【写真で紹介】ミラノのレオナルド・ダ・ヴィンチ博物館 見どころ紹介

イタリア
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グライダー

翼で飛ぶ機械の設計に力を注いでいたレオナルドは、大型鳥類の滑空や気流との相互作用を模倣した機械の設計に着手しました。

写真は、中央のゴンドラに2枚の翼を取り付け、その外側をパイロットが曲げて滑空をコントロールするグライダーの図面です。トンビやコウモリの飛行方法を観察し、パイロットの姿勢を研究していたそうです。

 

 

飛行船

この飛行船の模型は、飛行に関する研究の中でも興味深いものの一つ。パイロットが立ったり座ったりできるナッツの殻のような操縦室に、大きなコウモリ型の翼と巨大な尾翼という構造です。大きな翼は、ネジとボルトでできた機構によって動きます。

 

 

オルガン砲

33本の砲身を持つこの大砲は、歩兵の作戦行動に使用されたものです。レオナルドはこれをメモに描き、その形がオルガンのパイプに似ていることから「オルガン式迫撃砲」と名付けています。

33個の小火器は、1つの回転枠に11個ずつ3列に並べられており、1列目が発射されると、砲弾は2列目、3列目と順次発射位置に移動することができる仕組みです。

 

 

湿度計

レオナルド・ダ・ヴィンチは、四分儀と天秤を用いた湿度計の図面を描いていました。

このモデルは、空気の相対湿度を測定するための最初装置で、一方は不浸透性で、もう一方は湿度計(スポンジや綿)で、空気の湿度が高くなると重さが増し、棒が目盛り付きの象限儀に沿って移動するようになっているそうです。

 

 

傾斜計

飛行位置を制御するための測定器です。ガラス玉の中にある小さな玉が、この測定器のちょうど中心にかかると、飛行条件に不可欠な水平位置に到達したことを示すことになるそう。鐘は、風の影響を受けて小さな玉の動きが乱れないようにするためのものです。

 

 

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