妻ゆーこです。
夫の英国駐在に帯同し、現在夫婦2人で英国暮らしを送っています。
駐在パワーにより、世帯年収は日本で共働きしていた頃よりも増えました。
ですが、「イギリスって物価が高いだろうし、結局帰国する頃にはたいして貯蓄できてないんじゃないのー?」と、渡英前は心配していました(*_*;
今回は、毎日の食事にかかる食費について記事にしてみました。仕事や留学等で渡英予定で、”食費”が気になっている方の参考になれば幸いです。
イギリスの消費税
日本の消費税に相当する付加価値税(VAT)という税がイギリスにはあります。
付加価値税(VAT)の税率は3種類あり、税率および該当する品目は次のとおりです。
区分 | 税率 | 適用品目 |
標準税率 | 20% | ほとんどの商品やサービス |
軽減税率 | 5% | 家庭用燃料、電力、チャイルドシート、避妊用品など |
ゼロ税率 | 0% | 食料品(一部除く)、子供服、水道水、新聞、医薬品、居住用建物など |
標準税率20%…たしかに日本の消費税より高いです(*_*;
外食費は高い
ロンドンの豚骨ラーメン屋さんの、ラーメン一杯の価格は1,600~2,500円くらいです。
写真はロンドン市内にある「金田家」さんのラーメン一杯11£(1£=150円で計算すると1650円)
餃子は6£(900円)
ラーメン&餃子セットを食べると、2,500円はかかります。
実際にはさらにServise Charge12.5%がかかり、合計金額はもう少し高くなります…
詳細はこちらの記事に↓
「丸亀製麵」もロンドンに店舗があります。
「Kake(かけうどん)」4.45£(約700円)
「かき揚げ」2.45£(約360円)、「Squid Tempura(いか天)」1.95£(約300円)
日本に比べるとどうしても高くつきますが、ロンドンということを考えるとかなり頑張っているお値段設定なのかもなぁと(*_*;
詳細はこちらの記事に↓
その他には、イタリアンレストランでの食事代は2人で、一通り食べて飲んで30,000円。そして値段が高いわりにとても美味しいというわけでもない…(*_*;
外食には付加価値税(VAT)がかかるため、外食は日本と比較すると高いです!
このようにレストランでの食事は標準税率20%がかかりますが、店内で食べないで持ち帰るもの(テイクアウト)は、食料品の販売としてゼロ税率の対象になります。
ただし、すぐに食べることができる温かい状態でテイクアウトする場合は標準税率20%がかかるそうです。うーん複雑…
自炊は安い
スーパーで買う食料品はゼロ税率です。つまり自炊すると食費は安くなる!
具体的に食料品の値段を見ていきましょう。
パスタ麺
500g、30p(約45円)
じゃがいも
2.5㎏で99p(約150円)
にんじん
1㎏で40p(約60円)!9月が旬だからなのか、値段からは考えられないほど甘い!
玉ねぎ
1㎏、55p(約83円)
桃
フルーツも安いです。日本では高級フルーツのモモですが、イギリスのスーパーでは5、6つ入って1ポンド(約160円)です。
イギリスの日本人駐在員の間でも人気のある、こちらの平たい桃「バントウ(蟠桃)」(ドーナッツ・ピーチ(Donut peach)、フラットピーチ、サターン・ピーチ(Saturn peach)とも呼ばれます)。
日本では10倍ほどのお値段するので、ぜひ在英中にお試しください!!
詳細はこちらの記事にて紹介しています。
牛乳
6パイント(3.4リットル)で1.6£(約240円)。1リットルあたり70円くらい。
日本では1リットルの牛乳パックが160円くらいでしょうか。
牛乳大好きなので、日本の半分以下の値段でごくごく飲めるのはかなり嬉しいです!
チーズ
成城石井で1,000円以上で売られているこちらのチーズ。
英国では2£(約300円)です。日本ではたま~にご褒美として購入していたチーズが、英国では安い&さっと用意できるおつまみに…!
これでワインのおつまみには困りません(歓喜)
バター
250gで1.49£(約223円)
日本の相場が200gで430円とのことなので、半額以下。
ベーコン
300gで1.3£(約195円)なので、65円/100g。日本での相場は173円/100gです。
ケチな私にとってベーコンは高級品だったので、ウインナーやハムを代用品として使っていました。
が、英国に来てからは気にせず使える幸せ…(^^♪
その他の食料品については、別途以下記事に↓↓
節約自炊レシピ
いくつかご紹介します。毎月、自炊と買ったものについて記事を書いていますので、よろしければご覧ください(^^)/
バーニャカウダ
野菜が安いため、おしゃれな料理な上に節約料理になってしまうバーニャカウダ。一食一人当たりの材料費は100円ぐらいでしょうか…
野菜だけでお腹いっぱいになるため、糖質制限中の人にもおすすめです。
じゃがいも100gあたりの炭水化物は17.3g。ご飯100gの炭水化物は36gなので、白米よりは炭水化物の量は少ないです。
じゃがいも料理
イギリスはじゃがいもが安いです。
たっぷり2.5㎏で99p(約150円)
そして、ジャガイモ100gあたりの糖質は17g。ご飯は36g、パンは46g。
ご飯・パン・麺といった主食類の中でも、比較的糖質が少なく、嬉しいことに腹持ちも良いです!意外と、ご飯やパンよりは太りにくい食材だったんですね(;’∀’)
じゃがいものガレットしたり、(チーズの種類を変えていくと味変になって飽きにくい)
「じゃがいものガトーインビジブルサレ」なんてオシャレな料理も安く作れちゃいます。
イギリスの部屋はだいたいビルトインのオーブンがついていますので、オーブン料理の幅が広がります。
じゃがいも料理はこちらの記事で紹介しています↓
ラムチョップと焼きラタトゥイユ
切った野菜を敷き詰めて、その上にラム肉を乗せて、オーブンで焼くだけ。簡単調理でおしゃれなオーブン料理です。
材料はこちら。どれもイギリスのスーパーで安く手に入る野菜たちです。
”wonky”(形が悪いために通常より安い商品)のズッキーニは、大きいものが4本ほど入って1.7ポンドほどでした。
ハーブはタイムを使います。たっぷり20g入って99pです。
イギリスのラム肉は、臭みが無く柔らかくてとっても美味しいですよね(^^♪
写真のように、たまにブロック肉が安く売ってることがあります。まとめて購入して、食べきれない分は冷凍しています。
一口サイズに切った野菜をオーブン皿に入れて、塩とオリーブオイルをかけて混ぜます。
ニンニクは皮がついたまま入れてOKです。焼きあがったらペースト状になったニンニクを、肉・野菜につけて食べます。
野菜の上に、塩・すりつぶしたニンニク・黒コショウを塗ったラム肉を並べます。
上にタイムを乗せて、210℃のオーブンで25分ほど焼きます。焼きあがったら、最後にバルサミコ酢をかけて完成です。
塩コショウ・オリーブオイル・バルサミコ酢・タイムと、シンプルな味付けながら、とっても美味しいオーブン料理です!
日本で買うよりも、イギリスのスーパーで買うラム肉の方が、安い上に美味しく満足度が高いです♪イギリスは、ラム肉やレバーといったクセがある肉類が臭みが少なく、牛乳に浸したりという下処理無しでも美味しく食べられてびっくりします。
在英中に、存分にラム肉を楽しみたいと思います(^^♪
鶏肉とブドウのロースト
我々夫婦の住む、イギリスでは比較的安い賃貸の部屋でも、立派な大容量オーブンがビルトインで付いています。
せっかくオーブンがあるので、オーブン料理のレパートリーが増えます。
下味をつけて、あとはオーブンに放り込んで待つだけ。日本食を作るより、手間がかからず簡単です!
鶏肉・じゃがいも・ニンジン・玉ねぎを、オリーブオイル・醬油・ニンニクで炒めて、白ワインで蒸し焼きに。
その後、耐熱容器に移して、ブドウとローズマリーを入れてオーブンで焼き上げて完成です。
鶏モモ肉は2キロで1.99£(300円くらい)、ブドウは400gで1.2£(180円くらい)。
フルーツが比較的安く、ローストしたりフルーツソースにするなど、お料理に使ったりしています。
「Wonky」と表記されている商品は、形が悪いために正規品より安く買うことができます!
味はなんの問題もありません。ローストしたり、フルーツソースにするなら、すこし形が悪くても問題ありません。
お料理に使う時は、「Wonky」商品を買うようにしています。(*’▽’)