソテツ目の植物の総称。

ソテツには、有毒な化合物が含まれているので、食べる前に処理する必要があるそうです。グアム島では、コウモリがそのソテツの種を大量に食べて毒を体内に蓄積させ、そのコウモリを人間が食べることで引き起こされる神経疾患があるのだそうです。

 

 

“False banana”(偽バナナ)なんて紹介のされ方をしているこちらは、エンセーテという植物。

エチオピア南部で主食となっています。バナナの親戚で、バナナの実が生ることはありませんが、茎や球根の部分をパン・お粥・スープにして食べるそうです。

 

 

晴れた日にくると、温室内に光がさして綺麗ですね~。植物も色鮮やかに見えます。

 

 

 

 

未来の食料の確保、エネルギー問題、環境問題など勉強になる展示もあります。

 

 

 

 

温室内は温かく、休憩できるベンチも多いです。冬場にキューガーデンへ遊びに来ても、退屈はしないほどの展示物の多さでした。

 

 

 

とにかく広いので、1日で全てをじっくり見て回るのは難しいです!ホームページやエリアマップに記載の、季節の見どころを参考に、のんびりと回ることをおすすめします。

大きなガラスの温室「パーム・ハウス(Palm House)」、英国王室最小といわれる宮殿「キューパレス(Kew Palace)」、お土産ショップの様子については、

次回その②の記事で紹介しています。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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