ドイツの首都「ベルリン(Berlin)」。
年間約1300万人の観光客が訪れる人気観光地でもあり、東西分断、冷戦時代の歴史を色濃く残す街です。そんなベルリンへ旅行してきました!
観光名所・見どころ・おすすめビアホール(ブラウハウス)・ホテルなど…写真と共に紹介します!
前回のその①記事では、ベルリンの壁、【世界遺産】ブランデンブルグ門などを紹介しました。
Youtube動画でも紹介しています。よろしければ、ご視聴・高評価・チャンネル登録等、お願いいたします!
観光名所・見どころ紹介
前回に引き続きベルリンの、観光名所・見どころの一部を紹介します。
ポツダム広場
かつてベルリンの交通の要所として栄えた歴史的広場「ポツダム広場(独:Potsdamer Platz)」。
東西分断時代には、こ地らの場所もベルリンの壁で分断されていました。ベルリンの壁の崩壊後には再開発が行われ、統一ドイツの象徴と言われています。
現在はソニーセンターをはじめとする近代的なビルが立ち並びます。周辺には、ホテルやショップ、レストランやカフェなどが多く、人々が集まる賑やかな場所です。
訪れたタイミングではクリスマスマーケットが開催されていました。
ソリ滑りのゲレンデも設置されており、なかなかに大きい規模のクリスマスマーケットです。
ポツダム広場近くにあるソニーセンターは、商業施設や住宅を含む複合施設です。
ソニーのヨーロッパ拠点として2000年に完成しました。2008年に、ソニーはソニーセンターを運営する子会社「ソニーベルリン」全株式を、モルガン・スタンレーが運営する不動産ファンドや欧米の不動産会社などに売却しました。
2000年から2月にベルリン国際映画祭が開かれる会場となっており、敷地内には3つの映画館と1つの映画学校があります。
ソニーセンター内にある、こちらのビアホール兼レストラン(ブラウハウス)に行ってきました。ビールも料理も美味しく、大変満足でした(^^♪
【信号機のキャラクター】アンペルマンショップ
ドイツ生まれの信号機キャラクター「アンペルマン(独: Ampelmännchen, Ampelman)」。
旧東ドイツの歩行者信号機で使われていた人の形のマークの名前です。東ドイツの交通心理学者カール・ペグラウがデザインしました。
冷戦後、ドイツの東西が統一され、ドイツの信号機は西ドイツで使用されていたものに置き換えられる予定でしたが、その可愛らしいデザインから撤去を免れることに。
現在は、ベルリン州の正式制定歩行者信号機として使用されています。
ベルリンには、そんなアンペルマンのグッズを販売しているアンペルマンショップがいくつかあります。
ステッカーやポストカード、マグカップなどの600種以上のグッズが販売されているそう。ベルリンや旧東ドイツ各地のお土産として人気です。
今回はベルリン中央駅にあるショップへ行ってきました。旅の帰り際に立ち寄りやすいです。
クラッチバッグ、リュックサックなどの大きな商品から
マグカップ、グラス、鍋敷き、コースターなどの小さめの商品まで、幅広い品ぞろえです。
アンペルマン型のスポンジ。可愛いから私はもったいなくて使えないです(;’∀’)
タオル
石けん
キーホルダーや帽子、手袋
アンペルマンの形をしたグミ。なんとこちらは、ドイツのグミで有名な「HARIBO」が製造しているそうです。
チェリー味と車葉草(ハーブ)味の2種が入ってます。車葉草(woodruff)というハーブは、ドイツではリキュール・ジュース・アイスクリーム・ケーキなど食料品の風味付けによく使われるそうです。
ハリボー (HARIBO) は1922年創業の世界で初めてグミを開発したドイツの製菓会社。
1日あたり1億個以上のグミを生産しており、世界一グミの売上・販売数量を誇るそうです!
ちなみに以前の記事、「HARIBO(ハリボー)を買いすぎたので紹介します」では、35種類超のハリボーグミを紹介しています。
美味しいものもあれば、日本人には馴染みの無いリコリス味(衝撃的な味でした…)など。
ドイツお土産にハリボーを購入予定の方!ぜひこちらの記事をご参考に!
世界各国の信号機の紹介。日本の信号機も紹介されています。
子供向け商品も。ふかふかタオル地のよだれかけが可愛いですね(*’▽’)
ベルリン大聖堂
ひときわ目を引くターコイズ色のドームが印象的な「ベルリン大聖堂(独:Berliner Dom)」。
シュプレー川沿いにある、世界遺産である博物館島( ムゼウムスインゼル )の一角にそびえ立つネオバロック様式のルーテル教会の大聖堂です。もともとは教会がありましたが、1905年に聖堂として建て替えられたもの。
ドームの高さは約114m、270段の階段があります。ドーム内も、ステンドグラスやモザイク画などがあり美しい造りになっています。
入場料は10ユーロ。見学時間は約45分と決められています。
プロイセン王家(ホーエンツォレルン王家)の納骨堂があり、フリードリヒ1世をはじめ、プロイセン王や王族など、ドイツの歴史に関わる数多くの著名人が眠る場所です。
【世界遺産】ムゼウムスインゼル、博物館島
世界遺産に登録されている、博物館・美術館が集まる島「ムゼウムスインゼル / 博物館島(Museumsinsel)」。
1841年に、フリードリヒ・ヴィルヘルム4世がこちらの中州一帯を『芸術と科学』に関する地域としたことが発端です。
シュプレー川に浮かぶ中州に、旧博物館、旧国立美術館、ボーデ美術館、ベルガモン美術館などの博物館・美術館が集まっています。
古代バビロニアのイシュタール門や、古代エジプトの王妃ネフェルティティの胸像など、世界有数のコレクションを鑑賞できます。
観光には、全ての博物館・美術館の入場チケットが含まれる”ミュージアムパス”がおすすめです。
旧国立美術館。古典主義、ロマン主義などの絵画を収蔵しています。
正面には、フリードリヒ・ヴィルヘルム4世騎馬像。
旧博物館。アンティーク・コレクションを収蔵しています。
旧博物館の柱廊は、アテネの古代建築をモデルとしているそうです。
ペルガモン博物館。古代ローマとギリシャの美術コレクション、バビロニアアンティークなどを収蔵しています。
ボーデ博物館。彫刻とビザンチン時代のアートを所蔵しています。
ジェームズ・サイモン・ギャラリー。
ドイツ歴史博物館。
博物館島の周辺にも、数多くの博物館・美術館があります。
赤の市庁舎
ネオルネッサンス様式の赤レンガ造りの建物「赤の市庁舎(独:Rotes Rathaus)」。
アレクサンダー広場やテレビ塔の近くにあるベルリン市庁舎は、1869年に建設されたもの。大戦で破壊されてしまいましたが、1956年には元通りに修復・再建されました。
74mもの高さの中央の塔が特徴的です。こちらの高い塔は時計塔になっていますね。東西分断の冷戦時代は、こちらは東ドイツ側にあったため東ベルリン市庁舎として使用されていました。
”赤い”のは社会主義だからかな?と思っていたのですが、どうやらそういうことではなく、ルネッサンス様式で建てられたからだそうです。
そして、現在も市庁舎として機能しています。大きなホールもあり、展覧会やイベント会場としても使用されているとか。
入場料は無く、予約なしで無料で内部を見学することができます。
クリスマスマーケット
世界中から観光客が押し寄せるドイツ・ベルリンのクリスマスマーケット。
クリスマスの時期は、ドイツの各地でクリスマスマーケット(ドイツ語で”Weihnachtsmarkt”)が開催されます。
ベルリンの多くのクリスマスマーケットは、11月21日から開催され、長いもので翌年の1月8日まで開催されます。お昼すぎから夜の22時ごろまで営業しており、1日で何カ所も巡ることも可能です。
シャルロッテンブルク宮殿、ジャンダルメン広場、赤の市庁舎(ベルリン市庁舎)前など、ベルリン内のクリスマスマーケットをまわってきました。
おすすめの食べ物、各マーケットの特徴、場所、地図、開催期間、注意点など、以下の記事で紹介しています↓
YouTube動画でも紹介していますので、よろしければご視聴・チャンネル登録をお願いいたします(*’▽’)
ジャンダルメン広場
ドイツで最も美しい広場と言われる「ジャンダルメン広場(独:Gendarmenmarkt)」
ドイツ大聖堂とフランス大聖堂、コンツェルトハウスに囲まれたこちらの広場は、1688年に作られ、以来「ドイツで一番、いやヨーロッパで一番美しい」とも言われています。
名前の由来は、かつて「憲兵(ドイツ語でジャンダルム)」が使用していたことから。
夏のシーズンは広場で野外コンサート、冬のクリスマスのシーズンはクリスマスマーケットが開催され、1年を通してなにかとイベントが開催されている場所です。
ライトアップされたドイツ大聖堂とフランス大聖堂、コンサートハウスといった美しい建物に囲まれた、ロマンチックなクリスマスマーケット。
2022年は、ジャンダルメン広場は再開発工事中のため、ジャンダルメンマルクトから歩いて5分ほどのところにある「ベーベル広場 (Bebelplatz)」での開催となりました。
広場の周りにはベルリン国立歌劇場、フンボルト大学の重厚な建物が見えます。このベーベル広場は、1933年にナチスによる焚書(非ドイツ的とされた本を燃やす)があった広場としても知られています。
2024年まで、このベーベル広場へ会場を変更して開催されるそうです。会場は変更となりましたが、クリスマスマーケットの魅力的な雰囲気は変わらずとのこと。
シャルロッテンブルク宮殿
プロイセン王国の宮殿「シャルロッテンブルク宮殿(独:Schloss Charlottenburg)」。
17世紀に、初代プロイセン国王のフリードリヒ1世が、妻ゾフィー・シャルロッテのために建てた夏の離宮です。愛する王妃のために建てられた宮殿で「ベルリンで最も美しい宮殿」と言われています。
ヴェルサイユ宮殿を真似て造られたものなのだそうです。
フランスのヴェルサイユ宮殿の写真はこちら↓
バロック様式だけでなく、バロック様式やロココ様式などの様々な建築様式が加えられています。これは、後の歴代の王が改装や拡張をしたためによるもの。
宮殿内部にはシャンデリアや陶磁器など、外観だけでなく内部も見ごたえがあります。入場チケット料金は、19ユーロ。
訪れた時期はちょうどクリスマスマーケットが開催されていました。宮殿にはプロジェクションマッピングが施されています。
屋台の数は100軒超!たくさんの屋台があるからといってテキトーな屋台はなく、出店者の選別がされているそうです。
安っぽいおもちゃやドイツのクリスマスマーケットに関係ないフード類を売る屋台はありません。
ユダヤ人記念碑 / ホロコースト記念碑
記念碑であり、巨大なパブリック・アートでもある「ユダヤ人記念碑 / ホロコースト記念碑(Denkmal für die ermordeten Juden Europas)」。
正式名称は「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」です。
恐ろしいホロコースト(ユダヤ人に対する国ぐるみの組織的な迫害および虐殺)の悲劇について学び、犠牲者を追悼するために作られました。
およそサッカー場2面分の敷地に、高さ・大きさが不規則な2,710基のコンクリート製の石碑が迷路のように配置されています。
記念碑の地下には展示室・博物館を備えています。
石碑が林立している様は、墓石、墓標棺桶のような印象を。石碑が整列している様は、軍人墓地のような印象を。
不規則さのせいか、見た人に少し怖い印象を与えます。
悲惨なホロコースト(ユダヤ人に対する国ぐるみの組織的な迫害および虐殺)の歴史は、ドイツにとっては忌まわしく思い出したくない過去です。しかし、その歴史をしっかりと直視し、忘れずに語り継ぐという意思表示をしている記念碑のように見えます。
夜も訪れてみました。
周辺に建つ近代的なビルとのコントラスト。戦争により破壊しつくされたベルリンの街も、今では近代的なビルが立ち並び、近代国家として歩んでいることを考えると、胸が打たれますね。
食べ物・レストラン・ホテル
記事その①とその②では、ドイツ・ベルリンの観光名所を紹介しました。
次回のその③記事では、食べ物・レストランを紹介します!!
- ビール通におすすめ!ビアホール(ブラウハウス)巡り
- ベルリン最古のバウムクーヘン専門店
- クリスマスマーケットの食べ物飲み物
- B級グルメカレーブルスト
その④記事では、「ホテル・旅費・街ブラ」を紹介します。
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