イギリス、ロンドンでの暮らしが始まる前は、「貴重な海外生活だし、オシャレなオーブン料理やハーブを使った料理を作るぞ~!」と息巻いておりましたが、
実際にある程度暮らして思うのは「やっぱり日本食もくはアジア料理が食べたい!」ということ(*_*;
同じような思いをしている方の参考になればと、我が家でよく作っている日本食をご紹介します。
なるべく、イギリスのスーパーで手に入りやすいもので作った料理を中心に紹介します!
イギリスのスーパーで手に入る調味料
イギリスのスーパーで手に入る、日本人に馴染みのある調味料もあります。
- ごま油
- ブイヨンキューブ
- オイスターソース
- コチュジャン
- ナンプラー
- 味噌※
- みりん※
※味噌やみりんは「Waitorose」でプライベートブランドのものが売っています。が、やはり日系スーパーで買う日本産のものが個人的には美味しいかなと思います(*_*;
ごま油・白ワインビネガーは、こちらのスーパーのプライベートブランドのものを良く使っています。変なクセが無く、比較的使い買いやすいです。
逆に、イギリスのスーパーでは手に入りにくい、日系スーパーでないと手に入らない調味料はこちら。
- 醤油※
- 出汁系(昆布・かつお・いりこ)
- めんつゆ
※醤油はイギリスのスーパーでも一応売っていますが、そのスーパーのプライベートブランドのものを買ってみたら、全然味が違ってがっかりしました。見た目は真っ黒でしょっぱそうなのに、味がとても薄く、「その黒はいったい何の食材から出た色なのよ…?」「醤油のフリをしたお前は何者なんだ」と不安になります(;’∀’)(笑)
キッコーマンの醤油がイギリスのスーパーに置いてあることもあります。ちょっと高いですが、まともな醤油を味わいたい場合は、こちらを買うことをおすすめします(;’∀’)
ロンドンには、いくつか日本の食料品・調味料を専門に販売している日系スーパーがあります。イートインで牛丼・カレーが食べられたり、生食できるお魚・刺身も買うことができます。
こちらの記事で詳しく紹介しています。
イギリス生活の普段の自炊についても、ブログ記事で紹介しています。よろしければご覧ください(^^)/
おすすめ料理を紹介
我が家でよく作っているアジアっぽい料理を紹介します。
ベトナム風ナンプラーチャーハン
玉ねぎ、卵を炒める際にナンプラーを入れてからご飯を投入します。塩・コショウで味を調整して完成。ナンプラーの塩分があるので、塩はほんの少しで十分かと思います。
香ばしいカニのような香りがして、とっても美味しいです!
日本にいた頃は、創味シャンタン・鶏ガラダシを入れて味付けしていましたが、イギリスのスーパーでは手に入りにくいです。代替としてナンプラーを使ったら、びっくりするほど美味しくて、以来ナンプラーチャーハンを作るようになりました。
ナンプラーは強烈なにおいがしますが、料理に使ったらちゃんと美味しくなるので安心してください(*_*;
先ほどのチャーハンに、コチュジャンを加えて辛口のチャーハンにしても美味しいですよ♪
コチュジャンもイギリスのスーパーで売っています。
カオマンガイ
人気タイ料理のカオマンガイ。鶏肉と一緒に炊いたご飯の上に、ジューシーな鶏肉を乗せた料理です。
イギリスのスーパーで手に入る材料・調味料で、安く作ることができます。
お米は、1kgで45pという格安のインディカ米を使っています。イギリスで日本米を買うとなると、かなり割高ですからね( ;∀;)
カオマンガイ、カレー、チャーハンなどの料理にはこの格安インディカ米を使っています!
続いてタレに使う調味料についてです。レシピによってそれぞれですが、我が家では以下レシピで作っています。
- 醬油
- ナンプラー
- 酢
- おろしにんにく
- おろししょうが
- 砂糖
おろししょうが・おろしニンニクは、こちらの瓶タイプのものを使っています。からあげの下味にも使っており、リピート買いしている商品です。
変なクセがなく、よく日本で使っていたチューブタイプのものに味が似ているため、おすすめです!
からあげ
骨付き鶏モモ肉(Thighs)は、1㎏で2.8£(430円)くらいです。物価上昇でこれでも前より高くなりました。
イギリス国産の鶏肉で、ジューシーで身が柔らかく満足度が高いです(*’▽’)
イギリスでも日本のからあげが食べられて安心しました。
料理酒はワイン・ウォッカなどで代用、しょうが・ニンニク・片栗粉はスーパーで普通のお値段で購入できます♪
片栗粉は500gで50p(75円くらい)。日系スーパーで日本の片栗粉を買うとなると、200gで2£ほどします。
どちらの片栗粉を使っても、からあげの出来に違いが特に感じられなかったので、現地で手に入る安い片栗粉を使用しています!
日系スーパーの片栗粉。
にんにく・ショウガのペーストは先ほども紹介したこちらを使っています。すりおろす手間が省けて便利です。
しっかり漬け込んで調理するだけ。
オーブンで作っています。油で揚げるよりも、
- 安全
- 油はね掃除・油の処理が必要ない
- 鶏肉自身の油でカラッと揚がるからヘルシー
イギリスの部屋には、ビルトインの大容量のオーブン&食洗機がついています。
オーブンに放り込んで待つだけ、油汚れは食洗機におまかせしてしまえば、からあげは手間のかからない美味しい料理です(*’▽’)
せっかくなので英国ウイスキーのハイボールと一緒に♪
イギリスにいるうちに、お気に入りのスコットランドのウイスキー蒸留所を見学してまわりたいです♪
ウイスキー蒸留所見学の記事↓↓
チキン南蛮
タルタルソースの材料は、イギリスのスーパーで手に入るのでよく作っています。
タルタルソースに入れる「ピクルス」は、360gで1.5ポンドほど。
そしてイギリスのマヨネーズは種類豊富です。トリュフ味なんてものから、ビーガン用マヨまで。味に飽きたら、マヨの種類を変えても面白いです。
油そば風パスタ
お料理研究家でユーチューバーのリュウジさんが、動画で紹介していた「パスタで作る油そば」を作ってみました。イギリスで手に入る食材で、アジアのジャンキーな料理が作れるなんて最高です!
材料は、豚肉、ネギ、パスタ、にんにく、たまご、ゴマ油など。味変でマヨネーズをかけても美味しいです♪
材料のラードは250gで49p、オイスターソースは700mlで2.75ポンドでした。どちらもイギリスのスーパー”Morisons”で購入したものです。
卵は赤いライオンマークがついているものであれば、生食可能な卵です。
生・半熟で食べていますが、今のところお腹を壊したことはありません。
タンタンメン
生姜とひき肉を炒めて、ゴマペーストを加えて作りました。
かつおだし・ごま油で味付け。かつおだしはさすがに日系スーパーでしか手に入りませんが、ごま油はイギリスのスーパーでも手に入ります。
チンゲン菜(Bok-choy)もイギリスのスーパーの野菜コーナーで売っています。チンゲン菜を乗せるとそれっぽい雰囲気が出ますね。
ゴマペーストは、イギリスのスーパーでも売っているこちらを使いました。
「タヒニ」と呼ばれるゴマをペースト状にした調味料で、ギリシャやトルコ、中東諸国でよく食べられている伝統調味料です。アジア食品コーナーに置いてあります。
日本のスーパーで手に入る「練りごま」と比べると、水分が多いです。でも、味・香りに変なクセはなく、使いやすいです。
麺はいろいろと試した結果、今のところこちらが一番おすすめです。
Morisonsで3つで3.5ポンドと、安くなっていたのでまとめ買いしました。1つに5食分入っています。
細麺でとろみのあるスープとよく絡みます。イギリスで買える麺はモサモサ感が気になりますが、こちらはそんなに悪くないです。
ひき肉は、テスコのこちらの冷凍ミンチを使いました。
5.50ポンド/kgです。半年前は4ポンドだったのですが…食品高騰により、ここまで値上がりしましたね( ;∀;)
自家製鶏ガラ醤油ラーメン
鶏ガラからダシスープを作り、ラーメンのかえしも自家製の醤油ラーメン。
イギリスのスーパーで手に入る食材で、しかも安く作れてしまう、コスパ満足度最高のラーメンです!
煮込む時間が長いだけで、作り方は思ってたより大変ではありませんでした。
美味しそうな油膜が張った、美味しいスープ。
こちらの記事で、作り方・材料を詳しく紹介しています↓
うどん
うどんは小麦粉から作ってみました。
小麦粉は1.5㎏で、60p(100円くらい)です!ここ最近、日本では小麦粉は値上がりしていて、1kgで280円くらい。小麦粉の受給率が高いイギリスでは、今のところ値上がりしていませんね。
日本だと、うどん麺を買った方が安いし便利なので、自分で作るなんてことはしませんでした。が、イギリスではこれほど小麦粉が安いので思い切って作ってみることに。
やってみると案外楽しいものです(^^♪
打ち粉には、morisonsで買えるこちらのポテトスターチを使用しています。500gで50p(75円くらい)です。
から揚げや打ち粉として使う分には何の問題もありません。
とろみをつけるのに使うと、日本の片栗粉に比べると少しとろみが薄いようです。先日、インスタで同じくイギリス駐在妻の方に教えていただきました。
お出汁は日系スーパーで購入しました。美味しい出汁スープ、こればかりは現地スーパーではなかなか手に入りませんね(;’∀’)
最初は麺の太さがバラバラで見ばえが悪かったのですが、慣れてくると一定の太さで作れるようになりました!
かまぼこ?(すりみ)が、冷凍食品スーパーに売っていたので、トッピングに使ってみました。
冷凍食品スーパーについてはこちらの記事で詳しく紹介しています↓
パッタイ風やきうどん
うどん麺が作れるならと、作ってみたのはタイの焼きそば「パッタイ」。
焼きそばソースに使った調味料は、以下の通り。
- ナンプラー
- ウスターソース(HPソース)
- 醤油
- 砂糖
- (お好みでケチャップ少々)
ウスターソースは日系スーパーで割高な日本のものをわざわざ買わなくても大丈夫です。
イギリス人が大好きな「HPソース」で代用できます。こちらの人はなんにでもHPソースをたっぷりつけて食べており、パブやレストランには必ずある調味料です。
国会にあるレストランでもこのソースが使われていると聞いたソースの開発者が、“Houses of Parliament(イギリスの国会議事堂)”の頭文字をとってHPと名付けたそうです。
日本人が馴染みのあるウスターソースの味と比べると、酸味が強いです(;’∀’)
揚げ物やとんかつのソースとして使うと、「ナンカチガウ…(´・ω・`)」となるのでお気を付けください。
イギリスでは、玉ねぎ・ニンジンは節約ルーティン食材です。どちらも甘味が強くて美味しいです。
ニンジンは、1㎏で40p(約60円)!
スパイスカレー
イギリスのスーパーでは、たくさんの種類のインドカレーが売られていますが、
どうしても「インド式カレーではなく、日本人の口に合う日本式のカレーが食べたい!」と、自分好みのカレーを作るべくスパイスからのカレー作りに挑戦しています(*_*;
材料とレシピはこちらの記事に↓
もちろん、日系スーパーで、馴染みのある日本のカレールーは買えます。
しかし、一箱あたり5ポンドほど(約750円)!
なかなか高いです(;’∀’) 日本に住んでいた時のように気軽に食べられるものでは無くなってしまいました…。
日本で共働き共家事をしていた頃は、作り置きができる簡単な料理ばかり作っていました。
美味しくて簡単に作れるカレールーがあるから、スパイスからカレーを作るなんてやったことがありませんでしたが、
いざ作ってみるとそんなに難しくありませんね(^^)/
ネギ塩牛タン焼肉
スーパーのお肉コーナーにはありませんが、イギリスの精肉店で見つけて買ってみました。
丸ごと1本なので、皮を剝ぐところから捌く必要があります。やってみると、意外と素人でもできましたよ!
英国産牛タンのお値段は、1kgあたり10.99ポンドでした。1ポンド162円という現在のレートで計算すると、1,780円/㎏です。
日本のコストコでアメリカ産牛タンを買うと、4,500円/㎏です。比べてみると、英国産の牛タンは、日本で買う米国産牛タンの半分以下で買えるほど安いですね!
焼いて食べるには堅い、タン中・タン先部分は煮込み料理にできて、丸ごと1本余すことなく使えて気持ちいいです!
タンの捌き方・英国産タンが買えるマーケット・料理など、こちらの記事で紹介しています↓
以上、イギリスでも手に入る食材・調味料で作れる、日本食・アジア料理の紹介でした。
またおすすめしたい自炊料理が増えましたら、ブログ記事で紹介してきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
イギリスのスーパー紹介ブログ記事はこちら↓