スコットランド北部にある、ウイスキーの聖地ともいわれるスペイサイド(speyside)地域。
マッカラン、ザ・グレンリベットなどのウイスキーの蒸留所巡りを楽しんできました!
電車とタクシーでの行き方、B&Bホテル宿泊の様子、蒸留所見学ツアー料金などを、写真と共に紹介します。
今回その⑤記事では、「トマーティン蒸留所 (The Tomatin Distillery Visitor Centre)」、空港のお土産売り場について紹介しています。
前回記事はこちら↓
その④の記事では、「ザ・グレンリベット蒸留所 (The Glenlivet distillery)」、3日目のホテル(B&B、イギリスの民宿のような宿泊施設)について紹介しています。
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トマーティン蒸留所 (The Tomatin Distillery)
宿泊したホテルからは、車・タクシーで16分の距離にあります。タクシー代は20ポンドぐらい(約3,200円)でした。
バスだと30分ほどかかります。(バス15分+徒歩15分)
ホテルに呼んでもらったタクシーの支払い方法は、現金支払いのみ!
ホテルスタッフさんが、宿泊代金の支払いの際に工夫してくれたおかげで、現金をゲットすることができました。親切にしてもらって本当にありがたい…(*_*)
同じ20ポンドなのに、複数種類!
現在、スコットランドの通貨はイングランドと同様にポンド(GBP)です。
しかし、連合国として統合される前から、スコットランドではスコットランド紙幣が造幣されており、イングランドの紙幣が公式通貨とされてはおもしろくないということで
なんと、スコットランドでも独自に造幣をしています。しかも、スコットランドで造幣をしている銀行が3つもあるのだとか(3つともデザインが異なる)(*_*;
もちろん、イングランドの紙幣をスコットランドで使用することもできます。逆に、スコットランド紙幣をイングランドで使用することも可能。そうすると、同じ金額でも流通する紙幣の種類が多くなります!
種類が多いために偽札が作られやすいという事情もあるらしく、カフェやレストランなどのお店で現金で支払う際には、高頻度で偽札チェックをされます(;’∀’)
確認できる担当者がいないから、という理由で現金での支払いを断られることもあります。
また、スコットランド紙幣は法定通貨ではないため、日本では両替できません!
帰国の際は、イギリス国内でイングランド紙幣に交換することをお忘れなく(*_*;
途中ゴルフ場があったり、緑一面の景色です。
トマーティン蒸留所 (The Tomatin Distillery)兼ビジターセンターに到着しました。
1897年に設立されたトマーティン蒸留所 (The Tomatin Distillery)は、標高315mの場所に蒸留所があります。これは、スコットランドのウイスキー蒸留所の中で、最も標高が高い蒸留所なのだそうです。
トマーティン村は人口500人ほどの、何もない村だったそうですが、良質な水・ピート(泥炭)・気温・湿度といったウイスキー造りに最適な環境が揃っていました。現在に至るまでここでウイスキーを造り続けています。
1986年、日本の宝酒造に買収され、日本企業の管理下に置かれた最初のスコッチ蒸留所となりました。
予約していた蒸留所見学ツアーの時間まで少しあったため、ショップやバーなどを見ることに。
待合ロビーはこんな感じでした。
ショップでは、ウイスキー以外にも、トートバッグやシャツなどのトマーティン蒸留所グッズがありました。ボトル一本買うのはちょっと…という方でもお求めやすいミニボトル各種も。
ウイスキーの樽で作られた「写真立て」。
写真立て裏面には、チャー(char)が跡が残っています。
チャー(char)とは、ウイスキー樽の内面を火で焦がすこと。バーボン樽特有のバニラの風味はチャーという工程を加えることで、より香りと風味が増すため、バーボン樽の製造には欠かせない工程です。
バーではシングルモルト各種、樽出しそのままの贅沢なカスクストレングスまで飲むことができます。
樽出しそのままで飲めるカスクストレングスを、写真のように提供する場合は、ウイスキーの税制?規則?上、特別な手続きが必要なようです。トマーティン蒸留所は、5樽までなら樽出しそのままで提供できるらしいです。